生物サイエンス科ニュース
【生物サイエンス科】授業内容の紹介②
生物サイエンス科では、生命・自然環境・環境問題を学んでいます。
前回の記事で、自然の仕組みについて『マクロの視点』で学びます、とご紹介しました。
今回は『ミクロの視点』から学ぶ生物科学の授業をご紹介します。
生物科学では、2年次には植物の体の構造や代謝について学び、顕微鏡観察や酵素の性質やそれを活用した実験を行います。3年次には光合成色素についてや動物の体の構造や発生について学び、観察・実験を行います。
生徒は2年間を通じて、生命現象の本質を学んでいきます。
今回、3年生の実験の様子をご紹介します。
生徒たちは4月から光合成色素について学び、クロマトグラフィーや分光光度計を用いての実験を行ってきました。
今回は色素の関連として、pHによる植物色素の性質変化実験を行いました。
強酸性~中性~強アルカリ性の範囲の試薬を入れた試験管を5本用意し、植物色素抽出液を加えます。
手元のビーカーの抽出液と、試験管で反応させた色が違うことが分かるでしょうか。
今回の実験では、pHによる色の変化に驚いたり、楽しんだりする生徒たちの様子が印象的でした。
【生物サイエンス科】授業内容の紹介①
生物サイエンス科では、生命・自然環境・環境問題を学んでいます。
生態学基礎や埼玉の環境という授業では、生物の観察や調査などの実習を行いながら、「自然の仕組み」について『マクロの視点』で学んでいきます。
2年生の必修科目で学習する生態学は、自然を生物と環境の関わりの面から学ぶ学問です。
1学期は、生態系についての学習や、校内に生えている雑草や花木について来歴や特徴などの学習、実物のスケッチの実習を行います。
今回はニワゼキショウについて学びました。
ニワゼキショウ(庭石菖)学名: Sisyrinchium rosulatum
アヤメ科ニワゼキショウ属 一年草
直径5mmから6mm程度の小さな花で、花色は白のものと赤紫のものがあります。
生徒は、班ごとにニワゼキショウを探しにいき、採取してきます。
採取してきたら、葉の形や付き方、花の仕組みなど、よく観察します。ルーペを使って細部まで見て、スケッチします。
生徒たちは時間いっぱいまで真剣にスケッチに取り組んでいました。
(別日のスケッチの様子です。この日はカラスノエンドウなどの雑草9種類の学習でした。)
激辛!!ねずみ大根!(生物サイエンス科)
生物サイエンス科の2年生「総合実習」で栽培した「ねずみ大根」を収穫しました!
このダイコンは大根おろしに最適で、わさびにも勝る辛さです!
どんな形か、どんな味か楽しみ!
形はまさに「ねずみ」を思わせます!
ちなみに大きさはなんと手のひらサイズ!ねずみの大きさ!
担当の先生のイキなはからいで収穫直後のダイコンをおろしで味見!激辛!そして感激の味!!1人1本ずつ持ち帰りました!!
いずみ高校では、ほかにも煮物用の「おふくろ」(1年・生物系)や「練馬沢あん」(3年・生物資源化学科)などが栽培されています。
コミックマンガ「鬼平犯科帳(池波正太郎原案、さいとうたかを画)」にも主人公の長谷川平蔵がこのねずみ大根を信濃国(長野県)でそばのつゆに合わせて食して、辛さに驚くシーンがあります。酵素「アミラーゼ」を痛感したダイコンでした!!
第5回学校説明会お待ちしてます!(生物サイエンス科)
明日、11月9日(土)に第5回学校説明会が開催されます。
午前の講座3コマのうちの1つでは「生物サイエンス スズメバチの生態と昆虫標本づくり」を行ないます!
お手伝いのスタッフ(生物サイエンス科2年生)も張り切っています!
お土産付きです!
※申し込み制なので、当日いきなりの参加はできません。このページを見て、興味を持った中学生は11月29日(金)夕方予定のナイトキャンパスにホームページから申し込みをしてください。
秋の七草ガーデン(生物サイエンス科)
2年生生物サイエンス科の授業「総合実習」では、草花「秋の七草」を栽培しています。
秋の七草は、食用の「春の七草」と違い、万葉集でも詠まれている観賞用のお花たちです!
ナデシコ(カワラナデシコ)
キキョウ
ススキ
他にも、オミナエシ、ヤマハギがあり七草のうち5つがわれらのガーデンにあります。
ちなみに覚え方は、「お好きな服は?」
オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギの七草です!
一度、見に来てください!
場所は本校グラウンド南側のビジネスホテル隣です!
卒業生の言葉(生物サイエンス科)
3月8日(金)に第23期生が卒業式の日を迎えました。
いよいよ来週より新しい進学先、就職先へと旅立ちます!
生物サイエンス科3年2組に「卒業生の言葉」を記入してもらいました。
代表して4名の言葉を掲載したいと思います!
(Aさん)
生物サイエンス科で学んだことは、常に疑問を持つことです。
テストのために必要なことを暗記するのも大切なことだけど、どうしてそうなるのかを考えたり、観察をする中で、自然や生き物に備わる機能の意味について考えるようになりました。
授業でいつも「あなたたちは不思議に思わないの?」と疑問をたくさん投げかけられることで、疑問に思うことは変じゃないし、知識にするための過程なんだって分かるようになりました。
課題がたくさん出て、ダメ出しもたくさんされたけれど、生サでの学校生活が一番居心地がよくて楽しかったです。
(Bさん)
2年間、何かするたびに「正確さ」や「慎重さ」を求められたのでためになりました。
中学校までは、簡単な実験ばかりで「なんとなく」やっていても成功したけれど、サイエンスの実験では、意味を分かっていないとダメだったり、協力が必要であったりと、責任感や緊張感を持って実験をしたことで、実験の基礎が必然的に身についたと思います。
(Cさん)
人間が環境に対して何をしてきたのかを広い視野で学ぶことができたと思います。
人間が発展させてきた科学技術自体にも、良い面と悪い面があるだけでなく、人間にとって良かれと思ったことが、環境にとっては裏目に出ることもあることを知りました。
環境問題はとても複雑で、科学技術だけでは解決ができないし、色々な立場の人たちが考えていることを教わることができたので、良かったです。
生サの授業を通して、色々な角度から物事をみないと本当のことは分からないということを学びました。
(Dさん)
埼玉県やさいたま市には自然がないので、いずみ高校で本当に自然の勉強ができるのかと考えていましたが、生物サイエンスで学ぶことができて結果的には良かったです。
埼玉県には有名になるような自然はないですが、人間の生活と自然が交じり合っている場所で、里山のこととか外来種のこととか、私たちの生活と自然の関わりについて、考えさせられることが多くありました。
授業で言っていたように、自然と人間の生活がぶつかる境界となる地域で、自然保護をどのようにしたらいいのかを大学で学んでみたいと思います。
ご卒業おめでとうございます!
それぞれの道で活躍されることを願っています!
いずみ高校らしいボランティア(三ツ又沼ビオトープ)
3月17日(日)に三ツ又沼ビオトープ(川越市・上尾市・川島町の3市町にまたがる、かつて荒川と入間川が入り組んだ地域)で本校生徒(2年生物サイエンス科・生物資源化学科・環境デザイン科・環境サイエンス科・1年生物系)計18名がボランティア活動に取り組みました!
ボランティアの内容はビオトープ内の外来種であるヒガンバナの駆除(球根ごと抜き取る実習)でした。
「荒川の自然を守る会」のボランティアの方々も10名ほどいらっしゃってビオトープの自然観察と紹介をしてくださいました!
いずみ高校らしいボランティアです!
来年も行う予定です!入学許可候補者の皆さんもぜひ!参加してください!!
野鳥観察・鴨川(生物サイエンス科)
2月1日(木)生物サイエンス科2年生が科目「生態学基礎」でさいたま市が誇る「鴨川」まで徒歩で野鳥観察に出かけました!
だんだん春らしくなってきたものの、まだまだ冬景色。
双眼鏡を覗くとその先には
オオバンの群れ
カルガモやマガモの群れ
カワウの素潜りショーなどが観察できました。
他にもゴイサギ、ハクセキレイなども見つけることができました!
また、「鴨川みずべの里」も見学しました。
この周辺は、いずみ高校の前身の県立与野農工高校の実習水田が1986年まであった場所です!
アブラムシはセミの仲間(生物サイエンス科)
生物サイエンス科2年2組の科目「生態学基礎」でイスノキの虫こぶの中にあるアブラムシ、「ヤノイスアブラムシ」の観察を行いました。
このイスノキの葉についた虫こぶの中にアブラムシがいるのです!
虫こぶをカッターの刃で切るとシャーレの中に小さな小さな昆虫がたくさん出てきました!
モニター画面で映し出されたものを参考に
ルーペに実体顕微鏡にと一心不乱に集中して観察とスケッチをしています!
拡大して観察しているものがこちら!右がおなじみ(?)の幼虫、左の羽のあるものが成虫です。
こうしてみるとアブラムシがセミの仲間(カメムシ目)であることがわかりますね。
昆虫苦手も昆虫好きに!興味をもって真面目に取り組む生物サイエンス科!
三ツ又沼ビオトープ管理実習ボランティア
3月19日(日)に三ツ又沼ビオトープ(上尾市、川越市、川島町の境にある荒川と入間川がかつて合流していた場所)の管理実習ボランティアを本校の1・2年生3学科、2系列の15名が参加しました。NPO法人荒川の自然を守る会の指導のもと、指導者やボランティアの方と一緒に行いました!
一見、自然豊かに見える、この場所も・・・
例えば、このビオトープの象徴となっている沼。水がとても濁っています。
これは沼の水を浄化してくれる水草が外来種のカメにより食べられてしまって、なくなったことによるものです。
今日は、植物の駆除です。そのターゲットは
ショカッサイです。こちらも1つ1つはきれいなのですが、はびこって自生種を駆逐してしまします。
ほかにもヒガンバナを球根から掘り起こす作業を行いました!
今回は、傾斜地での作業です。
みんなもくもくと力強く、外来種の駆除に打ち込んでいました!
ヒガンバナの球根つきです。台風などによって、この地に流れ着き、あっという間に広がっていくそうです。
駆除した外来種は、袋に入れて、3市町が回収していくそうです。
最後に代表から、活動の説明や今後の活動の継続を期待している等のお話をいただきました。
ちなみに、今回の活動では、「汚れても大丈夫な服」という指示連絡をしましたが、各学科の実習服や各学年のジャージなど色とりどりとの服装で参加しました。
今回のカメムシ
ビオトープ管理実習の最中、生物系1年のF君がカメムシを見つけてくれました!
これは、アカスジキンカメムシの幼虫です。人面カメムシの一つと言われています。
よく見ると人の顔に見えますね!
成虫は色も模様もまったく別物になります。気になる人は調べてみてください。
F君ありがとう。