環境デザイン科ニュース
四ツ目垣の制作①
2年生の総合実習では、造園施工、室内園芸装飾、緑化管理について学びます。前回は、緑化管理の様子を紹介しましたが、今回は造園施工の紹介です。1回目の実習では、四ツ目垣(竹垣)の結束について行いました。一般に、四ツ目垣の施工では、「いぼ結び(男結びとも言います)」にて結束します。上手にできた生徒も、そうでなかった生徒も、これからたくさん練習して、お庭屋さんが驚くような腕前を目指してほしいです!!
エクステリアデザイン!!!
環境デザイン科には製図の授業があります。今回は、レタリングを行いました。CADができて便利な時代となりましたが、基本は手書きからです。みんな、丁寧に頑張っていました。
目指せ樹木博士!!
環境緑化材料では、校内の樹木を覚えて、樹木博士を目指します。今回は、マンサクの樹木観察をおこないました。その中で、マンサクの根元から違う種類の樹木の葉っぱが!?
この樹木の正体はイスノキです。イスノキは、マンサクの台木に使われることがあります。今回は、台木から枝が出てきたのでしょう。イスノキの特徴は、葉にある虫こぶです。これは、イスオオムネアブラムシの寄生によってできます。生徒のみんなは不思議そうに観察していました。
地域連携がスタート!!
環境デザイン科では、株式会社小島レッカー様と連携し、店舗前の花壇装飾を行っています。今年も連携させてもらうことになりました。まずは、装飾用の花壇苗の生産とデザイン案を練るところから始めます。お楽しみに!!
生垣の刈込実習!!
2年生の総合実習では、造園施工、室内園芸装飾、樹木管理の3つの分野をローテーションしながら学習しています。今回は、生垣の刈込実習を紹介します。生垣をまっすぐ水平に刈り込むのは、練習が必要です。先生からコツを教わりながら頑張っています。どうでしょうか?
根巻実習をしました!!!
3年生の授業で根巻実習を行いました。昨年度にも根巻実習をしており、今回は学んだことの復習です。皆で声を掛け合いながら、上手にできました。
収穫祭
1年生の必修で学ぶ農業と環境の授業で5月に定植したサツマイモと落花生の収穫をしました。
生徒一人一人が定植を行い、生長過程の調査や除草などをして収穫を迎えることができました。収穫量や大きさなどの違いの原因は何かなど実体験をもとに学んでいます。
収穫物は生徒が、持ち帰りました。
【作品展示】地域との連携!授業の一環で花壇のデザイン実習!!
課題研究という授業の一環で、毎年連携をさせていただいている地域の企業様の、店舗前の花壇製作を行いました。
課題研究では、校内外で使用できる実用的な作品を製作したり、樹木の調査や各種の探究活動に重きを置き、生徒が主体的に学習しています。
今回、企業様と相談した結果、「ヨーロッパ風」「小人が住む世界」をテーマに製作することになりました。色彩豊かな配色と風化レンガをアクセントに、鉢人形や小屋をバランスよく配置しました。
製作に当たった生徒は、見てくれた人が明るい気持ちになるように心掛けたと話していました。
【資格取得】専門的な知識と優れた技術の習得「造園技能検定」へ チャレンジ!
毎年、受験希望者を対象に実施している国家資格の取得です。
今年度はコロナ禍ということもあり、後期(2月)に実施されました。
検定内容は、実技試験として作庭(庭造り)と樹木の鑑定(枝先を見て樹木を解答する)、筆記試験として造園に関する知識(歴史や法令を含む)です。
9月頃から本格的に練習が始まり、特別講師として「ものづくりマイスター(熟練技能者)」の指導も受けながら、検定本番に向け準備していきます。
生徒は知識・技術を深めながら、合格に向けて努力していました。
ここで得た知識・技術は、今後の学校生活はもちろん、進路選択の幅を広げるファクターになると思います。
【樹木管理風景】伸びた枝の剪定!「本当は生徒とやりたかった実習」です!
校内の樹木を管理します。本日は「ハナミズキ」です。
サクラが散るころに花を咲かせます。見どころは4月~5月ごろです。
落葉樹で、大きいと10mを超えるものもあります。
① 剪定枝をまとめ易くするため、シートを樹木の周りに敷きます
終了後、片付けがしやすくなります
② 剪定するハナミズキの樹形・樹幹幅(枝張り)を同じ幅で整えるため、測り棒を作ります
その棒に沿って剪定をしていきます
③ 三脚を使用し、樹木の上の方から剪定を行います
樹形を気にしながら、棒を使用し、上から下へ枝を落としていくイメージです
④ 形を整えながら、内側にある芽や細かい枝を落としていくと、風通しが良く、涼しい仕上がりになります
外側については、剪定した部分を細かい枝葉などで隠すと柔らかい感じに仕上げることができます。
⑤ 樹木全体を見ながら手直し、片付けをして終わりです。
本来なら、落葉している冬に整枝剪定を行うと良いのですが、道路に面した場所に植栽されており、道路に飛び出している枝や樹形全体を整えるため、このタイミングでの剪定となりました。
タイトルにも書きましたが、本当は生徒に伝えながら、「樹形を整える剪定」について学習したかったのですが、今回は教員で実施しました。