環境建設科ニュース
建設科の日常 1年工業技術基礎「セオドライトの据付・測角」
1年生の工業技術基礎で、現在「セオドライトの据付・測角」を行なっています。
測量には距離・角度・高さ(高低)の3要素が重要だと言われています。
セオドライはその中の「角度」を測る器械になっています。
1年生では、セオドライトの据付(測定するための準備)および、角度の測定をしています。
測量では、通常で使う度(°)をさらに細かくした、分(′)秒(")まで読み取ります。
分(')秒(")は1°=60'、さらに1'=60"そのため、1°を3600当分した値まで求め専門性を高めます。
セオドライト
据付の様子
測角の様子
講義の様子
「環境建設科」第5回学校説明会ご来場ありがとうございました!
環境建設科では、鉄筋組み立て実習を体験してもらいました。
建設構造物には鉄筋コンクリート造のものが多く、様々なものに使われています。橋や中学生の皆さんが通う学校の校舎、一軒家の駐車場など使用されている箇所は多岐にわたります。
課題研究で国家技能検定3級「鉄筋施工」の取得に挑戦している3年生が、中学生に手取り足取り指導し、全員で鉄筋を組み立てました。
ご来場くださった中学生・保護者の皆さまありがとうございました。
建設科の日常 2年工業技術基礎「枠組足場」
2年生の工業技術基礎で、現在「枠組み足場」を行なっています。
6〜5名で1グループになり、枠組み足場の組み立て方、解体の仕方を学びます。
マイスター来校「鉄筋施工」
実際の現場で働くプロの方をお招きして、実技指導を行なってもらいました。
いつもとは違う緊張感の中で、生徒全員がレベルアップしました。
11月下旬にもお越しくださるので、それまでにさらなる技術の向上をはかりたいと思います。
国家技能検定3級「鉄筋施工」実技練習
3年生の課題研究では後期の技能検定試験で「鉄筋施工」の技能士取得を目指して日々練習しています。
鉄筋組み立て作業では大きく分けて、ベース筋・柱筋・梁筋の3つに分かれており、全体を1時間30分を目安に組み立てていきます。
前期に受験した「とび」では受験者全員が合格したので後期試験の「鉄筋施工」でも受験者全員合格を目指したいと思います。
ベース筋
柱筋
梁筋
完成
国家技能検定3級「型枠施工」実技練習
環境建設科で希望した生徒は放課後を利用して資格を取得できます。
技能検定は前期・後期試験とあり、型枠施工は後期の試験になります。
本年度は5名の生徒が受験予定で、全員で合格を目指して頑張っています。
9月から釘の打ち方、木材の切り方から始まり、現在は実技課題を組み上げ、技術の研鑽を行っています。
国家技能検定3級「とび」合格!
令和5年度は3年生10名、2年生1名が受験し、見事11名全員が合格しました。
3年生は課題研究の授業内で経験を積み、2年生は放課後の時間を中心に技術を磨いて行きました。
3年生は後期の試験の向けて現在、鉄筋組立を習得中です。
2年生は来年度とび2級にチャレンジする予定です。実技の成績がよければ、技能五輪全国大会も夢ではありません。頑張ってもらいたいです。
※写真は3年生10名のものです
環境建設科3年生【アスファルト舗装実習】
6月10日、中原建設さんのご指導により、3年生において「アスファルト舗装実習」が実施されました。転圧機を用いた舗装体験や、コアー採取などの品質管理を学びました。最後の質疑応答では、7グループに分かれ、いずみ高校卒業生が入る形式で行われました。生徒の感想の中に、「実際にアスファルト舗装を体験し、現場監督の仕事に興味を持った。」というものがありました。
環境建設科2年生【校外測量実習】
5月23日、荒川総合運動公園周辺の河川敷において、「水準測量」の校外実習を行いました。「レベル」という測量器械で高さを測定し、土地の起伏を測量しました。校内では起伏が小さいため、本格的な測量を実施できないので、校外へ出て行っています。測量した結果から「縦断面図」を作成し、土地の起伏を確認します。建設科では、将来の技術者に必要な測量技術を、校内外で実習を行っています。
環境建設科 学科紹介③
環境建設科では建設に関する内容を講義や実験・実習を交えて勉強しています。
今回は、3年次に行う「課題研究」を少しだけ紹介します。
課題研究は、生徒が自分の興味関心や進路を考え、大きく五つあるテーマの中から選択をし、
1年間を通してテーマ内の課題に取り組んでいきます。
ここ数年は、「土質」「水理水質」「コンクリート」「測量」「とび鉄筋施工」の5テーマを実施しています。
「土質」
土の成分や性質を詳しく調べることにより、建設工事をするときの土台として大丈夫なのか?または
どの程度の補強が必要なのか?地震による液状化の心配は?・・・など設計や、工事の計画を立てるのに役立てる。
ふるいで水洗いして粒度をそろえる。 土の密度試験 液性限界試験 突き固めによる締固め試験
「水理水質」
河川構造物等の治水・利水に関する工事の計画・施工に役立てる。
また学校近くの河川や実験排水などの水質(環境)調査を行い、環境の維持または改善するための方法を検討調査する。
鴻沼川で水を採取 鴻沼川の水質検査 簡易浄化装置 三角堰の流量測定試験
「コンクリート」
多くの構造物はコンクリートでできており、材料の配合によりコンクリートの強さや仕上がりなども変わるため
いろいろな配合を試したり、環境に考慮しリサイクル骨材を使いコンクリート平板を作成しインターロッキングや
校内の修繕に利用したり、古紙の使用で自然への影響の少ないコンクリート製植木鉢なども作成した。
コンクリートを砕いて再利用 コンクリート平板作成 平板を並べてスロープつくり 古紙を使用した植木鉢
「測量」
測量とは土地の位置(緯度・経度)や高さ(標高)などを正確に測ることです。この測量技術向上のため
「全国高校生ものづくりコンテスト測量部門」埼玉県大会(関東大会)へ出場したり、近隣の中学校へ伺い
実際の工事と同じように国土地理院のデータを基準に中学校の敷地を測量し、敷地図の作成・寄贈を行っている。
ものづくりコンテスト練習風景 コンテスト埼玉県大会本番 国土地理院の基準点を確認 間宮中学校内の細部測量
「とび鉄筋施工」
建設工事ではとびによる足場の敷設や鉄筋コンクリートの骨組みにあたる鉄筋組立は必要になってくる。
そこで「技能検定合格」を合言葉に埼玉県学校支援事業「次代を担う産業人材イノベーション事業」とコラボし
プロを講師に招き足場(仮説構造物)の組立・解体や鉄筋組立のスピードと正確さなど技術の向上を目指している。
また2年生の時から放課後等を利用し指導を受けることで3年生の秋に開催される全国技能五輪埼玉県代表に選ばれるほど上達する生徒もいます。
とび(登り桟橋) 技能五輪全国大会(二階建小屋組) 鉄筋施工(柱及び梁) 鉄筋施工(完成)