生物サイエンス科ニュース
【生物サイエンス科】授業内容の紹介②
生物サイエンス科では、生命・自然環境・環境問題を学んでいます。
前回の記事で、自然の仕組みについて『マクロの視点』で学びます、とご紹介しました。
今回は『ミクロの視点』から学ぶ生物科学の授業をご紹介します。
生物科学では、2年次には植物の体の構造や代謝について学び、顕微鏡観察や酵素の性質やそれを活用した実験を行います。3年次には光合成色素についてや動物の体の構造や発生について学び、観察・実験を行います。
生徒は2年間を通じて、生命現象の本質を学んでいきます。
今回、3年生の実験の様子をご紹介します。
生徒たちは4月から光合成色素について学び、クロマトグラフィーや分光光度計を用いての実験を行ってきました。
今回は色素の関連として、pHによる植物色素の性質変化実験を行いました。
強酸性~中性~強アルカリ性の範囲の試薬を入れた試験管を5本用意し、植物色素抽出液を加えます。
手元のビーカーの抽出液と、試験管で反応させた色が違うことが分かるでしょうか。
今回の実験では、pHによる色の変化に驚いたり、楽しんだりする生徒たちの様子が印象的でした。
【生物サイエンス科】授業内容の紹介①
生物サイエンス科では、生命・自然環境・環境問題を学んでいます。
生態学基礎や埼玉の環境という授業では、生物の観察や調査などの実習を行いながら、「自然の仕組み」について『マクロの視点』で学んでいきます。
2年生の必修科目で学習する生態学は、自然を生物と環境の関わりの面から学ぶ学問です。
1学期は、生態系についての学習や、校内に生えている雑草や花木について来歴や特徴などの学習、実物のスケッチの実習を行います。
今回はニワゼキショウについて学びました。
ニワゼキショウ(庭石菖)学名: Sisyrinchium rosulatum
アヤメ科ニワゼキショウ属 一年草
直径5mmから6mm程度の小さな花で、花色は白のものと赤紫のものがあります。
生徒は、班ごとにニワゼキショウを探しにいき、採取してきます。
採取してきたら、葉の形や付き方、花の仕組みなど、よく観察します。ルーペを使って細部まで見て、スケッチします。
生徒たちは時間いっぱいまで真剣にスケッチに取り組んでいました。
(別日のスケッチの様子です。この日はカラスノエンドウなどの雑草9種類の学習でした。)
激辛!!ねずみ大根!(生物サイエンス科)
生物サイエンス科の2年生「総合実習」で栽培した「ねずみ大根」を収穫しました!
このダイコンは大根おろしに最適で、わさびにも勝る辛さです!
どんな形か、どんな味か楽しみ!
形はまさに「ねずみ」を思わせます!
ちなみに大きさはなんと手のひらサイズ!ねずみの大きさ!
担当の先生のイキなはからいで収穫直後のダイコンをおろしで味見!激辛!そして感激の味!!1人1本ずつ持ち帰りました!!
いずみ高校では、ほかにも煮物用の「おふくろ」(1年・生物系)や「練馬沢あん」(3年・生物資源化学科)などが栽培されています。
コミックマンガ「鬼平犯科帳(池波正太郎原案、さいとうたかを画)」にも主人公の長谷川平蔵がこのねずみ大根を信濃国(長野県)でそばのつゆに合わせて食して、辛さに驚くシーンがあります。酵素「アミラーゼ」を痛感したダイコンでした!!
第5回学校説明会お待ちしてます!(生物サイエンス科)
明日、11月9日(土)に第5回学校説明会が開催されます。
午前の講座3コマのうちの1つでは「生物サイエンス スズメバチの生態と昆虫標本づくり」を行ないます!
お手伝いのスタッフ(生物サイエンス科2年生)も張り切っています!
お土産付きです!
※申し込み制なので、当日いきなりの参加はできません。このページを見て、興味を持った中学生は11月29日(金)夕方予定のナイトキャンパスにホームページから申し込みをしてください。
秋の七草ガーデン(生物サイエンス科)
2年生生物サイエンス科の授業「総合実習」では、草花「秋の七草」を栽培しています。
秋の七草は、食用の「春の七草」と違い、万葉集でも詠まれている観賞用のお花たちです!
ナデシコ(カワラナデシコ)
キキョウ
ススキ
他にも、オミナエシ、ヤマハギがあり七草のうち5つがわれらのガーデンにあります。
ちなみに覚え方は、「お好きな服は?」
オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギの七草です!
一度、見に来てください!
場所は本校グラウンド南側のビジネスホテル隣です!
卒業生の言葉(生物サイエンス科)
3月8日(金)に第23期生が卒業式の日を迎えました。
いよいよ来週より新しい進学先、就職先へと旅立ちます!
生物サイエンス科3年2組に「卒業生の言葉」を記入してもらいました。
代表して4名の言葉を掲載したいと思います!
(Aさん)
生物サイエンス科で学んだことは、常に疑問を持つことです。
テストのために必要なことを暗記するのも大切なことだけど、どうしてそうなるのかを考えたり、観察をする中で、自然や生き物に備わる機能の意味について考えるようになりました。
授業でいつも「あなたたちは不思議に思わないの?」と疑問をたくさん投げかけられることで、疑問に思うことは変じゃないし、知識にするための過程なんだって分かるようになりました。
課題がたくさん出て、ダメ出しもたくさんされたけれど、生サでの学校生活が一番居心地がよくて楽しかったです。
(Bさん)
2年間、何かするたびに「正確さ」や「慎重さ」を求められたのでためになりました。
中学校までは、簡単な実験ばかりで「なんとなく」やっていても成功したけれど、サイエンスの実験では、意味を分かっていないとダメだったり、協力が必要であったりと、責任感や緊張感を持って実験をしたことで、実験の基礎が必然的に身についたと思います。
(Cさん)
人間が環境に対して何をしてきたのかを広い視野で学ぶことができたと思います。
人間が発展させてきた科学技術自体にも、良い面と悪い面があるだけでなく、人間にとって良かれと思ったことが、環境にとっては裏目に出ることもあることを知りました。
環境問題はとても複雑で、科学技術だけでは解決ができないし、色々な立場の人たちが考えていることを教わることができたので、良かったです。
生サの授業を通して、色々な角度から物事をみないと本当のことは分からないということを学びました。
(Dさん)
埼玉県やさいたま市には自然がないので、いずみ高校で本当に自然の勉強ができるのかと考えていましたが、生物サイエンスで学ぶことができて結果的には良かったです。
埼玉県には有名になるような自然はないですが、人間の生活と自然が交じり合っている場所で、里山のこととか外来種のこととか、私たちの生活と自然の関わりについて、考えさせられることが多くありました。
授業で言っていたように、自然と人間の生活がぶつかる境界となる地域で、自然保護をどのようにしたらいいのかを大学で学んでみたいと思います。
ご卒業おめでとうございます!
それぞれの道で活躍されることを願っています!
いずみ高校らしいボランティア(三ツ又沼ビオトープ)
3月17日(日)に三ツ又沼ビオトープ(川越市・上尾市・川島町の3市町にまたがる、かつて荒川と入間川が入り組んだ地域)で本校生徒(2年生物サイエンス科・生物資源化学科・環境デザイン科・環境サイエンス科・1年生物系)計18名がボランティア活動に取り組みました!
ボランティアの内容はビオトープ内の外来種であるヒガンバナの駆除(球根ごと抜き取る実習)でした。
「荒川の自然を守る会」のボランティアの方々も10名ほどいらっしゃってビオトープの自然観察と紹介をしてくださいました!
いずみ高校らしいボランティアです!
来年も行う予定です!入学許可候補者の皆さんもぜひ!参加してください!!
野鳥観察・鴨川(生物サイエンス科)
2月1日(木)生物サイエンス科2年生が科目「生態学基礎」でさいたま市が誇る「鴨川」まで徒歩で野鳥観察に出かけました!
だんだん春らしくなってきたものの、まだまだ冬景色。
双眼鏡を覗くとその先には
オオバンの群れ
カルガモやマガモの群れ
カワウの素潜りショーなどが観察できました。
他にもゴイサギ、ハクセキレイなども見つけることができました!
また、「鴨川みずべの里」も見学しました。
この周辺は、いずみ高校の前身の県立与野農工高校の実習水田が1986年まであった場所です!
アブラムシはセミの仲間(生物サイエンス科)
生物サイエンス科2年2組の科目「生態学基礎」でイスノキの虫こぶの中にあるアブラムシ、「ヤノイスアブラムシ」の観察を行いました。
このイスノキの葉についた虫こぶの中にアブラムシがいるのです!
虫こぶをカッターの刃で切るとシャーレの中に小さな小さな昆虫がたくさん出てきました!
モニター画面で映し出されたものを参考に
ルーペに実体顕微鏡にと一心不乱に集中して観察とスケッチをしています!
拡大して観察しているものがこちら!右がおなじみ(?)の幼虫、左の羽のあるものが成虫です。
こうしてみるとアブラムシがセミの仲間(カメムシ目)であることがわかりますね。
昆虫苦手も昆虫好きに!興味をもって真面目に取り組む生物サイエンス科!
三ツ又沼ビオトープ管理実習ボランティア
3月19日(日)に三ツ又沼ビオトープ(上尾市、川越市、川島町の境にある荒川と入間川がかつて合流していた場所)の管理実習ボランティアを本校の1・2年生3学科、2系列の15名が参加しました。NPO法人荒川の自然を守る会の指導のもと、指導者やボランティアの方と一緒に行いました!
一見、自然豊かに見える、この場所も・・・
例えば、このビオトープの象徴となっている沼。水がとても濁っています。
これは沼の水を浄化してくれる水草が外来種のカメにより食べられてしまって、なくなったことによるものです。
今日は、植物の駆除です。そのターゲットは
ショカッサイです。こちらも1つ1つはきれいなのですが、はびこって自生種を駆逐してしまします。
ほかにもヒガンバナを球根から掘り起こす作業を行いました!
今回は、傾斜地での作業です。
みんなもくもくと力強く、外来種の駆除に打ち込んでいました!
ヒガンバナの球根つきです。台風などによって、この地に流れ着き、あっという間に広がっていくそうです。
駆除した外来種は、袋に入れて、3市町が回収していくそうです。
最後に代表から、活動の説明や今後の活動の継続を期待している等のお話をいただきました。
ちなみに、今回の活動では、「汚れても大丈夫な服」という指示連絡をしましたが、各学科の実習服や各学年のジャージなど色とりどりとの服装で参加しました。
今回のカメムシ
ビオトープ管理実習の最中、生物系1年のF君がカメムシを見つけてくれました!
これは、アカスジキンカメムシの幼虫です。人面カメムシの一つと言われています。
よく見ると人の顔に見えますね!
成虫は色も模様もまったく別物になります。気になる人は調べてみてください。
F君ありがとう。
卒業生の感想(生物サイエンス科)
来る3月10日(金)に卒業式を迎えます。
生物サイエンス科の3年生に授業を通して学んだことを書いてもらいました。
代表して4名の感想を。
Aさん
生物サイエンス科の授業では、細胞などのミクロの世界や環境問題などのマクロの分野についても学びました。
また、植物の授業もあり、色々なことを広く知ることができました。
植物では、光合成や呼吸など基本的なことから自分達で培地を作り、カルスを誘導を行ったり…
細胞や、遺伝子について多様性や自分達の知らない常識を知ることができました。
また環境分野では、海やプラスティックや化石燃料、日本があまり見せたくないような部分まで知ることができました。もっともっと知りたいと思う反面けっこう難しいことをやったんだなと自信に思う気持ちもあります。ありがとうございました。
Bさん
私が2年間、生物サイエンス科で学んだことは数字の大切さと、科学技術の発展と問題の2つが挙げられます。
どのような実験であっても数字を記録、比較することでその実験の結果が見えてくるようになり、数字の大切さを実感しました。
また、発展した科学技術によって遺伝子組み換え、育種など様々なことができる世界になりましたが、それに伴うモラルや人間性の問題点を考えることができました。
Cさん
物事を科学的にみると1つの考え方だけではないので、1つのことを知りたい時、何度も何度も繰り返さないと知りたい中身が見えないことを学んだ。
科学的に証明されたことは正しいと思うが、いまだに証明されていないことに対してこうだったらいいな、あったらいいなと考えるのも面白いと思った。4次元ポケットなど。
植物に関する科学にしか興味がなかったが、授業を受けてみると、他の分野も興味深いことに気がついた。
班内で協力することがどれだけ重要か、特に3年生で学んだ。
Dさん
特に環境問題については授業を受ける前と後では考え方が変わるようになりました。とても大きな規模で想像しなければならないので具体的な問題について理解できていなかったのですが、実際にあるデータのもとで考えていくと、このままでは生物達が暮していくうえで、不安だと思いました。このような実際に私たちが関わっている問題を考える時間はとても興味深く、身の回りの環境に対して、自分から考えられるようになりました。
湧泉祭(文化祭)にて。3年2組。
卒業おめでとうございます!!いずみ高校、そして生物サイエンス科で学んだことを活かして各方面での活躍を期待しています!!
スズメバチの標本作成実習(生物サイエンス科)
2月8日(水)に生物サイエンス科2年生の「生態学基礎」で、昆虫の標本作成の実習として「オオスズメバチ」、「コガタスズメバチ」の標本作成実習を行いました。
発砲スチロールの台を使って、展翅(翅を伸ばすこと)と展足(6本の足をのばすこと)を行う実習です!
手順と方法の説明の後、全員がとりつかれたように熱中!
ピンセット、柄つき針、昆虫針、展翅テープを使って形を整えます。
いい感じにできました!スズメバチ片手にピース!
完成後は、各部位を観察してスケッチです。単眼や複眼、翅脈(しみゃく=はねのもようのこと)まで正確に!
作品集を2号館2階課題研究室前のガラスケースに期間限定で展示中です!
野鳥観察実習②(生物サイエンス科)
1月25日(水)の生物サイエンス科2年生「生態学基礎」の授業で埼玉県が誇る「鴨川」(かもがわ)へ徒歩で野鳥観察実習を行いました!
天気は観察びよりに見えますが、もの凄く冷たい風の強い日でした。
各々が双眼鏡を手に真剣です。
何やら確認できました。
「オオバン」が観察できました。
この鳥は冬季になると本州以南で越冬する冬鳥もしくは留鳥に分類されます。
ほかにもカルガモ、ハクセキレイなどを観察しました。
時間の中で「鴨川みずべの里」でも観察実習をしました。
ここは、「音とかおりの里」ともいい、鳥の鳴き声や季節に木々の花のかおりが楽しめる公園です。
また、昭和62年までいずみ高校の前身の与野農工高校の実習水田があった場所でもあります。
時代を超え、内容を変えても徒歩で高校生が実習をすることでとても感慨深い話です。
野鳥観察実習①(生物サイエンス科)
1月18日(水)の生物サイエンス科2年生の「生態学基礎」の授業で鳥類の観察実習を行いました。
鳥類の渡りや双眼鏡の使い方などを学習した後、本校ビオトープに出て、鳥類の観察です。
中にはメジロなど見かけた生徒もいました。(写真はとれませんでした。)
池に注目していると・・・
カルガモの編隊が見られました。
来週は校外実習を行います!
外部講師による実験動物解剖実験(生物サイエンス科)
11月29日(火)に「未来の職業人育成事業」の一環として、生物サイエンス科3年生は、三協ラボサービス(株)受託部で実験動物技術指導員の川村直(ただし)様を講師としてお招きし、実験動物解剖実験を実施しました。
動物実験用の無菌ラット(SPFラット)を使用しての開腹実験です!
この実験の目的は、動物に触れ、生命の不思議さなどを学び、代表的実験動物であるマウス、ラットの違いや雌雄判別を理解することなどです。
最初に、マウスとラット、そしてそれぞれのオスとメスの判別などを学習しました。
ハンドリング(取り扱い方)の実習しました。
その後、苦痛を伴わない安楽死を経て、解剖実験を行いました。
講師の先生の優しいご指導のおかげで、怖いと思っていた実験もすみやかに!
内臓の構造を理解し、スケッチを描いて終了です。
年に1回、生徒にとっては入学から卒業まで1度きりのとても貴重な実験でした。
三ツ又ビオトープで保全活動
生物サイエンス科2年生は、科目「生態学基礎」の一環として、11月2日(水)の午後、バスで三ツ又ビオトープ(荒川の河口から48km地点付近の開平橋上流の河川敷にあり、上尾市、川越市、川島町の境に位置する、荒川と入間川のかつての合流点付近の旧流路の一部)で保全活動としての校外実習を行いました。
前週に(公財)日本生態系協会の方より、講義(校長室・校長's log参照→こちら)を受けて、現地に赴いての校外実習です!
いずみ高校にもビオトープがありますが、埼玉県を代表するビオトープのため、いつもよりまごころこめて、スコップやクワを振り上げました!
インストラクターの方より、自生種のミズアオイが発生確認したことや、先月はシカが現れたなどの話をうかがいました。
希少な動植物にあふれた場所となるよう、保全活動にも頑張っていきたいと思います!
このプロジェクトは武州入間川プロジェクトの助成により、実施しています。旗もバッチリ!
ベイトトラップで昆虫採集を
生物サイエンス科2年生および3年選択科目「生態学基礎」で、エサをプラスティックカップに入れた「ベイトトラップ法」でビオトープ内の昆虫採集を行いました。
この方法は「ホールトラップ」ともいい、夜間に地中を歩き回ってエサをとる昆虫(地上徘徊性昆虫)をターゲットに、落とし穴で採集する方法です。
地上徘徊性昆虫は、行動が比較的狭い範囲に限られるので、 環境の変化に敏感に反応することが知られています。
そのため、 環境の指標生物としても利用されています。
エサは、氷酢酸、カルピス、粉末すしのこ、魚肉ソーセージ、さなぎ粉など班で話し合い、仕掛けも工夫をするなどしてトラップをしかけました。
各グループで議論をして、場所を決定します。雨対策もバッチリ。
1週後の同じ授業の時間で回収しました。
ハサミムシ、シデムシ、ゴミムシ、ヤスデなどが確認できました。
設置した場所やベイト(エサ)などから検証します。
コオロギとハサミムシの決闘?も観察できました。
「生態学基礎」では昆虫の学習をさらに深めていきます。
水環境と水質検査
9月21日(水)~28日(水)の間、1年生生物系は、「農業と環境」の授業で、①ビオトープの水、②学校近くの河川の水、③地下水、④生活排水の4つの水を使って、それぞれの水の水質を調査しました。
調査の項目は、COD(化学的酸素要求度)、りん酸態りん(リン酸分)、アンモニウム・亜硝酸態窒素・硝酸態窒素(チッ素分)DO(溶存酸素量)およびpHの7項目です。
ビオトープの水も採水して調査です。
調査する水をパックテストで検査です。
変化した標準色の上にのせて比色します。
すべての班が数値を記入します。どの水のどの値が高いでしょうか?
確認できた数値を見て、意見交換!自分たちの身近な水質なので、みんな真剣です!
総合教育センター 宿泊実習(生物サイエンス科)
生物サイエンス科2年生38名は、9月12日(月)~14日(水)に総合教育センター江南支所(熊谷市御正新田)で宿泊実習を行いました。
本校では、宿泊は3年ぶりの実施です。
教育センターの先生方の指導のもと、定番のトラクタ実習のほか、ドローン実習、飼育実習、自然観察実習と盛りだくさんの実習を行いました。
とても環境がよく、引率教員も昆虫採集です。
きれいな緑色のアオオサムシが取れました。
一緒に足を延ばして、標本にしてくれる人、募集中です!
最終日(3日目)にはバスで施設見学です。
資源再生リサイクル企業である石坂産業(入間郡三芳町)へ行きました。
会社所有のビオトープやくぬぎの森カフェなども見学して、終了後はディスカッションです。
天気も良く、充実の3日間でした!
バイオテクノロジーでドラゴンフルーツを
期末考査は終わりましたが、いずみ高校の実験実習は続きます。
生物サイエンス科2年生全員と2年生選択科目「応用農業科学」で、ドラゴンフルーツの無菌播種(むきんはしゅ=無菌の状態によるたねまきのこと)をバイオテクノロジーの実験で行いました。
ちなみにドラゴンフルーツの果実はこれです!断面図の黒いツブツブが種です。
いずみ高校生物生産科でも「ふれあいドーム」という熱帯温室で管理しています。
ドラゴンフルーツは森に生えるサボテン科の植物でこの先端に果実が実ります。花言葉は「燃える心」、「永遠の愛」です。
クリーンルームという無菌室の中にあるクリーンベンチという無菌の空間で播種を行います。1クラス(40人)が一斉に無菌操作をすることができます!
そこで「培地」とよばれる試験管の中の栄養成分に種をまくため、消毒を行い、すすいでからピンセット等でドラゴンフルーツの種をまきます。
人工で制御した温度、照度での環境で1週間ほどで発芽してきました。バイオテクノロジーで、より早く、より確実に育成させます。
最後の写真は昨年の生徒が行ったものです。試験管の中でサボテンが生育しています。
いつか美味しい赤い果実を実らせることでしょう。すごいぞ!バイオテクノロジー!!
土壌動物の採取と観察・ツルグレン装置
6月20日(月)に生物系(1年2組)の「農業と環境」の授業で本校ビオトープから土壌を採取してどのような動物・虫が確認できるか、そのことで採取場所が豊かな自然をもつか調査する実習を行いました。
ビオトープへいざ出陣(学校の敷地です)。
班員の皆で相談して、適切な場所を探して土を選びます。
土壌調査のための実験器具、ツルグレン装置をセットします。
土を入れて、セット完了!次回が楽しみ!
顕微鏡観察とハンドソーティング(手で分類する方法)の2本立てで調査!
クラス全員興味ありありです!
トビムシやダニといった土壌の分解動物などがたくさん観察できました!
その後、採取した動物を点数化してビオトープ内の採取場所の環境診断を行いました。
結果、点数34点で「若い雑木林や人工林など」にあたる評価となりました。
イスノオオムネアブラムシの観察
生物サイエンス科の授業「生態学基礎」では、生物と生物、生物と環境の間に生じる相互作用について学習します。
キーワードとその意味を学習することも大切ですが、生物・環境の専門高校らしく実物の採取と観察もいずみ高校生物サイエンス科では重要としています。
今回は、環境デザイン科ホームページ「目指せ樹木博士!!」(5月16日)にも取りあげられていたイスノオオムネアブラムシの虫こぶ(ゴールといいます。)と、その中にあるアブラムシの観察実習をしました。
これがイスノキの葉の虫こぶです。今までは何気なく見ていましたが
今回は無視せず注目です!
カミソリの刃で中を割いて、中を見ます。
羽のあるアブラムシがたくさん出てきました。(中には「スカ」もありました。)
みんな興味津々です。
テレビ画面でも。虫が苦手といいながらも関心を持った人も多くいました。
コンタミネーション
生物サイエンス科の科目「応用農業科学」では、微生物と植物のバイオテクノロジーを行っています。
今回は、バイオテクノロジーを行うために手・指の殺菌を十分にすることが必要なことから、手洗いの重要性と人間の手のひらにはどのくらいの微生物がいるのか、確認するための実験です。
手の形の培地(普通寒天培地・自分たちで作って流しこみます。)
まずは洗わずペッタン
手をよく洗って
またペッタン
37℃で1週間培養した結果です。
右から洗わない手・水洗いの手・石鹸とエタノールの手の3つです。
細菌類がほとんどでしたが、中にはカビや酵母と思われるものがありました。
これらの微生物はコンタミネーション(実験汚染)といいます。人の手は汚れているものと思ってバイオ実験を行います。
2年生 生態学基礎 展翅
スズメバチの展翅を行いました。
スズメバチは、1匹の女王バチを中心に活動する社会性の昆虫です。
ミツバチの巣を襲ったりします。いずみ高校のミツバチたちも狙われていました。
展翅とは、標本にするため、昆虫の翅を広げることを言います。
生きた時の状態のまま保存しておくと腐ったり、形がいびつになってその特徴が分からなくなってしまったりします。それを防ぎ、綺麗な状態を保つために行います。
展翅の技術は学芸員や研究職の仕事で使うことがあります。
新種の生き物を発見した時に、新種の基準になる標本を作る必要があります。新種の生き物を見つけてそれが新種と認められると、見つけた人にその生き物の命名権が与えられます。生き物調査をしている人の夢の一つは新種を見つけて命名すること、という人もいます。
ぜひ、皆さんも生き物の生態(どこに生息していて、いつ活動し、何を食べ、どういう生涯を送っているのか、などなど)を勉強して、自然をよく観察して新種を見つけてください。
2年生 応用農業科学Ⅰ 無菌播種 順化
無菌播種し、無菌室で生長させていたドラゴンフルーツが大きくなってきたので順化を行いました。
順化とは、培養容器の中で育てた植物体を徐々に外の環境に慣れさせて、外の環境でも生きていけるようにする作業のことです。
今回は、プラカップにバーミキュライトを入れてそこに寒天培地を取り除いたドラゴンフルーツを移植しました。しばらくは蓋つきのまま保湿しながら温かいところに置いておきます。
今回は、持ち帰って自宅での栽培になります。外の環境に慣れて実が出来るようになるのが楽しみですね。
2年生 生態学基礎 野鳥観察
本日は学校近くの河川に野鳥を観察しにいきました。
冬季は落葉樹の葉が落ちているので野鳥を見つけやすい時期です。
また、冬鳥が来るのでいつもとは違った種類を見ることが出来ます。
「鳥」ではなく、「オオバン」「ツグミ」と分かるようになることで、季節や生態系を知る一歩になります。
2年生 生物科学Ⅰ イカの解剖
イカの解剖をおこないました。
普段、食材として扱うことが多いイカですが、じっくり解剖・観察してみるとロウトや眼、エラ、生殖腺、等々その構造と機能に驚かされます。
寄生虫がいることを初めて知った生徒もいました。
生徒達は、すみずみまで観察を行うことができましました。
2年生 総合実習 土壌の成分分析
今回は様々な簡易測定器を使って土壌の分析を行いました。クラスで複数回データを取ることで、土壌試料の性質を調べることが出来ました。
RQフレックスやpH試験紙などの簡易測定器を使うと、多少精度は落ちますが、試料の性質の傾向を早く知ることができます。
3年生の課題研究では、テーマに分かれて実験を行うので、土壌や試料の分析をすることがあります。いずみ高校にはいろいろな測定機器があるので、使いこなせるようになって自分たちの課題研究に役立ててもらいたいと思います。
3年生 環境科学 大気環境調査
今回はザルツマン法で窒素酸化物の量を調査しました。
ザルツマン試薬は二酸化窒素の濃度に応じて赤く発色する試薬です。濃度が濃いほど赤色も濃くなるため、これを吸光度計という機器で数値化して調査します。
二酸化窒素は主に化石燃料を燃やす時に発生し、酸性雨や光化学スモッグなどの大気汚染の原因になるので、環境基準が定められています。
今回、学校と自宅周辺に捕集管をセットして、1日後に回収し試薬と反応させたものを計測しました。
いずみ高校の周辺には大宮バイパスがあり、車通りも激しいですが、果たして結果は…??
2年生 生態学基礎 三ツ又沼ビオトープ管理実習
三ツ又沼ビオトープの管理実習に行ってきました。
コロナの影響でバスの利用が制限されていたので、学科として行けたのは2年ぶりです。
今回は、『竹林の伐採管理』と『泥中の種子の掘り起こし』を三ツ又沼ビオトープの管理をしている日本生態系協会の方々と一緒に行いました。
竹は成長が早く、放っておくとどんどん他の植物の場所も侵略してしまいます。生物の多様性を維持するためには適切な伐採が必要です。また、泥の中には希少な植物の種が埋まっていることがあるので、そのままにしておくと種から発芽せずにそのまま終わってしまう可能性がありますが、人の手で泥かきをすることで発芽を促すことができます。
天気もよく、生徒たちはテキパキと活動し、三ツ又沼ビオトープの環境維持に貢献しました。
2年生 応用農業科学 キクの葉片培養
キクの葉の切片から1つの植物体を再生する実験を行いました。
植物は動物とは違い、栄養や植物ホルモンを与え適切に環境を整えると、切片からまた1つの植物体に再生することができます。
今回は培地に葉の切片を挿して培養します。
2回目の無菌操作とあって前回より手際よく作業していました。
この後、予想通りに変化するのか、コンタミしていないか?!楽しみです
3年生 環境科学 COD滴定実験
いずみ高校のビオトープと近くを流れる鴨川の水を対象にCODを滴定で測定しました。
CODとは化学的酸素要求量のことで、水の中にどれだけ有機物が含まれているかという指標になります。
有機物が多いと、その分水中の酸素が消費されるので、酸素がなくなって生き物が住みにくくなります。
滴定値から予想すると、今回の採水時の鴨川の水はかなり汚いということが分かりました。
3年生 応用農業科学Ⅱ プロトプラストの作成・観察
プロトプラストの観察を行いました。
プロトプラストとはセルラーゼなどの酵素を使って植物の細胞壁を分解し、細胞膜のみにした状態の細胞のことです。
細胞膜を分解することで、細胞融合や遺伝子組み換えなどの育種技術を行うことが出来るようになります。
今回はチンゲン菜やパプリカを使ってきれいなプロトプラストを観察することができました。
生物科学Ⅱ 腎臓解剖
豚の腎臓を解剖して構造と濾過機能の学習をしました。
豚の腎臓は人間と同じくらいの大きさです。
少し前にアメリカで初めて豚の腎臓を人に拒絶反応なく移植できたことがニュースにもなりましたね。
今回は解剖と共に、腎動脈に墨汁を流して糸球体の確認をしました。ここを通って血液が濾過されて尿が作られていきます。
2年生 共同実験実習
生物サイエンス科の2年生が熊谷市にある総合教育センター江南支所にいってきました。
トラクター実習等がんばりました!
総合実習 2年生 ダイコン・カブの播種(はしゅ)
冬野菜の準備が始まっています。今日はダイコンとカブの種を蒔( ま)きました。農業用語で種まきのことを『播種(はしゅ)』 といいます。畝に穴をあけてそこに2.3粒ずつ置いて軽く土を被せました。
これからカブ、ダイコンともに60日程度で収穫できる予定です。
収穫までが楽しみです。
生物科学Ⅱ 3年生 グリセリン筋観察実験
今日は、筋肉がATPという物質で動いているということを観察で きる実験を行いました。
ATPは生物のエネルギー通貨と言われている生命共通の物質です 。私たちの体の中でもはたらいています。
新鮮なささみを割いて50%グリセリン液につけて冷凍庫に入れ、 しばらくしたら液を交換する処理を事前に行っていました。 この処理によって細胞膜等が壊れたら、筋繊維を取り出し、そこに ATPの試薬をかけます。
生徒たちはうまく筋繊維を取り出せたので、 目の前で縮んでいく様子を観察することが出来ました。
また、顕微鏡で横紋の観察も行いました。 この縞模様一つ一つが縮むことで筋肉は収縮しています。 すごいですね。
環境科学 3年生 塩化物イオン滴定練習
今日は、塩化物イオンの沈殿滴定の練習を行いました。
沈殿滴定とは、化学反応により沈殿を生じさせ、 その沈殿物の量から調べたい成分の量を調べる化学分析法の一つで す。
今日調べる塩化物イオンは海には大量に含まれていますが、 淡水にはごく微量含まれています。そのため、 淡水で塩化物イオンが大量に検出されると人為的に水が汚染されて いるということが分かります。
今日は練習なので、 スポイトで試薬を垂らして終点の色の確認を行いました。 きれいなピンクグレープフルーツのような色になりました。
これで次回の滴定の終点はばっちりですね。
生物科学Ⅰ 2年生 プラナリアの観察
令和3年9月9日 生物科学Ⅰ 2年生 プラナリアの観察
分散登校が始まっています。やはり、半分の人数だと少ないと感じますが、感染症対策をしながら実験実習を行っています。
今日は、2学期初めての生物科学の授業があり、プラナリアの観察を行いました。
プラナリアは扁形動物で、ヒラムシやコウガイビル、サナダムシなどと同じ仲間です。一番の特徴は再生能力です。なんと体が分裂してもそれぞれ個体になります。人間にはできない神技ですね。この能力が再生医療等に活用できるのではないかということで、研究されています。
プラナリアは他にも『負の光走性』があることが知られています。観察しやすいようにラボライトを机の真ん中に置いていましたが、光からどんどん遠ざかろうとするのが確認できました。
久しぶりの観察・スケッチでしたが、皆集中してルーペや実体顕微鏡を使い小さい目や胃を確認することが出来ました。
プラナリアは流れの穏やかな綺麗な川の上流の石の裏などにいるので、もし川に行く時はぜひ探してみてください。
生態学基礎 ベイトトラップ回収
2021年6月16日(水) 生態学基礎 ベイトトラップ回収
前回仕掛けたベイトトラップを回収し内容物を観察しました。 ハサミムシやオオヒラタシデムシ、ダンゴムシ、ワラジムシ、 アリが大量に捕れ、ヤスデ(ヤケヤスデ)やクモが入っている班も ありました。また、 小型哺乳動物がほじくったのか緩衝材が散らかってしまっているト ラップや、鶏ミンチを仕掛けた班にはウジ(ハエの幼虫)が入って いるトラップもありました。 今回のトラップによってビオトープにいる普段意識しないような生 物を観ることができました。 今後も身近な自然環境と生物について興味を持ってもらえればいい と思います。
生態学基礎 ベイテッド・ピットホールトラップ
2021年6月9日(水) 生態学基礎 ベイテッド・ピットホールトラップ
生物サイエンス科の2年生が生態学基礎の授業で、 いずみ高校のビオトープにホール(落とし穴)タイプのベイト(餌 )トラップを仕掛けました。 ビオトープにいる地上徘徊性昆虫の採取が目的です。 地上徘徊性昆虫は、脚で移動するため、 飛翔能力の高い昆虫と違って、 行動が比較的狭い範囲に限られるので、 環境の変化に敏感に反応することが知られています。そのため、 環境の指標生物としても利用されています。
酢・カルピス・鶏ミンチの中から餌を選び、 相談して設置場所を決めました。1週間後、トラップを回収し、 観察を行います。どの餌のトラップに、 どんな生物が入っているでしょうか。
応用農業科学Ⅰ 無菌播種
2021年6月9日 応用農業科学Ⅰ 無菌播種
植物バイオテクノロジーの操作として2年生が無菌播種を行いまし た。
無菌播種とは、 種子を無菌状態で培地上にまいて発芽させる技術で、種子に発芽の 為の栄養がほぼないラン科植物等の増殖によく利用されています。
今回、教育実習生とともに無菌室の入り方や手指消毒の仕方等を確 認し、実際にクリーンベンチで操作を行いました。
無菌播種では、栄養のある培地に種を蒔くため、 少しでもコンタミネーション(カビや細菌などの目的外の物の混入 による培地の汚染)があると失敗する原因になります。なので、 手指や植物体、器具の消毒が肝です。 今回の2年生の操作はうまくできたでしょうか。しばらくの間、 培養室で保管し、発芽を待ちます。楽しみです。