校長's Log
卒業生調査の報告会がありました!
同窓会の「わかくさ会」による卒業生調査を、ものつくり大学の田尻研究室にお願いして、3月23日(木)にその報告会がありました。調査は、今年度中に、いずみ高校1期生から15期生までを対象に行ったもので、その結果を分析してもらいました。
田尻先生にお越しいただき、直接、ご報告をいただきました。
いずみ高校_卒業生調査報告会.pdf
調査をとおして、今後のわかくさ会への支援や本校生徒への就職等への支援など、卒業生から温かいお申し出もいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
今後、いただいた調査結果を基に、卒業生への協力依頼などをさせていただきますが、まずは、ホームカミングなどの本校に足をお運びいただくような機会を増やせればと考えております。
引き続き、本校へのご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
ボードゲームによる学習
学年末のこの時期は、特別時間割で授業を行っています。
本日(17日)は、2学年で、埼玉県版SDGsボードゲーム体験学習、1学年は、ボードゲームによる進路学習が行われました。いずれも、班で話し合うような形式で、ようやくこのような学習もできるようになりました。
●2学年 埼玉県版SDGsボードゲーム体験学習
一般社団法人 未来技術推進協会が埼玉県版ふるさとSDGsボードゲーム作成プロジェクトで作成したもので、ボードゲームをとおして、SDGsの理解増進をするものです。協会から講師をお招きして、クラス単位で行いました。環境教育を推進する本校だけに、生徒も思った以上に面白かったようです。
●1学年 ボードゲームによる進路学習
1学年も、ボードゲームにより職業を知る学習でした。こちらもクラス毎に班で行っていました。案外、知らない職業もたくさんあり、迷いながら、でも楽しそうに取り組んでいました。
卒業証書授与式の式辞を掲載します。
本日、令和5年3月10日(金)10時30分から卒業証書授与式が行われました。
22期生226名が巣立ちました。
参考に式辞を掲載します。
式辞
春の兆しが日に日に強く感じられるようになってきた今日の佳き日、本校PTA会長をはじめ、多くの保護者の皆様にご臨席を賜り、こうして「埼玉県立いずみ高等学校 第五十九回卒業証書授与式」を挙行できますことは、本校関係者にとりましても、大きな喜びでございます。ご臨席を賜りました皆様に、厚く御礼申し上げます。
感染症防止の観点から、今回もすべての在校生の参列を叶えることが出来なかったのは誠に残念ではありますが、在校生のすべてが、温かい気持ちで卒業生を祝福する思いでいることを、この場をお借りして、お伝えさせていただきます。
さて、本校第五十九回卒業となる二百二十六名の卒業生の皆さん、卒業誠におめでとうございます。
皆さんの高校時代を振り返ると、新型コロナウイルス感染症により臨時休校で始まり、学校生活に制限を課せられ、学校行事が中止や延期となるなど、我慢を強いられました。幸い、2年時には体育祭を実施でき、3年時には延期した沖縄への修学旅行にも行くことができました。充実した高校生活であったかというとそうではなかったかもしれませんが、3年時には湧泉祭も実施できたことも思うと、経験できた数少ない学校行事が高校生活の印象として強く残っているのではと推察いたします。
社会全体が大きな転換を求められ対応してきましたが、本校の重点目標の1つである「時を守り、場を清め、礼を尽くす」は、今後も、社会人として働くにあたっては大事な心構えであり、普遍的なものとして、コロナ禍ではあっても大事にしてきました。卒業にあたって、改めて「時を守り、場を清め、礼を尽くす」の言葉をみなさんにお贈りします。
この言葉を、昨年末に行われたサッカーワールドカップカタール2022での日本代表の活躍に照らしてみたいと思います。
サッカーは、相手と接触するときもあります。しかし、ルールに則ったプレーで、相手からもリスペクトされるような日本代表であったと思います。時を守りは、時間のみならず、決まり事などもルールもきちんと守るということが大事で、そうであったからこそ、サポーターや観客が一生懸命に応援ができたと思います。
つぎの場を清めですが、決勝トーナメントのクロアチア戦において、日本は破れてしまいます。しかし、そのときに使われた日本代表の控室であるロッカールームは、使う前よりもきれいに、さらに、そこには折り鶴を添えて感謝のメッセージが置いてあったというエピソードが報じられました。試合を支えた裏方のすべての方にも感謝をしている訳ですが、まわりの人も次もがんばろうという気持ちになれます。きちんと整理整頓された環境であれば、プレーに全力を尽くせるでしょう。社会人であれば、それは不用意な事故に合わないことにつながります。
最後の、礼を尽くすですが、森保監督は、予選リーグのときから、その試合が終わった時にサポーターの方に深々とお辞儀をしていることも報道されました。決勝トーナメントのクロアチア戦で敗れますが、このときもサポーターの方にお辞儀をしています。勝利しても敗れても「礼」を大切にする姿勢が伺えます。サポーターにしても、また次も応援しようという気持ちになるものです。
このように世界の場においても「時を守り、場を清め、礼を尽くす」は通じるものであり、その行動は思っている以上に尊敬もされるものです。1つ1つは些細なことかもしれませんが、みんなが気持ちよく取り組めます。これからも「時を守り、場を清め、礼を尽くす」の実践にみなさんも引き続き取り組むことを期待します。
保護者の皆様におかれましては、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
本校入学時と比べて心身ともに立派に成長した卒業生の皆さんの姿を、職員一同とても頼もしく思っております。そして、この卒業を機に、さらなる大人としての成長を遂げてくれるものと期待しております。お子様の在学中、本校教育活動への格別のご支援とご協力をいただきましたことに、改めて衷心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
結びに、第五十九回卒業生の皆さんが、先行き不透明な社会に向かって果敢にチャレンジして、素晴らしい人生を歩むことを心から祈念申し上げ、式辞といたします。
令和五年三月十日
埼玉県立いずみ高等学校長 小川 剛
課題研究のまとめ
本日(17日)の5・6時間目は、3年生は課題研究の時間です。1年かけて取り組んできた研究のまとめをしていました。(環境サイエンス科は学科内で発表会)
報告書にまとめるもの、発表用のパワーポイントの資料にまとめるもの、みんな真剣に取り組んでいました。
全学科の教員が付きっ切りで指導をしています。
3部屋あるコンピュータ教室は、満杯です。カーテンの色から、3つのコンピュータ教室を、レッドルーム、ブルールーム、グリーンルームと言っています。
課題研究発表会(環境サイエンス科)
本日(17日)、環境サイエンス科では、2時間目から5時間目までの時間を使って、課題研究発表会を実施しました。
3年生が課題研究の時間に、それぞれのテーマで研究したことを発表する機会です。
今回は、環境サイエンス科3年生のみの学科内の成果発表会です。
発表会の進行も生徒が行い、各班の発表は手元の要旨集とパワーポイントによるスライドによるもので、時間制限のある中、発表と質疑応答をこなしていました。
会の冒頭に、私から、自ら考え、工夫して試行錯誤したことが、それぞれの成果である旨お話しました。
2月6日には、全学科で1・2年生向けに課題研究発表会を行います。
3学期が始まりました!
一昨日の始業式から3学期が始まりました。本日(12日)から通常の日課となります。
本日の6時間目はLHRで、それぞれ活動していたので、見て回りました。
3年生は、就職内定者向けには、就職してからの心構えを就職アドバイザーの方からご指導をいただき、進学者向けには基礎学力の点検をしていました。
2年生は、4月から3年生になることを踏まえ、進路についての学年集会を行っていました。
1年生は、各クラスの対応で、席替えをしているクラスもあれば、計算練習の講義をしているクラスもあり、3学期に向けて準備をしていました。
ナイトキャンパスの準備(環境サイエンス科)
12月2日(金)にナイトキャンパスを実施します。
詳細は、こちらをご覧ください。
環境サイエンス科では、ナイトキャンパスで点灯させるLEDの電気をバイオディーゼル燃料で発電して得たものを利用します。夏に環境サイエンス科と農業クラブの生徒でひまわりを育て、その種からバイオディーゼルを作りました。
ナイトキャンパスに向けて環境サイエンス科の3年生がイルミネーションの飾り付けを行っていました。
第2学年 修学旅行 3日目その3
無事に羽田空港に到着しました。
このまま、流れ解散です。20時前後には、自宅に着くと思います。
事故もなく、また、体調不良者も出ず予定どおりの行程を行うことができました。保護者の皆様には、ご心配であったかと推察いたします。ご理解ご協力ありがとうございました。
第2学年 修学旅行 3日目その2
古宇利大橋をバックにクラス写真をとり、国際通りを散策しました。ゆいレールで、那覇空港に集合して、搭乗の待機中です。
3日間とも天候に恵まれ、かえって暑すぎて体調面で心配しましたが、崩すことなく帰れます。
第2学年 修学旅行 3日目
修学旅行も最終日です。
みんな、元気です。
今日は、古宇利大橋と国際通りです。15時50分に那覇空港から羽田空港に向かい、18時10分の到着予定です。
荷物の積み込みも行いました。荷物は自宅宛てに、22日か23日に届く予定とのことです。
担任や副担任の先生は、点呼や健康観察などで忙しいので、私の方で記録写真を撮るようにしています。しかし、今回は写真部が大活躍。
今日も天気は良く暑いですが、関東は寒いようなので、帰ってから体調管理に気を付けなければなりません。
第2学年 修学旅行 2日目その2
2日目は、美ら海水族館の見学と体験学習です。マリン体験、カヌー体験などがあります。
私は、もとぶ元気村の、クルーズ、イルカに触る、キャンドル作りのコースに同行しました。
このコースでは、3つすべて体験します。イルカに触っていますが、お風呂に浮かべたナスを触る感じと同じだとか。
第2学年 修学旅行 2日目
修学旅行2日目です。昨日も天候に恵まれて、暑い日でした。今日も天気はいいようです。
生徒たちもみんな元気です。
朝食は、生物系からです。
2日目の日程は、希望コース別の体験学習です。
第2学年 修学旅行 初日その3
無事にホテルに到着しました。みんな元気です。
3クラスずつに時間差で夕食です。夕食の後半組は、空いている時間に隣のハナサキマルシェというショッピングモールに行くこともできます。先程、生徒のみんなには、沖縄県内で使える4,000円分のクーポンが配布されました。
第2学年 修学旅行 初日その2 追記
予定通り、13時25分に那覇空港に到着しました。
この後、クラス別の見学となります。
追記です。
初日は、2組に同行して、万座毛にいきました。海が綺麗です。
第2学年 修学旅行 初日
沖縄への修学旅行に出発します。
9時に、予定通りに羽田空港に集合しました。
手荷物検査を受けて、搭乗口で待機中です。左の写真は、一昨日の荷物発送の様子です。
いずみ高校同窓生へのアンケート実施とホームカミング実施のご案内
本校同窓会「わかくさ会」のご協力により、第1期生から第15期生向けに、皆様の近況や就業状況などについてアンケートを実施します。アンケートの実施及び分析をものつくり大学にお願いし、すでにお手元にアンケートが届いていると思います。今後の本校での進路指導に役立てたいと考えておりますので、ご協力をいただければと思います。
併せてのご案内です。昨年一昨年と実施できないでいた同窓生をお招きする「ホームカミング」を実施します。平成30年度に初めて第1期生をお招きして「ホームカミング」を実施し、思い出を語ることや母校との絆を深める機会としてきました。しかし新型コロナウイルス感染症拡大により、令和2年度の第3期生向けの「ホームカミング」が実施できないでおりました。上記アンケートの第3期生向けには、ホームカミングのご案内も同封しております。ぜひ、お越しいただければと思います。
日 時:令和4年12月2日(金)17時30分~19時30分
場 所:埼玉県立いずみ高等学校・中庭ほか
(駐車スペースに限りがありますので、可能な限り公共交通機関をご利用ください)
対 象:第3期生
問合せ:048-852-6880(同窓会事務局)
第32回埼玉県産業教育フェアに参加しました!
本日(12日)、産業教育フェアが大宮ソニックシティで行われました。
本校からは、体験講座の「バターづくり」、販売で「野菜販売」を行いました。
野菜販売は、午後1時から隣接している鐘塚公園で行いました。
午前中に野菜を収穫して、洗って、整えるなどの準備を行い、午後に販売という流れでした。
売れ残りがでるのではと心配しましたが、そんなことはなく、販売開始前からお客さんが並びはじめ、その流れですべての野菜が完売となりました。ありがとうございました。
生徒たちにとっては、自分たちで育てた野菜を、自ら出荷し、販売するという貴重な経験ができた有意義な一日であったと思います。中段右の写真は、すべて片し終わったところの写真ですが、みんな達成感のあるいい顔だと思います。
イケア様との連携による課題研究
本校では、今年度にイケア・ジャパン株式会社様と連携した課題研究を行っています。
SDGsやサスティナブルな社会の実現にイケア様も取り組まれており、IKEA新三郷店で生じたコーヒーかすの再利用ができないかということで、本校の生物生産科の課題研究の1つのテーマとして取り組んできます。
本日は、その取り組みの中間発表ということで、イケア様にもお越しいただき、取り組んだ2班の発表を聞いていただきました。
1つ目の班から、「コーヒーかすを使った草花栽培による育成の違いと活用方法 ~KEAとの共同研究~」として取り組み、生育等に大きな違いがないものの、雑草抑制に効果があることなど発表がありました。
2つ目の班は、野菜を用いた「コーヒーかすで完全有機農業」のテーマで、発芽に課題があることなどの発表があり、今後につながりを持たせるものでした。
発表後に、実際に2班が実習した農場も生徒の案内で見学をしていただきました。
お越しいただいたイケア様も、今後に期待をしていました。
発表した2班は、12月ころにIKEA新三郷店にお邪魔する予定です。
温泉水の分析(環境サイエンス科)
環境サイエンス科で、先週の金属イオンの分離実験に続き、今週は温泉水の分析を行っていました。
3年生の環境サイエンス科実習は、午前中の4時間続きです。
草津温泉、伊香保温泉などの4つの温泉の鉄や塩分の分析を行っていました。
実験にあたっては、共洗いもして、精度にも気を遣いながら実験を行っていました。
生徒会役員選挙
11月10日(木)に生徒会役員選挙があります。
今年度は、コロナ渦のところではありますが、3年ぶりに湧泉祭が実施できました。全生徒が湧泉祭を経験したことがないなか、当然、生徒会も経験ないところで試行錯誤しながら湧泉祭を成功させました。
また、中学生向けの本校の学校説明会でも、中学生と保護者を丁寧に案内をするなど、本校の縁の下の力持ちでした。
コロナに負けないように積極的に動いてきた生徒会役員も世代交代です。
本日朝8時前には、立候補者が昇降口前で生徒に投票を訴えていました。また、昇降口には立候補者が告示されています。次の生徒会役員にも期待するところです。
金属イオン分離実験(環境サイエンス科)
本校は、農業と工業の専門高校で、6つの学科があります。実験・実習が多くありますが、
それぞれの学科で特に面白い実験や珍しい実験があるときには、私に声掛けをしてくれます。
「ホップ・ステップ・サイエンス」でおなじみの環境サイエンス科から見に来てと依頼がありました
ので、実験を見てきました。
1・2時間目の2年5組環境サイエンス科の「環境サイエンス科実習」の授業で、金属イオンの分離実験を
行っていました。
この授業では、クラスを半分にして前期後期で化学分野と情報分野のそれぞれを学びます。
バーナーで加熱することがあるなど、気を付けなければならない実験ですが、みんな楽しそうです。
同じく2年5組の3時間目の数学科の授業も見てきました。
三角形の外心・内心・重心についての単元でした。
ジグソー法の前半の展開の手法を用いて、外心、内心、重心の3つのうちの1つについて
理解をして他の生徒に教え、他の2つについては生徒から教えてもらうというグループ学習
を行っていました。
外部講師による講義その2(生物サイエンス科)
本日、2つ目の外部講師による講義がありました。
2年2組の生態学基礎の授業の一環で、来週11月2日に荒川河川敷にある三ツ又沼ビオトープで、保全活動を体験します。その事前の講義に、公益財団法人 日本生態系協会で統括主任研究員である 佐久間 元成 様をお迎えしました。
環境保全というと、人の手を入れないと考えがちですが、三ツ又沼ビオトープではヨシを刈るなど手を加えています。ここの荒川河川敷は、昔は洪水などが頻繁にあり、それで植物などは流され、リセットされるような環境にあったといいます。何も無くなったところで、そこから芽が生えるというサイクルを営んできたので、それと同じようにヨシを刈ることが必要なのだとか。
私は、写真を撮るだけと思っていたのですが、生徒と一緒に話に引き込まれ、最後までお話を聞いてしまいました。
外部講師による講義(環境建設科)
本日、株式会社とだか建設の 千葉 直樹 様に、2年6組(環境建設科)で講義をしていただきました。
千葉様は、2年前に本校環境建設科を卒業して、とだか建設様に就職しました。とだか建設様で、本校近くの道路の舗装改修工事を請け負っており、千葉様はその施行管理を担当しています。その工事の流れなどを詳細にお話いただきました。
道路を車で走っていると、舗装工事をしている場面などに出くわしますが、こんな手順や準備をして工事をしているんだということが改めて理解できました。
大きな仕事だけあって仕事は大変であるが、苦労を分かち合える仲間がいるので仕事は楽しいと言っていたことが印象的で、いい職場に恵まれたと感じました。
今回の舗装工事の発注元であるさいたま市建設局の方にもお越しいただき、ご挨拶もいただきました。(真ん中)
生徒の刺激になればと思っています。
中間考査前の学校の様子
明日(19日)から中間考査です。その前日の学校の様子をご紹介します。
中間考査前日ですが、平常授業です。3・4時間目の3年生の総合実習では、生物資源化学科で食肉加工の実習を行っていました。現役時代は、アンデスハムにお勤めの 金子 毅 様を講師にお迎えして、豚の解体から加工までを学ぶものです。ハム、ベーコン、ソーセージに加工するそうです。
真剣に見入っています。
放課後はというと、あちらこちらでテストの勉強や補習を受けています。
放課後に実験室等を開放しているので、そこで勉強や補習に参加するものや、教室に残って勉強する生徒もいます。
ひまわりの種の収穫
農業クラブと環境サイエンス科で、合同でバイオディーゼルの作成に取り組んでいます。
本日(22日)、ひまわりの種の収穫を行っていました。
種の油からバイオディーゼルを生成します。このため、種から油の多くとれるハイブリットサンフラワーという種類のひまわりを植え、今回の種の収穫となりました。
学科や農業・工業の枠も超えた取組となります。
この後、収穫した種を乾燥させ、搾油するそうです。搾油した油を燃料に、発電機を回し、ナイトキャンパスでのイルミネーションの電気として利用します。
この活動もSDGsの取組の1つです。
生物生産科の実習の様子
お盆も明けて、夏休みも残り僅かとなりました。
まだまだ暑い日が続きますが、そんな中、生物生産科の3年生が課題研究と総合実習のための準備作業をしていました。
左の写真は、枝豆の栽培の様子ですが、莢の実の入りが悪いと生徒は言っていました。この酷暑で育成状況が悪いとニュースで言っていました。
真ん中の写真は、種まきの下準備をしているところです。温室の中はさらに暑いです!
右は、パプリカの手入れをしている様子です。結構大きなパプリカが生っていました。
本校で埼玉県工業教育研究協議会が開催されました!
本日(8日)本校を会場に、埼玉県工業教育研究会主催の埼玉県工業教育研究協議会が3年ぶりに集合の形式で開催されました。
本来であれば、1日がかりで、研究協議、講演会、見学などを行ってきましたが、コロナ渦で、最小限の研究協議のみ半日で行うこととしました。
研究協議では、工業高校5校の取組の発表があり、高校教育指導課 産業教育・キャリア教育担当の高橋秀夫指導主事から指導講評をいただきました。各学校での今後の取組の参考になるのではないかと思います。
終業式の日の学校
本日(20日)は、1学期の終業式です。そうした中、学校ではいろいろなことが行われていましたので、ご紹介します。
最初に、生物生産科の2年生と3年生が朝7時半に集まって、収穫をしていました。
下の写真は、学年カラー青の2年生がスイートコーンを収穫している様子です。
防虫対策はしっかりできているので、虫食いはありません。
写真を見ると、どこの田舎かと思うかもしれませんが、本校に隣接する畑です。真ん中の写真左上に首都高埼玉線の与野ジャンクションの高架が写っています。
学年カラーが緑の3年生は、温室でメロンの収穫をしていました。
担当教員曰く、今年は病気対策は万全にできたとのこと、今後の課題は、大きい玉にすることで、その対策もすでに考えてあるとのことで、また来年が楽しみです。
お昼には、ピロティで生物生産科が育てた野菜を販売していました。
先生、生徒に販売の案内があり、私も購入しました。
また、野菜販売の後には、吹奏楽部がミニコンサートを行っていました。
吹奏楽部では、コロナ渦で演奏会もできないでいたとのこと。こうしてささやかでもコンサートを行うことができうれしいと、部長が涙を浮かべて挨拶していたのも印象的でした。
演奏を聴いて、戻ってくると、バレー部が廊下を雑巾がけしていました。
足腰が鍛えられるでしょう!
軽音楽部のミニライブが行われました。
1学期は、残すところ明日の終業式のみとなりました。
学期末は、先週の包括的性教育の講演を行ったり、本日(19日)は、埼玉県警察本部の非行防止指導班「あおぞら」の方をお招きして、薬物乱用防止教室を行いました。
本日の午後、記念館の方から音楽が聞こえてきましたので、見に行ってきました。
軽音楽部が、記念館でライブを行っていました。今回、1年生は初デビューだそうです。
6月26日(日)の学校の様子
6月26日(日)に、高校生ものづくりコンテスト測量部門埼玉県大会が開催され、私も主催者代表として学校に出勤しましたので、学校の様子をお届けします。
午後に、グランドを見ると、サッカー部が練習試合を行っていました。
また、記念館に行くと、演劇部が公演を行っていました。
「銀幕少年時々少女 ~CINEMA BOYS&GIRLS~」の演題で、午前11時と午後2時の2回の公演のようです。
ものづくりコンテスト 測量部門 埼玉県大会
本日(26日)、本校を会場に、高校生ものづくりコンテスト 測量部門 埼玉県大会 が開催されました。本校から建設科3年生が、3名1チームで3チームが参加しました。
外での測量(写真真ん中)を行いますので、梅雨の時期で天候を心配しましたが、梅雨が明けたかと思われるような真夏日の中で開催することができました。グランドを会場に測量をする「外業」と、それをもとに計算をする「内業」(写真右)があり、その取り組みについて審査します。
新型コロナウイルス感染症のため、午前中の大会実施で、結果は後日発表という形式となっています。
1位は、関東大会に出場できますが、結果はどうなるでしょうか!!
測量の腕を磨いてほしいです。
第3学年 修学旅行 3日目 その2
羽田空港に予定どおり18時に着きました!
みんな元気です!
飛行機を降りたら、そのまま流れ解散です!
旅行中は、コロナ対策や、体験のものによっては、ライフジャケット着用など、安全には注意を払って行いました!
また、3日間とも天候に恵まれ、概ね予定どおり実施でき、よい修学旅行になった思います。
保護者の方には、ご心配ではあったかと思いますが、ご理解ご協力を賜りまして、この場をお借りして御礼申し上げます。
第3学年 修学旅行 3日目
3日目です!
生徒は、みんな元気です!
荷物整理をしてから、午前中は国際通りで班別行動です!
第3学年 修学旅行 2日目 その2
修学旅行の2日目は、午前中に美ら海水族館を見学して、午後はそれぞれの体験別のコースに参加しました。
私は、ホテルの目の前のビーチで行うマリン体験を見ていました。シュノーケルやフィンを付けてのシュノーケリングやカヤック体験を楽しんでいました。
第3学年 修学旅行 2日目
修学旅行、2日目です!
心配された天候は、どうにか雨は降らなさそうです。今日は、体験学習をコース別に行います。
ただ、昨日の夕方の豪雨で、海が濁っています!体験学習にも影響があるかもしれません。
生徒たちは、健康観察を終えて、みんな元気です。
第3学年 修学旅行 1日目
初日、12時半過ぎに、那覇空港に着きました。
予報では、雨でしたが、運よく晴れで、平和資料館やガマで予定どおりに平和学習を行えました。
バスでホテルに向かう途中に豪雨に見舞われましたが、無事にホテルに到着しました!
第3学年 沖縄修学旅行に行ってきます!
今日から、沖縄に2泊3日で修学旅行です!私も、引率責任者として、同行します。
朝、8時に羽田空港に全員が集合しました!
手荷物検査を終えて、搭乗口で待っているところです!それでは、行ってきます!
メロンの受粉
6月1日の朝、3年1組の生物生産科の生徒全員が、早くからメロンの世話をしているとのことで、様子を見てきました。
前の記事にもありますように、ここ連日、朝早くから世話をしているそうです。
もうすでに、卵大くらいのメロンもあれば、まだ受粉をするところもあります。受粉にあたっては、受粉日をメモしたものを巻き付けておきます。また、側枝も取り去り、その後を殺菌するなどの作業も行っていました。
一人5鉢を育てています。みんな、丹念に育てている様子が伺えました。
大きく育つといいです!
体育祭に向けて
今週27日(金)に体育祭を予定しています。
プログラムの中に、応援合戦があり、その練習を中庭で行っていました。
新緑の芝の上で、気温も心地よく、生徒も楽しそうです。
左官実習 ー環境建設科ー
4月19日(火)5・6時間目に3年生の課題研究の授業がありました。5号棟での様子を見に行ったところ、環境建設科で左官の実習を選択した生徒たちの授業を行っていました。
一般社団法人 埼玉県左官業協会の 渡邉 貞夫 会長にもお越しいただき、インストラクターに大下 愛美さんを迎え、ご指導をいただきました。
規定の枠の中の段差のある面にモルタルをコテで塗っていきます。インストラクターの大下さんは、生徒に教えながら何気なくきれいに塗ってみせます。角の処理や面をきれいにするなど、とても難しそうです。生徒はこれから時間をかけて実習をしていきます。
最後には、技能技術検定にもチャレンジするそうです。
写真では小さくて、わかりにくいですが、生徒の目が真剣です。
食堂の食器が新しくなりました
食堂の器やトレーなどの食器が新しくなりました。食堂で味噌ラーメンを食べてきました。380円です。食器が新しくおしゃれなものになったので、味も一段とおいしく感じます。この日の丼ものは、麻婆丼でした。
下記の写真は、お昼時の様子です。
食堂では、一緒にパン類も販売しています。アンパンも購入しました。
パンは、昇降口のところに設置してある自動販売機でも売っています。放課後の部活動の後に、小腹を空かせた生徒がよく購入しています。
朝勉強会、始まっています!
先週の4月11日(月)から、朝勉強会が始まりました。
大勢の1年生が参加してくれて、1号棟の3つの部屋に分かれて、勉強をしていました。
早速、本日(18日)は、7月24日(日)に行われる危険物取扱者試験の願書が配布され、願書の書き方などの指導がありました。この後の朝勉強会では、この危険物取扱者試験に向けての勉強も行っていきます。大半の生徒は乙4類を受験すると思いますが、高校レベルの物理、化学の問題も課せられますので、そんなに簡単に受かるものではありません。先輩たちも頑張って合格を手にしてきていますので、やればできます!
令和4年度 入学式 式辞 を掲載します。
大変遅くなりましたが、4月8日(金)に本校体育館で、入学式を行いました。
その際の校長式辞を掲載します。
式辞
春のうららかな今日の佳き日に、保護者の皆様の御臨席を賜り、「令和四年度 埼玉県立いずみ高等学校 入学式」を挙行できますことは、本校関係者にとりまして、大きな喜びでございます。
ただ今、入学を許可いたしました、いずみ高校第二十四期生、二百四十名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎いたします。
本年度も引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、御臨席について制限をさせていただいておりますが、こうして保護者の皆様と一緒に入学を祝福することができ、教職員一同、心からお慶びを申し上げます。
本校は、与野農工高等学校をその前身とするも、平成十一年に改組され、全国初となる「生物・環境系総合高校」に生まれ変わりました。東京ドームのおよそ一・五倍を誇る校地は、農業技術者の養成機関として、戦前から戦後にかけて、この地に存在した「農民講道館」から譲り受けたものです。「いずみ」という名は、「湧きて流れる泉の丘に」と歌い継がれてきた校歌の一節に由来します。この地が荒川水系の湧水帯に位置しており、かつて豊富な地下水が湧き出る「泉」が数多く点在していました。このことを、ボブ・デュランの「風に吹かれて」の邦訳者として知られる、野上 彰 氏が本校のために作詞したものです。
是非こうした長い本校の歴史と伝統を受け継ぎ、今後のいずみ高校を築き上げていってほしいと思います。そのために、新入生の皆さんに、二つお話しします。
一つ目は、何事にも主体的、積極的に動くことをお願いします。中学校までは、義務教育で、皆さんが同じようにできることを求められ、時には、先生から促されることもあったかもしれません。高校は、義務教育ではなく、皆さんが志望してきてもらっています。本校で勉強したいと望んできてもらっています。このことを忘れずに、何事にも主体的に積極的に動いてください。先生や他の人から指示を待っていたのではだめです。なぜ、主体的、積極的に動くことが大切かというと、これからの社会が、急激に変化をしてく世の中になると言われているからです。現状でよしとしていると、置いて行かれます。常にアンテナを高くし、自分自身が対応できないといけません。大人になると、いつも誰からか指示されるものでもありません。高校生のうちから、自ら動けるようにしてください。
二つ目は、本校での学校生活を有意義なものとするため、学校内での居場所を見つけてください。クラスで友達をつくることもそうですが、クラス内ばかりではありません。普段の勉強はもとより、部活動、朝自習、生徒会、農業クラブなど、みなさんが活動できる場がたくさんあります。何か熱中できることを見つけてみてください。また、きっかけもたくさんあります。中学校までの自分を変えることができます。学校に居場所を見つけること、すなわち、学校に目を向け続けること、学校に気持ちを持ち続けることを意味します。コロナ渦で、感染不安から登校するのが心配になることもあるかと思いますが、学校は感染対策もしていますので、学校に毎日登校することを心がけ、居場所を見つけてみてください。本校での高校生活で、三年後の進路を見出してください。三年後に、進路を実現することで、結果が見えてくると思います。
結びに、皆さんの頑張りを本校の教職員は全力でサポートします。保護者の皆様におかれましては、思春期の難しい年ごろとは存じますが、ぜひ、ご家庭でもお子様とのコミュニケーションを大切にしていただき、基本的生活習慣や家庭学習の御指導などに、格別の御協力をお願い申し上げます。
いずみ高校での高校生活を思い切り楽しみ、三年後にはお子様が心身ともに大きく成長した姿で、いずみ高校を巣立ってくれることを祈念して、式辞といたします。
令和四年四月八日
埼玉県立いずみ高等学校長 小川 剛
第58回卒業証書授与式 式辞 を掲載します。
埼玉県立いずみ高校学校
第五十八回 卒業証書授与式 式辞
春の兆しが日に日に強く感じられるようになってきた今日の佳き日、本校PTA会長 〇〇 〇〇 様をはじめ、多くの保護者の皆様にご臨席を賜り、こうして「埼玉県立いずみ高等学校 第五十八回卒業証書授与式」を挙行できますことは、コロナ禍による様々な困難がある今日の状況を鑑みますと大変ありがたいことだと思っております。
感染症防止の観点から、すべての在校生の参列を叶えることが出来なかったのは誠に残念ではありますが、在校生のすべてが、温かい気持ちで卒業生を祝福する思いでいることを、この場をお借りして、お伝えさせていただきます。
さて、本校第五十八回卒業となる二百三十名の卒業生の皆さん、卒業誠におめでとうございます。
振り返ると皆さんの高校時代の3分の2は、新型コロナウイルス感染症により臨時休業や学校生活に制限を課せられ、学校行事が中止や延期となり、我慢を強いられ、今に至っています。充実した高校生活であったかというとそうではなかった状況でした。
このような状況は、あらかじめ予測できていたことではなく、急に訪れ、ソーシャルディスタンス、三密回避、不要不急の外出制限など、新しい生活様式を求められました。まったく、不意なことで、対応に戸惑ったことだと思います。
このような急激な転換は、この後も日常生活が一変するようなパラダイム転換が別な形で起こることが予測されています。
過去には、ちょうど十一年前の今日の日に、東日本大震災がありました。いまだに避難生活を余儀なくされている方がいらっしゃいます。
現在では、車の会社は脱炭素社会を目指し、2030年までに、電気自動車への切り替えを進めています。
さらに、オックスフォード大学などの研究では、AIの発展により、今後10〜20年の間で約半数の仕事が消える可能性があると言っています。これは終身雇用の形態が崩れることを示唆するものです。
このように、今後の社会は、見通しのつかない、予測不可能な社会へと変化していくと言われています。
このような社会を生き抜くため、このコロナ渦での経験は、我々に適応能力を試しているというように考えれば、ある意味、良い経験になったとも考えられなくはありません。
世界中の人々がコロナ渦の同じ状況に置かれています。まだまだいつ日常に戻るかもわかりませんが、いつまでも嘆いていても、何も始まりません。
前を向いて進むしかありません。
そうしたコロナ渦のところ卒業生の皆さんとは、令和三年度の一年間のお付き合いでしたが、印象に強く残っているのが、昨年十一月の延期に延期して実施できた体育祭です。三年生の皆さんがクラス一丸となって体育祭に臨む姿を後輩たちに見せられたのは、今後も続くコロナ渦での学校生活をどう過ごすべきかを後輩たちに示してくれたものでした。
このように、いざとなると「やるときにはやる」という強い気概を持ちつづけ、社会人となってほしいと思います。
保護者の皆様におかれましては、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
本校入学時と比べて心身ともに立派に成長した卒業生の皆さんの姿を、職員一同とても頼もしく思っております。そして、この卒業を機に、さらなる大人としての成長を遂げてくれるものと期待しております。お子様の在学中、本校教育活動への格別のご支援とご協力をいただきましたことに、改めて衷心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
結びに、第五十八回卒業生の皆さんが、先行き不透明な社会に向かって果敢にチャレンジして、素晴らしい人生を歩むことを心から祈念申し上げ、式辞といたします
令和四年三月十一日
埼玉県立いずみ高等学校長 小川 剛
環境デザイン科 こも巻き実習
本日4日は、立春です。春の気配が感じられるようになるようです。
本校でも春を一足先に感じられる授業がありました。
昨日3日の3・4時間目に、校長室の外あたりから、「キャー、キャー」と悲鳴が聞こえてきました。でも、どうも楽しそうです。見に行ってみると、2年4組の環境デザイン科の生徒たちが、造園技術の授業で、「こも巻き」の実習をしていました。
昨年秋に、藁で作った「こも」をヒマラヤスギに巻いていました。その「こも」の中で越冬していた害虫を駆除するため、「こも」を取り去り、害虫を駆除していました。
「こも」の藁の中や巻いてあったところに毛虫が寄り添っています。それをピンセットでつまんで駆除するのですが、結構毛虫も多くいて、それを見て生徒が「キャー、キャー」言っていました。
合同進路報告会を実施しました。
本日(1/20)5・6時間目に、1・2学年生を対象に、進路指導部主催の合同進路報告会が行われました。
前半は、大学、専門学校、就職したOBから、当時の学校での取り組みから現在の状況などのお話をいただきました。大学に進学したOBから、本校の施設のレベルは高く、そこで授業を受けられているということが大学に行ってはじめてわかったこと、学費など費用面でお金がかかること、高校のときの友達も大切な存在になることなどの話がありました。
後半は、現3年生の代表生徒による進路に関する取組の報告でした。こちらも、大学、専門学校、就職のそれぞれの進路に関して、どのように取り組んできたのかの実体験の報告があり、特に2年生にとってはすぐ上の先輩の話であり、参考になったものと思われます。
本日は、大寒で、この前後は1年で一番寒い日であるとのこと。体育館も寒いのですが、会の始まる前にヒーターを焚いていたので、多少、寒さも和らいでいたと思います。
外部講師による授業が行われました。(その5)
1月19日(水)、5時間目の3年4組(環境デザイン科)の現代社会の授業で、外部講師による授業が行われました。
小金井市議会議員である水谷たかこ先生をお迎えして、「地方議会議員って何をやっているの?」と題してご講義をいただきました。授業の前にちょっとお話したところ、普段はお忙しくしていらっしゃるようで、議員の仕事の紹介などをする機会がなかったので、今回、いい機会をいただいたとおっしゃっていただきました。お忙しいところ、わざわざ本校までお越しいただき、ありがとうございました。
水谷先生には、国の議会制度と対比しながら、地方議会での業務や地方議員の仕事などを具体な事例を挙げながらご説明いただきました。18歳参政権の施行から久しいですが、本校生徒にも意識を持ってもらえたのではないかと思います。
昨年末から、3年生の現代社会の時間に、政治に関する意識付けの授業の一環として外部の方による授業を行っているものです。前回はこちらです。今後も他のクラスでも実施の予定がありますので、またご案内します。
3学期始業式 校長講話
今日(11日)から3学期です。
オンラインで始業式が行われました。下記に講話の内容を掲載します。
始業式では、生徒指導主任、教務主任、養護教諭からもお話がありました。年始早々、オミクロン株でコロナ陽性者が急増してきました。養護教諭からは、引き続きの感染対策など、改めて注意喚起がありました。
■校長講話
皆さん、あけましておめでとうございます。令和4年が皆さんにとって、よい年でありますようお祈りします。
3学期始業式にあたり、一言、お話します。
年末年始の冬休みはいかがでしたか?有意義に過ごせたでしょうか?3学期は2学期に比べると、期間が短いです。あっという間に3年生は卒業を迎え、1・2年生は春休みに入ってしまうと思います。時間を無駄に過ごすことなく、勉強に部活にいろいろ経験を積んでほしいです。
さて、昨日10日は、成人の日でした。昨晩のテレビでは、各地でお祝の式典が行われたことのニュースを見たのではないでしょうか。そのニュースで話題になっていたのが、成年年齢が18歳になるということです。これは皆さんにとっても大きな転換を求められることになります。この4月に改正民法が施行され、成年年齢が二十歳から十八歳に引き下げられます。法的にこれまで二十歳以上が大人でしたが、十八歳から大人となります。特に、3年生にとっては、卒業してすぐの4月には大人として世間から認識されます。これまで保護者の同意が必要であったものが、すべて自分の意思で決定できるようになります。自分自身で意思決定できるという大人としての大きな権利を持つ反面、同時に大人としての責任という義務も背負うことになります。
ここで1つ、間違ってはいけない点として、お酒、たばこは二十歳からに変わりません。これは医学的見地からによるものだと思います。
この春から、高校を卒業すると、進学、就職のいずれにせよ、大人して扱われます。皆さんにとって、この高校生活の中で、一層、大人としての振る舞いを学ばなければなりません。そのためには、自分自身を客観的に見ることができるかが大切になります。日ごろの言動の中で、あのときの自分の行いはどうだったか振り返ることが必要です。大人までの猶予期間が短くなります。頭の隅に置いて過ごしてください。
最後に、新型コロナウイルス感染症が年始早々から再度、増加傾向にあります。オミクロン株は感染力も強いと言われていますので、マスクの着用などこれまで以上に気を付けてください。
令和4年、始動!
明けましておめでとうございます。
今年も、学校の様子をお届けしますので、どうぞよろしくお願いします。さて、年始早々から各部活で練習が行われていました。
左から、サッカー部、陸上部、野球部です。
左から、テニス部、バレー部、卓球部です。
バレー部は、練習前にイオンモール与野の隣にある氷川神社に初詣に行って来たとのこと。
今年こそは、新型コロナウイルス感染症が収束しますように!
冬休みになってからの学校の様子
24日(金)に2学期の終業式があり、学校は冬季休業に入りました。
でも、校内ではいろいろな活動がありますので、一部紹介します。
27日(月)の1号棟では、総合実習室で小型車両系建設機械の資格取得ための特別講義が行われていました(写真左)。生物系実験室では、生物部がしめ縄づくりをしていました(写真中央)。わらも本校で育てたものです。1ついただき、校長室に飾りました(写真右)。また、環境系実験室では、ハーバリウムずくりの講座が行われていました。
28日(火)、グランドではサッカー部、野球部、陸上部が練習を行っていました。
写真を撮りに行ったときにはサッカー部はずでに練習を終えて、グランド整備をしていました(写真左)。本校に手作りの窯があり、この後にみんなでピザを焼いて食べるそうです(写真中央)。コロナ渦でなければ、保護者の方もお招きして、サッカー部としての年の締めくくりを行っていたとのことです。
グランド奥では、陸上部が練習をしていました。陸上部は26日(日)から本日(28日)まで2泊3日で校内合宿をしていました(写真右)。
来年も学校の様子を発信してまいります。
来年が良い年でありますように!
避難訓練を実施しました。
明日の終業式を残すところとなりましたが、本日(12月23日)は、避難訓練を全学年で実施しました。
上段の写真、右は、1年生の4階から地上にスロープを用いた避難訓練の様子です。
下段の左は、2年生の起震車(地震体験車)による地震体験で、震度7を体験していました。
下段、真ん中は、3年生の煙体験と右の消火器訓練の様子です。煙体験では、前がまったく見えなかったそうです。
さいたま市の消防署の方にご指導をいただきました(上段真ん中)。火事は、火や煙に巻かれてという印象が強いようですが、そうではなく、一酸化炭素を吸ってしまい、意識が無くなってその場に倒れることが多いとのお話が印象的でした。
私から生徒には、最近、地震が多いこと、一昨年の10月の台風19号では本校も避難所を開設したことなどをお話して、自宅の近くの避難所の確認など行うこと、また万が一避難所に行くようなことが起こったら、避難所開設の協力をするようお願いをしたところです。
少林寺拳法部、全国選抜大会出場へ
12月19日(日)に、群馬県のALSOKぐんま武道館において、第24回関東高等学校少林寺拳法選抜大会が開催されました。私も、関東高体連少林寺拳法部の専門部長として参加してきました。
左写真は、奥のコートで女子自由組演武
真ん中は、男子規定単独演武
右は、男子団体演武
に出場した様子です。すべて来年3月末ころに行われる全国選抜大会に出場します。団体のメンバーは、早速、もう少し難しいものを練習しようと意気込んでいました。
SDGsに向けた取組(腐葉土)
12月16日(木)に3年1組(生物生産科)の総合実習の時間に、腐葉土を作るために落ち葉集めをしていました。
栽培するにあたって、腐葉土が必要となります。校内には見本木など大きな木がありますので、落ち葉も結構あります。
右と左の写真は、山積みにした落ち葉にダイブして、楽しそうにしていたので写真に撮りました。昨年からいままで、新型コロナウイルス感染症拡大防止で学校行事が中止・延期される中、本校ではこのように実習が多くあったので、自粛でも嫌にならずにここまでこれたのかとも思います。
落ち葉は、真ん中の写真のように大きな袋に入れて運びます。落ち葉と言えども重いものになります。先週も落ち葉集めの様子を見ていたところ、さりげなく男子生徒が落ち葉の袋を担いでいる女子生徒に、「重いからやるよ!」って声をかけていました。頼もしく思いました。
SDGsの「15陸の豊かさも守ろう」の「15-1 2020年までに国際的な協定にしたがって、森林、湿地、山地、乾燥地など陸上の生態系と、内陸の淡水地域の生態系、および、それらがもたらす自然の恵みを、守り、回復させ、持続可能な形で利用できるようにする。」のターゲットの取組に相当するものと考えます。
外部講師による授業が行われました。(その4)
期末考査後の本日(10日)から、午前中の特別時間割です。午後の時間を用いて、2年1組の生物生産科の生徒を対象に、外部講師による講義がありました。
県の「令和3年度未来の職業人材育成事業」の一環で、株式会社 石坂産業 の 小堀 進 様 をお招きして、「GAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)の取組について」と題してご講義いただきました。
石坂産業様では、オーガニックファームとして、ESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)を三富今昔村(埼玉県三芳町)で実践している会社です。
小堀 様は、三富今昔村事業部推進チーム責任者として、第一線でESDを推進している方です。
いろいろな取組を紹介してくださり、生徒も小堀 様のお話に釘付けになっていました。
SDGsに向けた取組(エコプロダクツ2021参加)
本日(12月9日)まで期末考査ですが、明日(10日)、第1学年全員が、東京ビックサイトで行われる「エコプロ2021」に参加してきます。
各企業が地球環境問題や持続可能な社会の実現に向けた取組などを情報発信、展示するイベントで、そこで最新の取組などを見ることで生徒にSDGsに関して意識を高めてもらうことを目的としています。
また、2年次には沖縄への修学旅行を計画しており、最初に羽田空港に立ち寄り、下見も兼ねています。
天気も良さそうです。気を付けて行って来てください。
SDGsに向けた取組(バイオディーゼル)
12月3日(土)のナイトキャンパスには、大勢の方にお越しいただき、御礼申し上げます。
ナイトキャンパスでは、中庭をライトアップガーデンとして披露しました。その時にLEDを光らせていた電源についてご案内します。
本校の「学校農業クラブ」で、ひまわりを育て、種を採取しました。その種から、環境サイエンス科でバイオディーゼルを抽出します。軽油とバイオディーゼルを混ぜた燃料で発電機を回して、発電した電気を利用していました。
この取組では、限られた化石燃料を節約することなりますが、SDGsに当てはめるとどの目標に相当するか考えてみたところ、12 つくる責任、つかう責任の12-cに「資源のむだづかいにつながるような化石燃料(石油など)に対する補助金の仕組みを変える。」の達成目標に直接当てはまらないまでも、目標達成のための一歩かと思いました。
本校の目指す学校像では、「地球環境のよき理解者」と謳っているように、SDGsの掲げる目標に沿った取組が多くありますので、今後もSDGsの視点でも広報していきます。
外部講師による授業が行われました。(その3)
3年生の現代社会の時間に、政治に関する授業を行っています。その中の授業の一環で、議員経験者の方にお話しをいただく機会を設け、政治への意識付けを持たせました。
今回は、東京都議会議員の経験者でもある 奥澤 高広 様 にお越しいただき、「30分で分かる日本の政治」と題して3年2・3・6組でご講義をいただきました。
議会の仕組みを、学校と生徒会との関係にたとえ、わかりやすく説明をしていただけました。
奥澤 様は、現在、合同会社Cross Point の代表を務められ、ワークショップ企画運営などに携わっている方です。
他のクラスには、年明けに別の方をお呼びして、ご講義をいただく予定です。
ナイトキャンパスの準備が始まりました。
ナイトキャンパスが、12月3日(金) 受付17:30 開始18:00 で行われます。
そのイルミネーションの飾り付けが、環境サイエンス科を中心に行われています。
左の写真は、LEDで文字を照らし出すために、生徒がLEDを基盤にハンダ付けしているところです。
写真真ん中と右は、ラインLEDを中庭に這わせているところです。
3日(金)には、完成していますので、これも楽しみに来ていただければと思います。
明日(27日)は学校説明会です!
明日の27日(土)は、第5回の学校説明会です。8月末と9月の2回分の学校説明会は実施できなかったので、実質3回目の学校説明会となります。
生徒が、お迎えの準備をしてくれています。
写真が小さくわかりにくいですが、右の写真は、木製のフラワーラックを作成して、観葉植物を植え飾り付けをしているところです。受検生を励ますメッセージも添えられています。
お申込みされた方となりますが、お待ちしております。
外部講師による授業が行われました。(その2)
本日(12日)も、外部講師による授業が行われましたので、ご紹介します。
1つ目は、上の写真で、3年1組の4時間目の現代社会の授業で、さいたま市経済局農業政策部農業政策課 技師 上原 拓洋 様にお越しいただき、「さいたま市の農業政策について」と題してご講義をいただきました。
さいたま市は、県内第3位の農業産出額を誇り、農業にも力を入れていることから、そのための課題から解決策などについて、丁寧にお話いただきました。先週の外部講師でお世話になった鈴木伝一様のお話にもつながり、市としても就農支援にも力を入れていることなどもお話いただきました。
2つ目は、写真がなく恐縮ですが、紹介させていただきます。
2年生の3・4時間目の選択授業での「フラワーアレンジメント」で、埼玉県フラワー装飾技能士会の立川修子様、伊香恵子様をはじめ総勢5名の講師をお招きして、ブーケ(花束)を作る指導をいただきました。
生徒は、なかなか花がまとまらず、四苦八苦していましたが、どうにかうまく完成していました。
生徒会選挙をインターネット投票で行いました!
11月11日(木)6時間目のLHRで生徒会選挙が行われました。
生徒会長をはじめ生徒会幹部の立候補がありました。今回は対立候補はでず、信任投票となりました。
投票日の1週間前から生徒が登校するところで立って、立候補をアピールしていました。(写真左)
11日の投票当日は、演説を各教室にオンライン配信で行いました。(写真中)
投票は、株式会社VOTE FOR 様の御協力により、インターネット投票で行い、生徒は各自のスマホで投票しました。(写真右)
当日の様子は、NHK、東京新聞、朝日新聞、日本経済新聞の各メディアの取材もあり、やはり当時の18時30分からのNHK首都圏ネットワークのニュースで投票の様子が紹介されました。12日付けの日本経済新聞にも記事が掲載されています。
今回は、現代社会の授業の一環で企画し、生徒会とタイアップしてインターネット投票が実現しました。投票の結果は瞬時に集計されることや投票率を上げる期待も大きく、各メディアからの関心が高いものでした。
外部講師による授業が行われました。
本日(5日)、3年1組の現代社会の授業において、外部講師をお招きしての授業が行われました。
講師の方は、有限会社 鈴木殖産園を経営されている鈴木伝一様で、さつまいもやじゃがいもを作っている方です。就農支援にも力を入れておられ、2年前の卒業生がインターンシップでお世話になっているところで、一緒に来校してくれました。
講義は、「農業政策について」と題して、農家が感じる問題と背景についてお話をいただきました。
虫食いのない野菜が好まれるが、農薬で徹底的に管理されたもので、そうではない野菜作りをしていることや消費者に安心安全な野菜についての理解を推進していくことも責務であることのお話などをいただきました。
3年1組は生物生産科の生徒でもあり、みんな、興味深く話を聞いていました。農業を目指す生徒もいますので、参考になったと思います。
鈴木様、ありがとうございました。
フードデザインの授業での調理実習
いつも、専門学科の授業の様子を掲載しておりましたので、たまには、普通教科の授業もご案内します。
本日、5・6時間目は、3年生の総合選択の時間で、普通教科や各専門学科の講座から幅広く選択できる時間です。その中から、家庭科で開講している「フードデザイン」の授業で調理実習があるとのことで、見学してきました。
マドレーヌとカントリークッキーを作る実習でした。左の写真のように、生徒は真剣に先生の説明を聞いています。そして、実習に取り掛かると、右の写真のように班ごとにテキパキ動いています。新型コロナウイルス感染症拡大防止により、調理実習も行えず経験が浅いとのことでしたが、いざ実習が始まると、実習・実験に慣れた生徒にとってはお手の物です。流石です。
グリーンデザインの授業によるハローウィン装飾
3年生の選択の授業の1つであるグリーンデザインで、ハローウィンの装飾をしていました。
明日(10月16日(土))、中学生とその保護者を対象とした学校説明会がありますので、それに合わせて、実習も兼ねて飾ってくれたようです。
あえて顔は誰だかわからないようにしているので、生徒の笑顔をお見せできないのが残念です。
今日から通常登校となりました。
本校では、10月4日(月)の本日から、通常登校になりました。
写真は、5・6時間目の環境建設科2年生の工業技術基礎の実習の様子です。いくつかに分かれて、実習をしています。
左の写真はとびの実習ですが、過日、マイスターの方に教えてもらった生徒が先生役でクラスのみんなに教えています。真ん中、右の写真は測量の実習です。測量のための精密機械も御手の物です。
実習していたある男子生徒は、「9月まで時差登校と分散登校とで朝が遅かった!今日から通常で朝も早くなり辛い。」と言っていましたが、いつもの学校生活に戻って、友だちとも会え、顔は嬉しそうでした。
2学期 始業式 校長講話
2学期の始業式にあたり、私の方から生徒に向けてお話しましたので、その内容を掲載します。
始業式は、各クラスへの映像配信で行いました。
■校長講話
おはようございます。校長の小川です。2学期の新学期にあたり、2点お話します。
1点目は、この夏休みが有意義に過ごせたか、です。2点目は新型コロナウイルス感染症対策についてです。
最初の1点目ですが、この夏休みはいかがでしたか?8月2日に埼玉県に緊急事態宣言が発令され、さらに注意を求められました。昨年同様に、自粛を求められた夏休みとなったと思います。
そうは言っても、自分の時間を有効に使うということはできたはずです。1学期の終業式で、私から夏休みの時間を有効に使うため、目標を立てて過ごすようお話しました。
みさなん、どうでしたでしょうか?
今日から2学期が始まります。この2学期の目標もそれぞれが立ててください。夏休み中の目標が達成されなかったことの振り返りもしてください。安易に楽な方に流れてしまいませんでしたか?今日は、ゲームをしてしまったから明日からでいいや、とか、テレビを見てしまったとか。
目標を立ててやり遂げようとするなら、踏ん張りが必要です。自分に厳しくしないといけないときもあります。常に楽な方に流れると、水の流れのように低い方にしか流れません。高いところにある目標に到達できないことになります。いまからでも遅くないので、がんばるところはがんばるというメリハリを付けて2学期を過ごしてください。
2点目の新型コロナウイルス感染症対策についてです。
新型コロナウイルス感染症が、ここにきて感染爆発を起こしたように、感染者が急激に増加しています。いまだに減る傾向も見られず、医療崩壊をするとまで言われているのは、報道等でも聞いているとおりです。また、デルタ株では、昨年のものより感染力が強いことや、若い世代の人にも感染することなど、感染者が増えている理由があります。
このような状況であることから、いつ、だれがなってもおかしくはない状況です。改めて感染予防をすることを心がけてください。手洗い、マスク着用、密を避けることです。学校の帰り際に、気が緩んで友達とマスクをしないまましゃべっていたり、ということもないようにしてください。
また、自分自身や家族で、ちょっとでも体調が悪いような方がいる場合は、登校を控えてください。他の人にうつさないということも重要になります。学校の方では、9月16日から就職試験が始まります。3年生の就職希望者は、感染しないように、相当注意を払って過ごしています。感染を広めないことに、1・2年生の皆さんも注意を払ってください。
学校としては、このあと、担任の先生から詳細な説明がありますが、登校時間を繰り下げ、分散登校と短縮授業を実施します。午前と午後に登校を分けます。授業も午前と午後に40分授業を3コマずつの実施とします。
また、この後、養護の片寄先生から説明がありますが、毎日の健康観察を徹底して、対策をしていきたいと思います。朝、自分で体温を計ってください。
今回は、学校が臨時休校になる一歩手前の状況だと思っています。本校の生徒から同じクラスで複数の陽性者が出た場合は、学級閉鎖や学校閉鎖を実施する場合もあります。9月はどうにか登校できて最低限の授業を実施できるぎりぎりの状況だと思っています。
そのため、日ごろの健康観察が大事になります。小さなことですが、一人ひとりが意識をもって対応をしてください。
自分自身の身を守ること、家族の命を守ること、周りの人の命を守ることにつながりますので、軽んじた行動をしないようにしてください。先ほどお話したように、少しでも体調が悪い場合、例えば、のどに痛みがある、微熱があるなどの場合は、無理せず登校しないことが大事になります。
私としては、臨時休業にならず、学校でのみなさんの学びが続けられるようにしていきたいと考えています。
私からは以上です。
関東地区学校農業クラブ連盟大会 最優秀賞受賞
8月20日(金)に、鴻巣市文化センター(クレア鴻巣)を会場に第72回関東地区学校農業クラブ連盟大会令和3年度埼玉大会のプロジェクト発表会と意見発表会が行われました。
日頃の学校農業クラブにおける取組などを発表する機会で、本校からは過日県大会の意見発表Ⅲ類(ヒューマンサービス)で最優秀賞であった3年の星 雨音さんが出場しました。
今回の関東大会においても意見発表Ⅲ類(ヒューマンサービス)で、最優秀賞を受賞しました。この後の全国大会に出場します。おめでとうございます!
「ムラサキ」の紫根染めについての取組を発表しましたが、自らムラサキを育て、紫根染めを行い、また紫根染めをしている団体のところにも勉強しに行くなどの積極的な姿勢や、紫根染めの歴史や文化的価値にも触れ高尚な発表であったと思います。
あいにく、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、当日はあらかじめ発表の様子を動画で撮影したものを会場で審査員が審査をするという形態で行なわれました。
写真左は、閉会式の様子ですが、当日の参加生徒はいないので、表彰はなく成績の発表のみでした。
ただ、会場の運営などは人数を絞り、本校の生徒も審査の進行などを担当してきました。写真右が担当してくれた生徒です。お疲れ様でした。
環境建設科 ものづくりコンテスト測量部門 関東大会出場
埼玉県工業高等学校長協会主催の「高校生ものづくりコンテスト測量部門」の埼玉県大会が、熊谷市にある荒川公園と熊谷市立図書館で行なわれました。私も主催校の代表として参加してきました。
測量を実際に行う「外業」は、荒川公園で、測量をもとにした計算をする「内業」は、荒川公園の隣にある熊谷市立図書館の会議室で行なわれました。
熊谷工業高校から1チーム、本校から3チームの出場で、本校のBチーム(環境建設科3年)が優勝し、9月4日(土)に千葉で行なわれる関東大会に出場することが決まりました。
外業では、炎天下の中ではありましたが、時折吹く風が心地よく、気温も猛暑日となるような気温ではなかったので、無事に行うことができました。
次に向けても頑張ってほしいです。
軽音楽部 中庭でライブ
本日(14日)12時半から、軽音楽部が、本校中庭でライブを実施しました。コロナ渦でなかなか練習ができなかったと言っていましたが、みさなん、上手でした。
いつもの写真より大きめで掲載します。生徒は芝生に座って聞いています。その後ろの木々も大きいでしょ!ちょっとした野外フェスです。ここはさいたま市です。
生物生産科 メロンの収穫
生物生産科では、授業の一環で、メロンも育てています。今朝、収穫して、授業では、計量や糖度の測定を行っていました。写真はそのときの様子です。
糖度は、14度とのことです。育てている後半に、病気が出てしまい、メロンは小ぶりとのこと。しかし試食させていただいたところ、メロンでした。(当たり前ですね!)
本校では、メロンとトマトでS-GAP(埼玉県の「Good Agricultural Practice(良い農業のやり方)」)の指定を受けているので、余計に消毒もできないそうで、病気や害虫対策が難しいようです。
収穫する喜びを味わえることと、育てているプロセスで日に日に大きく育っていく様子を見て、手塩に掛けることが目に見えて実感できます。本校の大きな特徴の1つです。
【続きです。】
次の日にも収穫があるとのことで、朝7時30分にハウスに行ってきました。
写真では見づらいですが、札が付いていて、受粉日が記してあります。受粉日から起算して収穫日も記してあり、その日を目安に収穫をするそうです。
マスクをしていてわかりませんが、女子生徒の収穫して嬉しそうな笑顔が印象的です。
環境サイエンス科 CODの測定
期末考査後は、午前中の40分の授業を4コマ行っています。時間が普段より短い中ですが、3年5組の環境サイエンス科の化学班では、化学的酸素消費量(COD)の測定実験を行っていました。
2人に1セットの実験です。他にもいろいろ実験を行うそうで、なかなかここまで行うことができないと思います。
白衣を着て、実験をすることにあこがれる中学生、来たれ!!
期末考査後の最初の土曜日の学校の様子
7月9日(土)です。梅雨の合間の良い天気です。写真は、中庭から体育館越しにさいたま新都心を臨む写真です。午前中に撮影しましたが、グランドでは陸上部が練習をしていました。体育館では、バドミントン部とバレー部が練習をしていました。日本農業検定の試験も行っていたはずです。
他も撮影しました。左は、校舎、テニスコート、テニスコートの右の白い建物が5号棟です。
真ん中は、茶色い建物が2号棟です。そのすぐ上に1号棟がありますが、1号棟の屋上は草木で覆われていますので、建物があるのがわかりません。左下の白い建物が、この春完成した4号棟で、その上の方の工事をしているようなところが、これから部室棟を建てるところです。部室棟は年末には完成の予定です。
右は、真ん中の写真の視点を水平にして撮ったものです。首都高の大宮線が見えます。
本日は、PTAの方が文化祭に向けてイズミンを作っていました。ありがとうございました。
本校の文化祭では、コロナ渦ということで、保護者のみに公開という制限をしての実施で検討をしています。詳細は、改めてご案内します。
検定試験を本校で行いました
本日(9日)、期末考査明けですが、本校で検定試験がありました。
左の写真は、3年の生物系3クラスで、初級バイオ技術者認定試験が行われました。この認定資格は、日本バイオ技術教育学会が認定するもので、バイオ技術者が持つべき知識・技術を認定するものです。
真ん中と右の写真は、日本語ワープロ認定試験の様子です。本校の3つあるコンピュータ教室で、1年生の生物系3クラスと2年4組の環境デザイン科の生徒が受験しました。これまでの個々のスキルによって4級ではなく3級や2級を受験する生徒もいます。こちらの資格は、日本情報処理検定協会が認定するもので、パソコンの日本語ワープロソフトの有効な利用を通じて、日本語の入力および文書処理能力を身につけるとともに、情報化社会の中でコンピュータ活用能力の向上を図ることを目的としています。
いずれの資格も今後の就職やキャリアアップには欠かせないものとなります。
このほかにも、明日(10日)には、農業検定も行われる予定で、さらに、今月25日には、危険物取扱者の試験が埼玉大学で行われるので受験しに行きます。
資格試験に合格をすると、それまでの勉強が合格証として手にすることができるので、モチベーションがあがります。普段の授業のほかにもこのような機会で、勉強することを学んでいきます。
みんな、がんばれ!
ICT活用研修会を実施しました!
本日(5日)から期末考査です。午後の時間帯で、職員向けのICT活用研修会を実施しました。
県立総合教育センターから指導主事さんを講師に迎え、Google Classroom をとおしてGoogle Meet で映像配信をすることの実習を行いました。Google Classroom をすでに利用しているので、皆さん、スムーズに使えていた感じでした。
学校におけるICT活用のほかに、新型コロナウイルス感染症拡大により学校が臨時休校となることも想定して、生徒に映像を配信することに慣れる趣旨もありました。実習などが多い本校としては、生徒が登校できなくなることは大きな痛手となりますので、休校とならないよう気を付けている毎日です。
学科選択のガイダンス(LHR)
6月29日に県教委で、公立高校の令和4年度の入学定員が発表されました。本校では定員に変更はなく、生物系3クラス、環境系3クラスのくくり募集です。
入学後、1学年で普通教科を中心に学び、2学年に進級のときに、生物系は生物生産科、生物サイエンス科、生物資源化学科のいずれかに進級し、環境系は環境デザイン科、環境サイエンス科、環境建設科のいずれかに進級します。
本日(1日)の1学年のLHR(ロングホームルーム)は、学科の選択にあたっての各学科の特色などの説明を受ける機会でした。写真は、各学科の教員が説明をしているところの様子です。
それそれの学科については、学校案内をご参照ください。
1学年の生徒にとっては、大きな選択となります。今日の説明を参考にするとともに、不明な点があれば、各学科の先生に聞くこともできます。保護者の方ともよく相談をしてほしいものです。
ちなみに、他の学年のLHRは、2学年は、秋に沖縄に行くことになっている修学旅行のコース別の紹介があり、この後にどのコースに行くかの選択があるようです。
また、3学年では、いよいよ今日から就職の求人票の受付がはじまり、進路関係について具体なスケジュールを改めて押さえさせ、就職・進学に関する最終的なガイダンスが行われました。
生徒会 評議委員会
6月30日(水)の放課後、評議委員会が開催されていたので、覗いてきました。
生徒会執行部が中心に、学校生活の改善に向けて生徒会としての意見をまとめていました。
1から3年の各クラスの評議委員が参加し、積極的に意見が出ていました。
本校の生徒は、放課後も多くの生徒が残っています。上記の生徒会活動のほかに、部活動、補講や実習(課題研究の取組、畑の管理、検定に向けての実習など)、来週から期末考査なので勉強をするもの、がんばっています!
環境デザイン科 総合教育センターでの共同実習
6月22日(火)、環境デザイン科2年生は、熊谷市にある県立総合教育センター江南支所にバスで行き、1日トラクター乗車の実習を行ってきました。
私も午前中に熊谷市内での会議があったので、その足で、午後の実習の様子を見てきました。
トラクターは、大きなもので、マニュアルです。ブレーキとクラッチにどうにか足が届くくらいの生徒もいましたが、全員、うまく乗れていました。
県立総合教育センター江南支所は、広大な農地で稲や野菜などの栽培、牛などの動物も飼育しています。ここでは教員の研修を行うこと以外に、このように生徒を対象とした実習も行っています。例年であれば、宿泊施設も併設してあるので、1泊とか2泊して実習を行っていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、現在は、泊なしでの実習の実施となっています。
環境建設科 とび技能実習とアスファルト舗装実習
今週(14日(月)から18日(金))は、三者面談週間で、午前中のみの授業として午後は面談の時間としています。午後の時間に、とび3級資格取得に向けた実習が行われましたのでご紹介します。
17日(木)の午後に、中央職業能力開発協会からものづくりマイスター(とび)の方4名をお招きして、とび3級技能検定に向けて、環境建設科2年生の希望者12名を対象に、ご指導をいただきました。
当日は、平成29年11月に行われた第55回技能五輪全国大会の「とび」に出場した橋本さんも応援に駆けつけてくれました。
2つ目は、18日(金)の午前の授業で、環境建設科3年生を対象に、アスファルト舗装の実習を行いました。
中原建設株式会社様の御支援と御協力により、普段接することのできないアスファルト舗装の機器に触れ、実習を行うことができました。学校でここまで大掛かりに実習を行うところはないと思います。貴重な体験ができました。
中原建設株式会社様からは、多くの方に御指導をいただき、また重機等も御手配いただき、御礼申し上げます。
学校農業クラブ プロジェクト・意見発表県大会
令和3年度 埼玉県学校農業クラブ連盟 プロジェクト発表・意見発表県大会が、6月16日(水)に、クレアこうのすで行われました。
日頃のプロジェクト活動の成果を発表するプロジェクト発表と個人が身近な問題や将来の問題について抱負や意見を述べる意見発表があります。さらに内容によってⅠ類の生産・流通・経営に関すること、Ⅱ類の開発・保全・創造に関すること、Ⅲ類のヒューマンサービスに関することに分かれます。
昨日(16日)の県大会では、Ⅲ類の意見発表に出場した星さん(3年 左写真)が、「万葉の色彩を繋ぐ」で発表し、最優秀賞をいただきました。8月19日・20日に行われる関東大会に出場します。
他にも、Ⅰ類のプロジェクト発表で「イズミツプロジェクトvol.2」とⅠ類の意見発表で「ぶんぶんぶん」が優秀賞となりました。
私は、審査員として参加してきました。コロナ渦ということで、無観客で行われましたが、学校でこんなこともやっているんだとびっくりするほどで、多くの方に見てほしかったです。
関東高等学校 少林寺拳法大会
令和3年6月12日(土)・13日(日)に栃木県大田原市の栃木県立県北体育館で第52回関東高等学校少林寺拳法大会が開催されました。
私は、関東高等学校少林寺拳法専門部長として、参加をしてきました。また、本校の少林寺拳法部14名も参加してきました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大会は中止となってしまいましたが、今回は、演武中もマスク着用、式典なし、予選なしで時間を短縮するなど対策を徹底し、実施されました。
写真左は、行きの大宮駅で新幹線ホームで待っているところです。試合に行くのですが、昨年度は一切行事が中止となってしまったので、楽しそうです。
真ん中の写真は、12日のホテルでの晩御飯の様子です。コロナ対策が施され、要所要所に透明なボードで仕切りがあります。黙食でしたが、こちらも楽しそうでした。
右の写真は、13日の午前中の組演武に出場した相原(3年)・大場(2年)のコンビです。成績は36組中19位でした。また、午後には団体にも男女で出場しました。他校の演武を見て勉強になったと思いますので、これから強くなると思います。乞うご期待。
生物資源化学科 ブルーベリージャムづくり
生物資源化学科の取組の紹介が立て続いてしまいましたが、ブルーベリーのジャムを本日の課題研究の時間に作ったものを生徒からいただきました。
煮詰める塩梅が難しいようです。ブルーベリーは、本校で採れたもので、冷凍して保存しておいたものを使ったとのことです。
私の家にも背丈くらいのブルーベリーの木がありますが、実が小さく、収穫するほどのものではなく、いつしか鳥がすべて食べつくしてくれます。
生物資源化学科 苗床づくり
本日、3・4時間目、生物資源化学科3年 微生物利用の授業で苗床づくりの実習を行っていました。しいたけを栽培するための苗床です。
苗床の材料となる木片のチップは、本校の木を利用しているとのこと。また11月ころにしいたけが収穫できますが、それも教材になるそうです。
写真は、苗床の材料に水を加え、適切な水分となるよう混ぜているところですが、適切な水分量となるよう手の感触で確認しながらの作業の様子です。
さらに、課題研究では、苗床にまぜる肥料も、野菜の切れ端などを用いて、すべて自足で作成する苗床とし、使い終わった苗床は畑の肥料にするという循環型の研究もあるそうです。
本校では、これまでも何気なくSDGsの取組を行っています。
教育実習生が朝勉強会の生徒を激励
5月31日(月)から6月11日(金)までの2週間の期間で、教育実習が行われます。今年度は、本校の卒業生3人が実習に来ました。
写真の様子は本日の朝勉強会で、教育実習生3人が朝勉強会に参加している生徒を激励している様子です。教育実習生も朝勉強会に参加していたこと、その勉強でいろいろな資格を取得できたことなどを話してもらいました。
危険物取扱者乙4類の試験が7月にありますので、その対策にも熱が入ってきました。法規・物理化学・消防などの3領域からの出題で、3領域とも6割以上をとらないと合格できません。物理化学の領域では、高校レベルのものですが、まだ学んでいないことばかりです。それでも例年、多くの生徒が合格しています。
そういう、私も、教員になったころに取得しました。学校では暖房用の灯油を備蓄していたりするので、危険物取扱者の資格をもったものが必要でしたが、異動で持っている人がいなくなり、急遽、取得しなくてはならなくなった次第です。法規など知らないと答えられません。私も必死に勉強して臨んだことを思い出します。
ひまわりの種まき
放課後に、農業クラブを中心に、ひまわりの種まきをしていたので見学してきました。種まきは、上級生が丁寧に教えながらテキパキ行っていました。
1年生を農業クラブに勧誘するための体験と、環境サイエンス科の生徒も混じり、農工連携の取組でもあります。8月のお盆前くらいに種を収穫し、その種から油を搾油し、その油を用いて発電機を回します。発電した電気は、本校のホームカミングデーでのイルミネーションの電気として使う予定です。
10日程で芽がでるそうなので、楽しみです。
本日(5月24日)の学校の様子
本日の学校の様子です。
左の写真は、5時間目の環境建設科の工業技術基礎の授業の様子で、中庭で測量の実習を行っていました。チームで声を掛け合い、機器を使いこなしていたのが印象的でした。
真ん中の写真は、放課後のフラワー装飾技能検定向けの講習会で、埼玉県フラワー装飾技能士会の方3名を講師にお招きしての講習会でした。3時間の講習です。また全7回の予定で、技能検定に向けて勉強するそうです。
左の写真は、放課後はちょっと曇空でしたが、卒業アルバムのクラス写真を中庭で撮影していて、その時の撮影待ちの様子です。
本校の生徒の勉強しているときの真剣な様子と放課後の楽しいひと時を感じていただければ幸いです。
中間考査対策勉強
5月19日(水)から21日(金)までの3日間、1学期の中間考査です。
実習棟の実験室を放課後に、生徒が勉強できるように開放しています。HR棟でも残って勉強している生徒や補講が行われていました。
先週の朝勉強会からも中間考査のための勉強が行われるようになりました。その時の朝勉強会に参加していた1年生に私の方から、テストでは、点数や〇をもらったところに目が行きがちであるが、バツをもらったところが大事で、テスト後に先生から問題の解説があるから確認をして、同じ間違いをしないことが大切であることをお話しました。
中間考査などのテストでは、それまでの授業の定着を確認するもので、そのための勉強をすることで知識の定着が深まります。バツをもらったところは、勉強し直せばいいのです。
4/24 第1回PTA・後援会理事会
5月8日(土)の総会が中止となったことから、理事会でのあいさつを掲載します。
【理事会 あいさつ】
皆さん、こんにちは。校長の小川でございます。この4月に着任しました。どうぞよろしくお願いします。
さて、日頃は本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、心から厚く御礼申し上げます。そして、本日は、お忙しい中にもかかわらず、新旧役員の皆さんには、ご来校いただきまして誠にありがとうございます。
はじめに、本年度のいずみ高校の職員を紹介させていただきます。
【紹介は省略します】
次に、理事会を開催できたところですが、新型コロナウイルス感染症が埼玉県でも再度、拡大していることや、それを受けてまん延防止等重点措置がさいたま市に適用されたことを鑑みて、急遽、役員の方と相談させていただき、5月8日のPTA後援会の定期総会は、中止にさせていただければと思います。
総会では、昨年度の事業報告・決算・監査や今年度の事業案、予算案などの審議をしていただき、承認を得なければなりませんが、この会の直前の常任理事会と今の理事会での審議をもって各案をご承認いただきたいという通知を改めて保護者の皆様にご案内することで、総会での承認に代えさせていただきたいと思いますので、このことについて併せてご審議いただきたいと思います。
さて、せっかくの機会ですので、学校の近況を含め、新型コロナウイルス感染症対策と高校生活についてお話させていただきます。
8日に入学式を無事に終え、238名の新1年生を迎え、先ほど紹介した英語科の三木教諭を学年主任としてスタートしました。2学年は、家庭科の西牧教諭を学年主任に229名です。3学年は、数学科の高岡教諭を学年主任に231名です。
昨年度は、新年度早々からの臨時休校の状況で、授業もままならず、学校に登校できたのが5月下旬であったり、学校行事もほとんどが中止という状況で、大変かわいそうな状況でありました。
今年度も、新型コロナウイルス感染症対策を徹底してということには変わりありませんが、この間の入学式は、保護者の方1名のご臨席ではありますが、保護者の皆様と一緒に入学を祝福することができました。また、19日(月)には、2年1組の生物生産科40名が、熊谷市の総合教育センター江南支所にバスで出向き、1日生徒実習を行うこともできました。
感染対策を十分に行いながら、実施できる教育活動は行っていければと考えていますが、感染者数がまた増加しているという余談を許さない状況があり、5月28日の体育際は、2学期に延期することとしました。今後もやむを得ず行事を延期・中止するということもあるかと思いますが、あらかじめご了承いただければと思います。
一方で、昨年はじめ頃の新型コロナウイルス感染症が感染し始めたころとは異なり、文科省は感染対策を徹底しながら、教育活動は行うというスタンスですので、少なくとも子供たちの学びを止めることはないのかとも思っています。ただ、感染経路が不明なケースが多くあり、誰もが感染するリスクを負っています。もし、体調が優れないときには、無理をせず、学校を休むことも大切です。新型コロナウイルスに感染あるいはその疑いで学校を休む場合は欠席ではなく出席停止扱いとなりますので、欠席日数が増えることはありません。また、学校では、感染対策を徹底しておりますが、何か感染対策に関して不安があるようなことを訴えてきたら、何なりと学校にご連絡ください。
学校は、学ぶところでありますが、その前提に安心・安全な場所であることが求められます。ご家庭でもお子様の体調管理について、よろしくお願いします。
2つ目の、いずみ高校での学校生活についてです。
高校生活を充実したもので、ゆくゆくの進路を実現するための大きなポイントは、自分の生活スタイルを確立して持っているということです。これは、いずみの生徒のみではなく、だれにでも当てはまることです。
基本的生活習慣ができていることと、学校以外の時間をどう過ごすか決めていることが大事になります。
例えば、部活をやっていて、帰ってからは勉強できないから、学校で行っている朝勉強会には毎日行くことにするとか。その日その日でどうするか決めていると、どうしても安きに流れます。スマホを見てとかテレビを見てとか時間を無駄に過ごし結局、トータル的には勉強時間が少なくなります。朝勉強会に毎日行くということは簡単そうですが、自分に厳しくないと継続できません。まずは、何か1つ、これはやり続けるということを見つけてみることです。
最後になりますが、昨年度までの栗藤校長の学校運営を引き継ぎつつ、コロナ渦においても最善の教育活動を実施していきますので、引き続きご支援・ご協力を賜りますようお願いします。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
【番外編】
理事会の直前に、ある保護者の方から声をかけられました。
保護者:先生、覚えていますか? 〇〇です。青色の車に乗っていましたよね。〇〇先生と〇〇先生にお世話になりました。校長先生になって来られると知って、今日、楽しみにしていたんです。
25年以上も前の、私が教員として駆け出しのころですが、フラッシュバックで当時の記憶がよみがえりました。
保護者の方には、いまだに高校時代を覚えていて下さり、教員冥利に尽きます。
昨今は、取組に対してすぐに実績を求める風潮がありますが、このような経験から自分の当時の取組は間違っていなかったと、実感できる瞬間です。
教育は国家百年の大計と言います。いずみの生徒も着実に育てていきます。
朝勉強会
【本日の朝勉強会の様子】
7時30分に朝勉強会の会場に行ったら、すでに多くの生徒が勉強をしていました。今日は、教科の勉強ということで、数学のプリントが用意されていましたが、自分なりに他の教科の勉強をする生徒もいました。
朝勉強会は毎日行っていますので、毎日参加するだけでも勉強時間は多くなります。なかなか家では勉強できないとか、勉強の仕方がわからなければ、とりえあず、朝勉強会に来てみるのが効果的です。
朝勉強会をして、放課後は部活をしてと、学校生活のスタイルを確立すると、学校生活を充実したものとすることができ、ゆくゆく希望の進路を実現できます。
1学期始業式
【始業式 校長講話】
皆さん、改めまして、おはようございます。令和3年度の新学期のスタートとなります。
先ほど、新しい先生方の着任もあり、また、この後の入学式では新1年生も入学してきます。新2年生・3年生にとっても、新たにスタートする機会です。
新学期にあたり、私から皆さんに、昨年度から引き続き「時を守り、場を清め、礼を尽くす」ことと、今年度の目標をそれぞれが立てることをお願いします。3年生だったら、もう自分の進路について決断するとか、2年生だったら、1年生のときは、だらだら過ごしてしまったから、勉強と部活動の両立をするとか、いろいろあると思います。
さて、これからの社会は、Society5.0という、AIの人工知能を用いた情報分析が発展することやIoTインターネット オブ シングスと言われるすべての物がインターネットにつながる社会になると言われています。車の自動運転などがそれにあたります。通信回線は5Gが必要です。しかし、すべてがSociety5.0になることとは考えにくいです。
資源国でない日本は、農業分野では品種改良で商品価値を上げ、工業分野では、その精度や耐久性などで信頼性を得て、発展してきました。引き続き工夫改善をしていかなければなりませんが、それは人の英知に依るところが大きいと思います。
現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため新しい生活様式が求められ、自宅での食事が多くなってきたことから食に関して再認識されることや、国どうしの利害関係から単に人件費の安い国で、ものを生産することを改める傾向がでてきています。
本校での学びが、改めて生かせるのではないかと期待するところです。
新型コロナウイルス感染症が予断を許さない状況にもあり、今年度も制限がある中の学校生活かもしれませんが、これが何十年も続くとは思えません。Withコロナ・アフターコロナの時代となり、皆さんの力を大いに発揮できる時が来ると思います。
そのためにも毎年自分の目標を設定して、少しずつでもステップアップしてください。また、目標をクリアしなくても、その取り組んだプロセスが大事となります。いずみ高校の学校生活で、自分の可能性を広げていってください。
始業式にあたって私からは以上です。
令和3年度 入学式
【式辞】
桜の花から新緑の新芽がまぶしい今日の佳き日に、保護者の皆様の御臨席を賜り、「令和三年度 埼玉県立いずみ高等学校 入学式」を挙行できますことは、本校関係者にとりまして、大きな喜びでございます。
ただ今、入学を許可いたしました、いずみ高校第二十三期生、二百三十八名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎いたします。
本年度も引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、御臨席について制限をさせていただいておりますが、こうして保護者の皆様と一緒に入学を祝福することができ、教職員一同、心からお慶びを申し上げます。
本校は、与野農工高等学校をその前身とするも、平成十一年に改組され、全国初となる「生物・環境系総合高校」に生まれ変わりました。東京ドームのおよそ一・五倍を誇る校地は、農業技術者の養成機関として、戦前から戦後にかけてこの地に存在した「農民講道館」から譲り受けたものです。「いずみ」という名は、「湧きて流れる泉の丘に」と歌い継がれてきた校歌の一節に由来します。この地が荒川水系の湧水帯に位置しており、かつて豊富な地下水が湧き出る「泉」が数多く点在していたことを、ボブ・デュランの「風に吹かれて」の邦訳者として知られる、野上 彰 氏が本校のために作詞したものです。
是非こうした長い本校の歴史と伝統を受け継ぎ、「いずみプライド」を築き上げていってほしいと思います。そのために、新入生の皆さんに是非とも心がけてほしいことを、一つお話しします。
それは、コミュニケーション力をつけてほしいということです。
友達同士での何気ない会話の中でも大切です。言葉が足らず、誤解されることや、自分の気持ちが伝わらなかったことはありませんでしたか?きちんと相手に伝えることを心がけてください。
AIや情報技術の発展により、急激な変化を伴う社会へと変化していくということが言われています。原因は違いますが、新型コロナウイルス感染症により新しい生活様式を求められました。予想もしていなかった変化への対応を迫られました。
昨年度は、学校が臨時休校となるなど、対面での授業ができず、普段の対面での授業、すなわち、相手の顔をみて、コミュニケーションをとることがいかに大切かということが身に染みて感じられました。SNSやメールなどの文章のみからでは、言葉を省略するなどで、きつい印象で相手に伝わることがあります。自ら口で伝えようとしたこととは異なって伝わるかもしれません。
今後、急激に社会が変化しても、大切になってくるのが、コミュニケーションで、仕事を行う上でも最大の武器にもなると考えます。本校の教育活動の中でコミュニケーション力を高めてください。
結びに、皆さんの頑張りを本校の教職員は全力でサポートします。保護者の皆様におかれましては、思春期の難しい年ごろとは存じますが、是非、ご家庭でもお子様とのコミュニケーションを大切にしていただき、基本的生活習慣や家庭学習の御指導などに、格別の御協力をお願い申し上げます。
いずみ高校での高校生活を思い切り楽しみ、三年後にはお子様が心身ともに大きく成長した姿で、いずみ高校を巣立ってくれることを祈念して、式辞といたします。
令和三年四月八日
埼玉県立いずみ高等学校長 小川 剛
修了式
緊急事態宣言が解除され、今日の令和2年度修了式は、久しぶりに在校生のすべてを体育館に集めて実施しました。感染症拡大のリバウンドや第4波の到来が心配される世の中ですが、やはり、意義のある必要な行事は、感染症対策に万全を期した上で、実施することが大切だと考えます。
そのことは生徒たちの表情から気づかされました。集合時刻の10分前には整然と並び、誰一人おしゃべりをすることなく、式のスタートを待っていました。おかけで8分も早く式を始めることができました。
それは、式典等に臨む素晴らしい心的態度であり、いずみ高生の誇りであると改めて気づかされました。
【校長講話】
皆さん、おはようございます。
緊急事態宣言が解除され、今朝はこうして、久しぶりにいずみ高生が体育館に一堂に会することができました。
しかし、油断は禁物です。感染のリバウンド、第4波の到来が懸念される中での宣言解除ですから、引き続き感染防止に努めてください。
コロナ禍で明け暮れた令和2年度が終了します。
思うような取組ができなかったり、何かと制約づくめの毎日で、辟易してしまうこともあったかもしれません。しかし、ものは考えようで、ステイホームと3密を避けるというニューノーマルの時代は、皆さんに自分自身を見つめ直すことや、成長のためのエネルギーを蓄積する時間を創り出したとは言えないでしょうか。
ステイホーム中、YouTubeで数多くの動画を観た、好きな作家の小説を一気読みした、サブスクリプションサービスで、音楽や映画、ドラマやアニメ作品を堪能した、こうした経験は、皆さんの心を成長させる肥しとなったはずです。私も、この1年間はいつもの年より、多くの本を読みましたし、音楽や映画などを家で観る機会がたくさんありました。心にとてもよい栄養を届けられたと思っています。
年度末に当たり、この1年間を振り返るとともに、新たな学年に進級して、新たな目標、新たなゴールをイメージしようとしている皆さんに、少しばかりのエールを送りたいと思います。
今朝は、「成功する人の10か条」を紹介します。
これは、元々は大和ハウス工業会長の樋口武男さんの「成功する人の12か条、失敗する人の12か条」がオリジナルのようですが、「成功する」のパートのみ、高校生向けに10に絞り込んでみたものです。改めて10か条を見てみますと、なるほどと思う内容ばかりです。皆さんが新学期をどんな気持ちで迎え、どんなスタートを切るのか、そのときに心の片隅に、この10か条を皆さんの指針の一つに加えていただければ幸いです。
1つ目は「人間的成長を求め続ける」です。
学生でも社会人でも、人は生涯にわたって学び続ける存在です。人間としての成長に終わりはありません。永遠なる未完、これこそが成長のかたちであり、今日の皆さんはこれまでのすべての経験によって創り上げられているのだと理解すべきです。無駄なことなんて一つもありません。人間的な成長を続ける姿こそが、人としての魅力につながるのだと思います。
2つ目は「自信と誇りを持つ」ことです。
自分に自信があると胸を張れる人は少ないと思います。でも、やがて大人になる皆さんには、いつかは自信と誇りに溢れる大人に成長してもらいたいと思います。勉強でも、課外活動でも、部活動でも、将来の自信やプライドにつながる何かに全力投球してください。何かの分野に自信をもち、自らのプライドによって人は立つのです。
3つ目は「常に明確な目標を指向」する、です。
心をマネジメントするというお話をしたことがありますが、人の心は自分自信の言葉(声)によって動き出すものです。目標やゴールをしっかり心に描き、現状とのギャップをよく把握して、何が不足しているのか、どんな努力が必要なのかといった、具体的な努力の道筋を立てることが大切です。自分の心には常にポジティブな言葉がけをするべきです。
4つ目は「他人の幸福に役立ちたい」です。
「誰かの役に立ちたい」、これは人間が抱くごく普通の感情であり、他人の幸福に役立つことは、自分自身の幸せにもつながる行動でもあります。他人の幸せのために頑張ることが、廻り回って、実は自分の幸福につながるのだということを忘れないでください。人生を幸せに送りたければ、「誰かのためになる」「社会のために貢献する」ことに努力を注げはよいのです。
5つ目は「失敗も成功につなげる」ことです。
失敗は成功の母と言いますが、発明王のトーマス・エジソンも数多くの失敗から成功を導き出しています。誤った選択、間違った行動などの結果として生じた失敗は、失敗したそのことよりも、どうやってそこから立ち上がるかの方がはるかに重要です。そのためにも、失敗から学び、何度でも立ち上がる、レジリエンス力を鍛えていくことが大切です。
6つ目は「いまここに100%全力投球」です。
何事にも全力投球できるというのは皆さん方、若者の特権です。躊躇することなく、己の信じるがままに全力を注いでみてください。100%の力で失敗することは、やらずに後悔するのに比べること幾万倍だと思います。全力を出し切ったチャレンジには、その成否にかかわらず、その人を必ず成長させるものだと言えます。
7つ目は「自己投資を続ける」ことです。
先ほども、人は生涯にわたって学び続ける存在だと言いました。人間としての成長に終わりはありません。自分へ向けた投資とは、お金だけを指すものではなく、時間も大切な投資対象となります。そして、読書によって新しい知識を獲得したり、世の中で生きるための経験値を積み上げていくための投資が大切になってきます。
8つ目は「時間を有効に活用」する、です。
Time is money(時は金なり)といいます。「時を守る」実践の中で時間を守ることの大切さは十二分に理解しているでしょう。時間を守ることは人との約束を守ることであり、相手をリスペクトすることです。何人にも平等に与えられた時間を有効に活用してください。そして、その限られたリソースを何に投資するかはあなた次第です。
9つ目は「できる方法を考える」です。
複雑化する今日の社会においては、問題解決のため唯一の「正解」を見つけることは極めて困難です。あらゆる方法を試し、問題解決に近づける「至適解」や「最適解」を導く力が求められています。決して諦めず、トライアンドエラーを繰り返してでも、粘り強く真実・真理に近づいていく努力こそが尊いのだと思います。
10つ目は「可能性に挑戦し続ける」ことです。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」とは、あるバスケットボール部の監督の言でしたが、本当の才能とは「諦めない心」だと思います。生まれもった才能より、実は、諦めない心の方が、はるかに重要です。諦めさえしなければ、夢が叶う可能性は飛躍的に向上します。夢や希望が成就しないのは、能力がないからではなく、途中で諦めるからなのです。
以上が「成功する人の10か条」です。
皆さんの心に一つでも刺さるものがあれば、今後の学校生活に生かしていただきたいと思います。
とはいえ、今お話しした10か条すべてを振り返るのは、話を聞いただけでは、かなり困難でしょう。今日のお話は学校ホームページにも掲載していますので、是非読み返してみてください。
さて、春は出会いと別れの季節です。
先日、卒業生と別れたばかりですが、4月になると先生方の異動があり、何人かの先生方は別の学校に転出され、お別れになります。もちろん、新しい先生をお迎えすることにはなるのですが、なんとも淋しい限りです。
ですが、新しい人との出会いは新たな縁をもたらします。新しい友、新しい先生との出会いから、皆さんの人生が大きく動き出すことだってあります。
そして、新たな人間関係は、皆さんの新たな面を輝かせるかもしれません。出会いの春に期待するとともに、そうした新たな人間関係構築のための自分磨きをお忘れなく。
新型コロナウイルス感染症の蔓延が予断を許さない中で春休みを迎えることになりますが、皆さんにはどうかお元気で。
私の話は以上です。
お願い
広報と広聴活動に力を入れている本校では、ホームページを通じた皆様とのコミュニケーションを大切にしたいと考えています。お手数ですが、この記事を見て「校長の思いがわかった!」と思った方は、下の「いいねボタン(手のマーク)」を押してください。よろしくお願いします。
第57回卒業証書授与式
【式辞】
春風駘蕩たる穏やかな日和に恵まれた今日の佳き日、本校PTA会長 金 由香里 様をはじめ、多くの保護者の皆様にご臨席を賜り、こうして「埼玉県立いずみ高等学校 第五十七回卒業証書授与式」を挙行できますことは、コロナ禍による様々な困難がある今日の状況を鑑みますと、大変ありがたいことだと思っております。「難があるから有難い」だそうですが、まさに感謝の気持ちでいっぱいであります。
ただ感染防止の観点から、在校生の参列を叶えることが出来なかったのは誠に残念でありますが、彼らは皆、温かい気持ちで卒業生を祝福する思いでいることをお伝えさせていただきます。
さて、本校第五十七回卒業となる二百六名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
皆さんの高校時代の後半は、感染症による闇が世の中を覆いました。先を見通すことができず、ステイホームと三密を避け、マスクと手洗いを続ける日々が続きました。そして、人々との接触を断つことがいかに辛いことであるかということを思い知らされました。
人類の歴史を振り考えれば、感染症をもたらすウイルスは、常に人類と共生する関係にあります。生き物について学び、生き物の生命の源である地球環境に関する多くの知識を得た皆さんには、私たち人類がそのウイルスとどう対峙していくべきかを知っているはずです。これから皆さんが社会に出で、世の中に貢献していく上では、環境問題をグローバルに思考できる力は、いずみ高生の大きなアドバンテージとなり得るものです。
今こそいずみ高校での学びの成果を生かし、環境の保全とその利活用について、世の中に役立つ実践者になっていただきたいと思います。
今日は、そんな皆さんに、この先不透明で難しい時代を逞しく生きていく上で、心にとめておいていただきたいことを二つだけお話しさせていただきます。
一つ目は「夢を追い続け、諦めず挑戦し続けること」です。
皆さんもよく知る発明王のトーマス・エジソンは、電球を実用化する際、実に二千個ものフィラメントを試し、ようやく低価格で効率的に生産できる電球を考案しました。気の遠くなるような努力を支えていたのは、夢を諦めない彼の熱意や情熱でした。エジソンは多くの失敗を経験するうちに、失敗とは目標に一歩ずつ近づいていることだという考えを持つようになったと云います。
「これは失敗ではない。うまくいかない一万通りの方法を発見したのだ。」
失敗とは人生を豊かにするスパイスのようなものだと云う人がいます。エジソンは自分の夢を追い続け、諦めずに挑戦するという意味で、非凡の才能の持ち主だったのだと思います。また、こんなことを言う人もいます。失敗や挫折のない人生なんてつまらない、人としての魅力もない。失敗や挫折の経験を素直に語れる正直さ、そこから諦めずに行動し、成長し続けたサクセスストーリー、そういうところに人は惹かれるのだ、と。
皆さんのこの先の人生にも、失敗や挫折が待ち受けているかもしれません。しかし、そこから学び、己を磨く機会と前向きに捉えることのできる、何度でも立ち上がれる、強いレジリエンスを持った人であってほしいのです。
二つ目は「心優しい人であること」です。
ある花屋さんに五歳くらいの小さな男の子がやって来ました。小さなカーネーションのバスケットを抱え、一人でレジにやってきた彼は満面の笑顔でレジ係の若い男性店員に「お母さんにあげるんですけど、これで足りますか。」と、かわいらしい小銭入れを渡しました。店員が中身を見ると、小さく折りたたまれた千円札が一枚入っていました。このバスケットは千五百円の商品だったので、これではお金が足りません。ところが、その店員は店の主に目配せをすると、千円札を取り出し「ああ ぴったりだ、買えるよ。お母さんきっと喜ぶね!」と男の子に優しく声をかけたのです。男の子は「ありがとうございました」と深々とお辞儀をして帰っていきました。時々こちらを振り返り、嬉しそうな表情で大きく手を振りながら。
このお話には二人の優しい人物が登場します。一人はカーネーションを買いに来た五歳の男の子、母親思いの優しさに溢れています。そしてもう一人はレジの店員です。男の子の健気な想いに気づき、機転を働かせて、最高の接客を行いました。それは優しくそして勇気ある行動でした。
私はこれまで、「諦めずに努力を続けること」こそ、人が最大限に力を発揮できる原動力だとお話ししてきました。また、人間だけが持つ「優しさや思いやりの心」を大切にしてほしいと、繰り返してきました。一人一人が夢を諦めずに努力を重ね、優しい気持ちを失わず、相手の立場に立って行動できさえすれば、この世の中は素晴らしいものになると信じているからです。おそらくこれは、人々が幸福に生きるためのただ一つの真理なのだと思います。
私の好きな映画にロビン・ウイリアムズ主演の「パッチ・アダムス」という作品があります。その主題歌「Faith of the heart」は、感動のラストシーンで、ロッド・スチュワートによって情感豊かに歌い上げられるのですが、この歌の歌詞の一部を紹介します。
「Cause I've got faith of the heart.(心に信じるものがあるから)
I'm going where my heart will take me.(心の導かれる道を進むんだ)
I've got faith to believe.(自分の信念を信じているから)
I can do anything.(どんなことでさえできる)
I've got strength of the soul.(くじけぬ魂があるから)
And no one's going to bend or break me.(誰にも屈することはないんだ)
I can reach any star.(どんな星にだって手が届くさ)
I've got faith,(信念があるから)
I've got faith, Faith of the heart.(自分の心の声を信じ続けよう)」
いずみ高校を巣立ち、人生という大海原に漕ぎだしていく皆さん、皆さんの心のうちにある信念、自分の心の声を信じて、皆さんの人生を正々堂々と歩いて行ってください。
さて、今日は皆さんの卒業の日ですが、これは皆さんだけのお祝いの日ではありません。ちょうど皆さんの誕生日がご家族の大切な記念日であるように、今日の卒業もご家族とともにその喜びを噛み締める日です。皆さんが生まれたとき、初めて言葉を発したとき、小学校や中学校時代の様々な出来事、そして三年前、このいずみ高校に入学したことなど、そのどれもがご家族の大切な思い出です。嬉しいことや辛いことなどが交錯する中、ご家族が今日までどんな思いで皆さんを見守ってきたか、家族の数だけ物語があるのです。
ですから、今日は、感謝の思いを表現することで、これまでの家族の思いに応えなければなりません。少し照れくさいかもしれませんが、「ありがとう」と声にしてみてください。
保護者の皆様におかれましては、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
本校入学時と比べて心身ともに立派に成長した卒業生の皆さんの姿を、職員一同とても頼もしく思っております。そして、この卒業を機に、さらなる大人としての成長を遂げてくれるものと期待しております。お子様の在学中、本校教育活動への格別のご支援とご協力をいただきましたことに、改めて衷心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
結びに、第五十七回卒業生の皆さんが、素晴らしい人生を歩み、未知なる地平に勇敢に旅立つことを心から願い、私の好きな言葉を添えて、式辞といたします。
To boldly go where no one has gone before!
令和三年三月十二日
埼玉県立いずみ高等学校長 栗藤 義明
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卒業記念品について
本日の第57回卒業証書授与式で披露された「卒業記念品」をご紹介します。
本校の象徴的存在である中庭に「サインポール」を設置していただきました。サインポールとは風見鶏付きの案内板のことです。いずみ高校には多くの施設がありますが、今年度までに新しい実習等が2棟建築され、実験実習1号棟から5号棟までがようやく揃いました。こうした施設を指し示す矢印の形をした看板がこのサインポールに取り付けられています。写真をご覧になれば一目瞭然、いずみ高校の新たなシンボルとなりそうです。
第57回の卒業生の皆さん、ありがとうございます。
末永く大切に使わせていただきます。
平成30(2018)年度に実施した「グローバル・ワークショップ in Zew Zealand(海外研修)」に行ったとき、NZ最南端の街「Bluff」で見たサインポールを彷彿とさせる、とてもスマートなデザインです。
(H30.8.24 GWNZ報告書から)
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第3学期始業式
【始業式・校長講話】
皆さん、おはようございます。
新しい令和3年がスタートしました。この冬休みはコロナ禍の影響で「静かな年末年始」となりましたね。私も帰省は見送り、自宅でのんびりと過ごしました。比較的まとまった時間がとれましたので、年末に三木先生が「海外ドラマを観てみよう」とお話しされていましたが、私は昨年話題となったアニメーションとその映画を観てみました。
今日はその作品のメッセージでもある「思いやりの心とレジリエンス」についてお話しします。
私が観た作品とは、もちろん吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さん原作の「鬼滅の刃」です。皆さんもよく知っているとおり、原作の方は昨年5月に4年と3か月間の連載を終えています。一昨年にアニメ化され、地上波UHF局の深夜枠で放映されると、その後の再放送、動画配信サービスなどで人気に火が付き、空前のブームとなりました。
私はこのブームの背景には「コロナ禍」があったと思っています。それは主人公の竈門炭次郎という少年のもつ「思いやりの心」と「立ち直る力(レジリエンス)」が、コロナ禍に疲れた私たちの心を捉えて離さなかったから。新型コロナウイルスによって、理不尽な状況に苛まれ、得体のしれない閉塞感のようなものに包まれていく中、劇中に登場する鬼という禍に巻き込まれて生き死にを懸けて戦う主人公たちの理不尽極まりない状況とが重ね合って見えてくるような気がしてならないのです。
炭次郎はもとより、妹の禰豆子、善逸、伊之助といった仲間、他の剣士、柱、そして鬼までも、その生きざまや家族のあり方などが、物語が進むに連れて明らかになっていきます。「鬼退治」が中心の物語であるものの、単なる勧善懲悪にはなっていません。理不尽で身勝手に振る舞い、悪として描かれる鬼たちでさえ、私たちとはかけ離れているのかと問われれば、人間が持ち得る負の側面を持っていることに気づかされます。自己中心的な考え方、怖れ、妬み、憂いなど、人間の持つ醜悪な部分が「鬼」という存在に象徴されているに過ぎません。現実の社会にある禍や人間のもつ負の部分を「鬼」と表現し、諦めず前向きに立ち上がるレジリエンス、許す心、寄り添い労わる心、そして未来を捉える視点が炭次郎たちの行動を通じて描かれているわけです。
「レジリエンス」という言葉は、皆さんにとっては耳慣れない言葉かもしれませんが、阪神淡路大震災や東日本大震災といった厄災の後に、日本人がもつべき大切な力としてしばしば用いられてきました。大きな試練や困難に直面した時、その状況を受け止め、それを乗り越えようとする前向きな力のことを「レジリエンス」と言います。この力は人間に生まれつき備えられた力ではなく、様々な経験やトレーニングによって培われ、鍛えられていくものです。たくさんチャレンジし、たくさんの失敗を重ねながらも、それを乗り越えることで強くなっていくものです。実はこのレジリエンスという力に最も必要とされるものが「感謝する気持ち」「人を思いやる気持ち」であって、炭治郎はこうした強いレジリエンスの持ち主だと言えます。
報道のとおり、国がいわゆる新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言を発令し、埼玉県知事・県教育委員会が指示しました。前回4月とは異なり、学校を一斉休業することはしないこととなりましたが、これは、これまでの経験、とりわけ疫学的知見の積み上げによるものであり、ウイルスの感染症が弱くなったわけでもなければ、決定的な治療薬や予防法が確立したわけでもありません。緊急事態宣言は、現行の法律でできる最大限のメッセージに過ぎず、大切なのは一人一人の受け止めとそのことによる行動変容です。生徒の皆さんにできることは、まずはマスクを確実に着用することです。そして食事中に会話をしない、寄り道をせずに帰宅することです。
東京大学などの研究チームの実験では、飛沫を出す側がマスクをすると対面した者が吸い込むウイルス量は大幅に減るというデータが示されました。吸い込む側がマスクをした場合も一定の効果が確認されています。こうしたエビデンスが出てきていてもなお、公共の場でマスクを着用しない人や着用の仕方が不十分な人がいて、そのことを巡って揉めごとも起きています。昨年11月には、東京メトロ半蔵門線の車内で、マスクで鼻を覆っていない男を別の40代男性が注意したところ口論となり、男が催涙スプレーを噴射するという傷害事件がありました。人には他人に指摘されると自分の意思決定が阻害された気がして攻撃的になる心理が作用するとの指摘もあります。マスク着用は「社会を守る、大切な人を守る」ために必要なマナーです。法律で定められているわけではありませんが、マスク着用をしない人には、世の中からかなり強い社会正義圧がかかってくるということを覚悟しなければなりません。昨年クラスの授業を見学したとき、マスクを着用していない人が数人いたクラスがありましたが、その後はどうでしょうか。
マスクを正しく着用してください。これは校長からのお願いです。先生方から指摘されても攻撃的な反応をすることがないように、これらは皆さんを守るために行っているのですから。
コロナ禍でストレスが溜まるのはよくわかりますが、炭次郎のような「思いやりの心とレジリエンス」で、頑張ってほしいと思います。レコード大賞を受賞したLiSAさんの「紅蓮華」はこの物語の主題歌ですが、歌詞に「ありがとう 悲しみよ」という部分があります。実はこの部分、テレビシリーズのオープニングでは「何度でも 立ち上がれ」と歌詞が差し替えられています。元々の歌詞は物語の後半で炭次郎が達観する思いを表現したものですが、物語の冒頭部を描いたテレビシリーズにはそぐわないと、LiSAさん自らが書き直して唄っているのだそうです。この「何度でも 立ち上がれ」こそがレジリエンスの強さをストレートに表現していると思います。
緊急事態宣言下の学校運営について、本日、保護者宛てに通知を出しました。詳細は通知を見てほしいのですが、感染防止の更なる徹底、登下校時の3密の回避、部活動などの課外活動の中止、各家庭へのお願いの4点を記してあります。
この通知の趣旨を生徒の皆さんもしっかり受け止め、「思いやりとレジリエンス」をもって、ともに、この難局を乗り切りたいと思います。気持ちを一つにして取り組みましょう。
R03.1.08「緊急事態宣言下の学校運営について」.pdf
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第2学期終業式
【校長講話・全文】
コロナ禍の影響で、8月25日にスタートした、長かった2学期も本日で終了となります。ドイツの詩人フリードリッヒ・シラーは、「時の歩みは三重である。すなわち、未来はためらいつつ近づき、現在は矢のようにはやく飛び去り、過去は永久に静かに立っている」と表現したそうですが、時の流れは不可逆的で、あっという間の刹那に過ぎていくものですね。
そう考えると、皆さんが、遠くない将来、社会人になるのもほんの少しだけ先の話です。
一番近いところにいる3年生の中には、あと3か月で社会人デビューする人もいます。1年生の皆さんだってあと数年経てば高校を卒業し、自分のやりたいことを見つけ、自分の人生を切り拓いていくことになります。就職や進学を控えた2年生の皆さんは、来年の夏にかけて、自分自身のポテンシャルを高めるとともに、資格取得や企業研究に取り組み、「コレだ」と思える仕事や学校を探していくことになります。
世の中には、実に様々な仕事がありますが、社会で働くということは、「誰のために自分は役に立っているか」ということではないでしょうか。自分がこの世の中で、何かしら貢献しているという実感こそが、「働く歓び」につながり、心が満たされ、つまりは幸せを感じることにつながります。マネジメントの父として知られるP・ドラッカーは、「組織とは、個として、あるいは社会の一員として、貢献の機会と自己実現を得るための手段である。」と述べています。つまり、何かしらの事業に関わるということは、働く歓びと生きる喜びを得ることになると言っているのです。
働く歓びとは何か、今日は「イソップ物語」からある寓話をご紹介します。
中世のとあるヨーロッパの町。旅人がある町を歩いていると、汗をたらたらと流しながら、重たいレンガを運んでは積み、運んでは積みを繰り返している3人のレンガ職人に出会いました。
旅人は「何をしているのですか?」と尋ねました。
すると、そのレンガ職人たちはこう答えました。
一人目は、「そんなこと見ればわかるだろう。親方の命令で『レンガを積んでいる』んだよ。暑くて大変だからもういい加減嫌になってしまうよ。」と不満顔で答えました。
二人目は、「レンガを積んで『壁を作っている』んだ。この仕事は大変だけど、日当がいいからやっているんだ。すべては家族を養うためさ。」と汗をぬぐいながら答えました。
三人目は、「レンガを積んで、後世に残る『大聖堂を造っている』んだ。こんな仕事に就けてとても光栄だよ」と満面の笑みで答えました。
3人のレンガ職人は、それぞれ「レンガを積んでいる」という仕事自体は同じです。仕事の内容や役割が同じであるため、賃金もほとんど変わりません。しかし、「動機」がまったく違っていました。働く意識、目的意識が全く違うのです。
一人目は、希望・夢・志といった使命感はまったくありませんでした。ただ言われたからやる。言われなければやらない。ただ「レンガ」しか見ていないのです。作業としての仕事、労役としか感じていません。
二人目は「金を稼ぐため」に否応なしに働いている。目の前にある「壁」しか見えていません。頭の中は「もっとお金になる仕事はないか」という思いしかないのかもしれません。
三人目は、後世に残る歴史的事業に参加して、町中の人々を笑顔にするためという大志を抱き、明確な目的意識を持って働いています。この先100年後に完成するであろう「大聖堂建設」のため、仕事を「使命」と感じています。
ここで皆さんに質問です。もしあなたが家を建てるとしたら、三人の職人のうち誰に頼みますか?
-もちろん三人目の職人に依頼したくなるはず。
世の中に貢献しているという実感、誰かのために役立っているというモチベーションこそ、プロフェッショナルが最も大切にしなければならないものです。目の前のレンガを積んでお金を稼ぐという気持ちでは自分自身の満足は得られません。世のため人のためにと大志を抱いて努力することで、例えば大聖堂建築という偉業につながれば、それはそのまま自分自身に反ってくる。
いずみ高校は「地球環境のよき理解者としての、グローバルな視点をもった、品格あるスペシャリストを育成する学び舎」です。相手の立場になって、相手の心を労わることのできる、そんな人になってほしい。そうした気持ちが、やがて「誰かの役に立つ」という歓びに変わっていき、真のスペシャリスト、プロフェッショナルになっていくのだと思います。「時を守り、場を清め、礼を尽くす」ことを第一歩として、世の中に役立つ人になるよう頑張ってください。
ところで、先ほどの三人のレンガ職人たちのその後はどうなったのでしょうか。件(くだん)の旅人が10年後再びその町を訪ねました。
一人目は10年前と同じように文句をいいながらレンガを積んでいました。二人目はレンガ積みよりお金の良い仕事に探し出し、転職していました。その仕事といのうは、危険を伴う教会の屋根の上での仕事でした。三人目は建築現場の施工管理者として施工を任されるようになり、のちに出来上がった大聖堂には彼の名前が付けられたということです。
コロナとともにいろいろなことがあった令和2年が終わります。
皆さんにとってこの1年はどんな1年だったでしょうか。相手の気持ちを思いやれるような、そんな心づかいができましたか。そして、誰かのために役立つことができたでしょうか。コロナ禍での年の瀬に、自分自身の心の成長を振り返り、新たな1年に向けて、大きな夢や志を抱いてほしいと思います。
それでは新年1月8日(金曜日)、皆さんと元気に再会できることを、、、
私の話は以上です。
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陸上部壮行会(2-6田畠さん)
今週末に群馬県の「正田醤油スタジアム群馬」で開催される「令和2年度 第24回 関東高等学校選抜新人大会陸上競技選手権大会」に出場することとなった、2年6組の田畠杏純さんの壮行会を行いました。本来なら体育館で行うところですが、コロナ禍のため放送による壮行会となりました。
【校長あいさつ】
皆さんもご存知のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの対外的行事が様々な制限・制約を受けています。生徒会活動はもとより、運動部・文化部の活動、農業クラブや各種資格試験等、例年とは異なる活動を余儀なくされており、青春のエネルギーが持て余し気味だ、なんていう人も多いかもしれません。
そうしたコロナ禍ですが、いずみ高校陸上部がまたやってくれました。昨年度に続いての関東大会出場です。
先月9月26日から28日にかけて熊谷スポーツ文化公園で開催された「令和2年度埼玉県高等学校新人陸上競技大会」の女子棒高跳び競技において、2年6組の田畠杏純さんが、埼玉県第2位の栄誉を獲得しました。記録は3m30、優勝した選手とはわずか10センチの差でした。2m90までをパスした田畠さんは、3m、3m10、3m20、3m30とそれぞれ1本目の試技でクリアしました。ここまでは優勝した選手と互角の状況です。バーの高さが3m40になると雌雄が決しました。3回目の試技でクリアした相手方の選手が優勝となりました。
それでも準優勝という結果です。素晴らしい、本当によく頑張ってくれたと思います。この大会結果を受けて、田畠さんは、今週末、群馬県前橋市にある正田醤油スタジアム群馬で開催される「令和2年度第24回関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会」に出場することになりました。
田畠さんのなし得た成果は、もちろん本人の努力の結果ですが、田畠さんの指導に当たってくださった先生やコーチの方々、ともに汗を流した陸上部のチームメイト、そしてご家庭など、多くの方が田畠さんを支えてくれました。正田醤油スタジアムのフィールドに立つのは田畠さん一人ですが、田畠さんの後ろにはそうした大勢の人たちの思いが込められていることを忘れず、大応援団を従えて競技するつもりで頑張ってください。今度の土曜日午前10時、私たちも、ここ「さいたま」の地から、田畠さんの競技を応援します。
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第2回学校説明会
生憎の雨模様の中、いずみ高校に足を運んでくださった中学生、保護者の皆様に感謝申し上げます。
第2回目となった学校説明会も「生徒の学科プレゼン」「体験授業」など盛りだくさんのプログラムを用意させていただきました。今回は今年3月末に完成した「実験実習5号棟」での足場体験にお邪魔しています。土木を学ぶ「環境建設科」では、建設現場に欠かせない足場組立を学びます。また、そのスキルについての資格取得にも力を入れています。2年前には技能五輪全国大会(足場組立解体)に選手を輩出するほど熱心に取り組んでいます。
事前に申込みいただいた中学生(女子も複数いました)たちにヘルメットや安全具等を身に付けてもらい、足場組立と解体の簡単な工程を経験していただきました。写真では伝わりにくいですが、高いところでの作業は心理的に難しく、恐怖心から思ったとおりに身体が動かなくなることもあります。本校の職員と経験とスキルをもった生徒たちがサポートしながら、足場作業の実際を体験していただきました。
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実践的職業教育(食肉加工)から
生物資源化学科は「食品製造」について学ぶ学科です。
毎年、豚の半身を教材に、食肉加工の授業を行っています。以前からずっとお世話になっているプロフェッショナルの方を講師にお迎えし、豚を解体し肉としての加工を行いながら、手際よくさばいていく様子を見させていただきました。
時間の関係で解体するところだけの取材となりましたが、生徒たちは、その後、実際にボーンレスハムやソーセージの加工などにも挑戦するなど、プロのテクニックを学びました。
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ソーシャルスキル・トレーニング講習会
本校の特別支援教育委員会が委嘱している、巡回相談員(カウンセラー)の宮本先生にお願いして、第1学年を対象にソーシャルスキル・トレーニング(SST)講習を行っていただきました。
ソーシャルスキル・トレーニング(Social Skills Training)とは、対人関係や集団行動を適応的に営むための技能(スキル)のことです。対人場面において、相手に適切に応答するために用いられる言語的・非言語的な対人行動のことであり、その対人行動を習得するための練習とも言えます。
多くの人たちと関わりながら知識を身に付けていく中で、親や周りの人の行動を見聞きしたり習ったりして、自然に社会生活に必要な行動を習得し、小さな成功体験を積み重ねることで自己肯定感も育つことが多いとされていますが、これらのスキルの習得に何らかの困難さを抱え、学校や家庭等で社会生活に過ごすだけでは適切な対人関係を築くのが難しいこともあるそうです。
宮本先生の巧みな話術(アクセルとブレーキの話は分かりやすかったですね)、またお勧めの漫画の紹介など、時間の経つのを忘れるほどの1時間でした。生徒たちも集中して聞いていました。
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第1回学校説明会
新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度の学校説明会は約2月遅れてスタートしました。
先週末はその第1回目でしたが、中学生が200名、その保護者の方が195名参加してくださいました。3密を避け、マスクの着用と手指消毒をお願いしての実施となりました。
昨年度までは生徒会の生徒が学科紹介をしていましたが、今年度は学科選出の選りすぐりの生徒がプレゼンをすることとなり、各学科ごとに工夫をこらした紹介となりました。
学科紹介
体験授業の様子
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