環境デザイン科ニュース
【授業風景】「根巻き」の実習をしました!
西農場にある樹木「ハナミズキ」「ヒメシャラ」「リョウブ」の根巻き作業を行いました。
根巻きとは、樹木を移植する際や樹木の向きを変える際に必要となる作業です。
時期ややり方によっては、活着しない場合もあるので、慎重な作業となります。
以前の練習を思い出しながら、各班に分かれて根鉢を掘り取りました。
掘り取り後、根鉢や樹木の大きさによって「三つ掛け」「四つ掛け」を行い、根巻きの完成です。
生徒は、完成した根鉢を見て「達成感」や「充実感」を感じながら、非常に疲れている様子で「人の手でやるものじゃない」「もう無理」と言っていましたが、根鉢もキレイに整形でき、最後までしっかり頑張ってくれました。
【授業風景】春を迎える前に、コモ(菰)外し実習!
校内にあるヒマラヤスギに巻いたコモを外しました。
コモ巻きとは、害虫駆除法の一つです。
害虫は冬になると地上に降り、枯葉に隠れて越冬します。
その害虫をコモに誘い込み、コモごと駆除するという方法です。
コモがあった場所にはツガカレハの幼虫が密集しており、樹皮の隙間に入り込んだツガカレハも含め、すべてピンセットで駆除します。
生徒も最初は「うわっ!」「きゃー!」などと、ツガカレハの量に驚きを隠せない様子でしたが、慣れてきたのか次々に駆除を行っていました。
中には一匹だけ大きい幼虫がいたようで、「なんで一匹だけ大きいんだろう」「こんな形になっているのか」と色々と考えている様子でした。
【授業風景】本番に向け、根巻き実習の練習!
東農場にて、来週実施予定である根巻き実習の練習を行いました。
内容は、円匙(エンピ)と剣先スコップを使い「根鉢の整形」と、根鉢の模型を使い「三つ掛け・四つ掛け」の実技練習です。
天気も良く、1月にしては暑い中ではありましたが、一生懸命取り組んでいる様子でした。
【授業風景】 総合実習で剪定実習!
西農場に植栽されているトウカエデ19本の剪定実習を行いました。
「トウカエデ」とは、 ムクロジ科カエデ属(落葉広葉樹)の樹木で、別名サンカクカエデとも呼ばれる三角形の葉を付けます。
樹高が3m以上あるため、三脚を使用し、剪定バサミや剪定ノコギリで枝を使い、枝を落としていきます。
どの枝を落とすか迷いながらも真面目に取り組みました。
庭園・公園見学会に行ってきました!
2年4組の生徒を連れて日比谷公園ガーデニングショーと浜離宮恩賜庭園へ見学に行ってきました。
日比谷公園では、ガーデニングショーの開催期間でもあるので、環境デザイン科の3年生が制作した作品はもちろん、個性あふれる様々な作品を見ることができ、感性を磨くことができたと思います。生徒それぞれが、好きな作品を見つけたようでした。
国土交通大臣賞 東京都知事賞
浜離宮恩賜庭園では、広大な敷地に圧倒されました。目線をあげていくと、庭園内に広がる原風景が見え、落ち着きと安らぎを感じられるとともに、その先に並ぶ都心のビルを見て、都内にいる事を再確認させられる不思議な体験をしました。授業の中でも取り上げられる実際の庭園に足を運ぶことで、理解が深まればと思っています。
第17回 日比谷公園ガーデンショー 出展参加
今年度、「第17回 日比谷公園ガーデニングショー」へ初めて参加させていただきました。
作品は、生徒と教員とで作り上げてきたものです。デザイン案やパーツ造り・使用植物の栽培・植栽など、何度も試行錯誤を繰り返しながら完成しました。
授業風景
①建仁寺垣製作実習
3年生ガーデンデザインの授業で、建仁寺垣の製作実習がおこなわれました。建仁寺垣は向こうの景色を隠す遮蔽垣(しゃへいがき)の1種です。作業工程には,真っすぐに柱を建て込む作業や竹を加工して結束するなど、難しい作業が数多くあります。各班とも協力しながら完成することが出来ました。
②ヒマラヤスギの冬支度
晩秋の風物詩である「こも巻き」が2年生ガーデンデザインの授業で行なわれました。こも巻きは,古くから伝わる害虫駆除のひとつです。マツ科樹木の害虫であるツガカレハの中齢幼虫は、冬になると地上に降り、枯れ葉の中などで越冬する習性があります。この習性を利用して、こもの中に入るツガカレハを来春こもごと焼却します。
いずみ高校では毎年、校内にある40本ほどのヒマラヤスギに一本ずつこもを巻いていきます。今年も環境デザイン科の生徒によって、無事に巻き終えることができました。