生物サイエンス科ニュース
卒業生の感想(生物サイエンス科)
来る3月10日(金)に卒業式を迎えます。
生物サイエンス科の3年生に授業を通して学んだことを書いてもらいました。
代表して4名の感想を。
Aさん
生物サイエンス科の授業では、細胞などのミクロの世界や環境問題などのマクロの分野についても学びました。
また、植物の授業もあり、色々なことを広く知ることができました。
植物では、光合成や呼吸など基本的なことから自分達で培地を作り、カルスを誘導を行ったり…
細胞や、遺伝子について多様性や自分達の知らない常識を知ることができました。
また環境分野では、海やプラスティックや化石燃料、日本があまり見せたくないような部分まで知ることができました。もっともっと知りたいと思う反面けっこう難しいことをやったんだなと自信に思う気持ちもあります。ありがとうございました。
Bさん
私が2年間、生物サイエンス科で学んだことは数字の大切さと、科学技術の発展と問題の2つが挙げられます。
どのような実験であっても数字を記録、比較することでその実験の結果が見えてくるようになり、数字の大切さを実感しました。
また、発展した科学技術によって遺伝子組み換え、育種など様々なことができる世界になりましたが、それに伴うモラルや人間性の問題点を考えることができました。
Cさん
物事を科学的にみると1つの考え方だけではないので、1つのことを知りたい時、何度も何度も繰り返さないと知りたい中身が見えないことを学んだ。
科学的に証明されたことは正しいと思うが、いまだに証明されていないことに対してこうだったらいいな、あったらいいなと考えるのも面白いと思った。4次元ポケットなど。
植物に関する科学にしか興味がなかったが、授業を受けてみると、他の分野も興味深いことに気がついた。
班内で協力することがどれだけ重要か、特に3年生で学んだ。
Dさん
特に環境問題については授業を受ける前と後では考え方が変わるようになりました。とても大きな規模で想像しなければならないので具体的な問題について理解できていなかったのですが、実際にあるデータのもとで考えていくと、このままでは生物達が暮していくうえで、不安だと思いました。このような実際に私たちが関わっている問題を考える時間はとても興味深く、身の回りの環境に対して、自分から考えられるようになりました。
湧泉祭(文化祭)にて。3年2組。
卒業おめでとうございます!!いずみ高校、そして生物サイエンス科で学んだことを活かして各方面での活躍を期待しています!!
スズメバチの標本作成実習(生物サイエンス科)
2月8日(水)に生物サイエンス科2年生の「生態学基礎」で、昆虫の標本作成の実習として「オオスズメバチ」、「コガタスズメバチ」の標本作成実習を行いました。
発砲スチロールの台を使って、展翅(翅を伸ばすこと)と展足(6本の足をのばすこと)を行う実習です!
手順と方法の説明の後、全員がとりつかれたように熱中!
ピンセット、柄つき針、昆虫針、展翅テープを使って形を整えます。
いい感じにできました!スズメバチ片手にピース!
完成後は、各部位を観察してスケッチです。単眼や複眼、翅脈(しみゃく=はねのもようのこと)まで正確に!
作品集を2号館2階課題研究室前のガラスケースに期間限定で展示中です!
野鳥観察実習②(生物サイエンス科)
1月25日(水)の生物サイエンス科2年生「生態学基礎」の授業で埼玉県が誇る「鴨川」(かもがわ)へ徒歩で野鳥観察実習を行いました!
天気は観察びよりに見えますが、もの凄く冷たい風の強い日でした。
各々が双眼鏡を手に真剣です。
何やら確認できました。
「オオバン」が観察できました。
この鳥は冬季になると本州以南で越冬する冬鳥もしくは留鳥に分類されます。
ほかにもカルガモ、ハクセキレイなどを観察しました。
時間の中で「鴨川みずべの里」でも観察実習をしました。
ここは、「音とかおりの里」ともいい、鳥の鳴き声や季節に木々の花のかおりが楽しめる公園です。
また、昭和62年までいずみ高校の前身の与野農工高校の実習水田があった場所でもあります。
時代を超え、内容を変えても徒歩で高校生が実習をすることでとても感慨深い話です。
野鳥観察実習①(生物サイエンス科)
1月18日(水)の生物サイエンス科2年生の「生態学基礎」の授業で鳥類の観察実習を行いました。
鳥類の渡りや双眼鏡の使い方などを学習した後、本校ビオトープに出て、鳥類の観察です。
中にはメジロなど見かけた生徒もいました。(写真はとれませんでした。)
池に注目していると・・・
カルガモの編隊が見られました。
来週は校外実習を行います!
外部講師による実験動物解剖実験(生物サイエンス科)
11月29日(火)に「未来の職業人育成事業」の一環として、生物サイエンス科3年生は、三協ラボサービス(株)受託部で実験動物技術指導員の川村直(ただし)様を講師としてお招きし、実験動物解剖実験を実施しました。
動物実験用の無菌ラット(SPFラット)を使用しての開腹実験です!
この実験の目的は、動物に触れ、生命の不思議さなどを学び、代表的実験動物であるマウス、ラットの違いや雌雄判別を理解することなどです。
最初に、マウスとラット、そしてそれぞれのオスとメスの判別などを学習しました。
ハンドリング(取り扱い方)の実習しました。
その後、苦痛を伴わない安楽死を経て、解剖実験を行いました。
講師の先生の優しいご指導のおかげで、怖いと思っていた実験もすみやかに!
内臓の構造を理解し、スケッチを描いて終了です。
年に1回、生徒にとっては入学から卒業まで1度きりのとても貴重な実験でした。
三ツ又ビオトープで保全活動
生物サイエンス科2年生は、科目「生態学基礎」の一環として、11月2日(水)の午後、バスで三ツ又ビオトープ(荒川の河口から48km地点付近の開平橋上流の河川敷にあり、上尾市、川越市、川島町の境に位置する、荒川と入間川のかつての合流点付近の旧流路の一部)で保全活動としての校外実習を行いました。
前週に(公財)日本生態系協会の方より、講義(校長室・校長's log参照→こちら)を受けて、現地に赴いての校外実習です!
いずみ高校にもビオトープがありますが、埼玉県を代表するビオトープのため、いつもよりまごころこめて、スコップやクワを振り上げました!
インストラクターの方より、自生種のミズアオイが発生確認したことや、先月はシカが現れたなどの話をうかがいました。
希少な動植物にあふれた場所となるよう、保全活動にも頑張っていきたいと思います!
このプロジェクトは武州入間川プロジェクトの助成により、実施しています。旗もバッチリ!
ベイトトラップで昆虫採集を
生物サイエンス科2年生および3年選択科目「生態学基礎」で、エサをプラスティックカップに入れた「ベイトトラップ法」でビオトープ内の昆虫採集を行いました。
この方法は「ホールトラップ」ともいい、夜間に地中を歩き回ってエサをとる昆虫(地上徘徊性昆虫)をターゲットに、落とし穴で採集する方法です。
地上徘徊性昆虫は、行動が比較的狭い範囲に限られるので、 環境の変化に敏感に反応することが知られています。
そのため、 環境の指標生物としても利用されています。
エサは、氷酢酸、カルピス、粉末すしのこ、魚肉ソーセージ、さなぎ粉など班で話し合い、仕掛けも工夫をするなどしてトラップをしかけました。
各グループで議論をして、場所を決定します。雨対策もバッチリ。
1週後の同じ授業の時間で回収しました。
ハサミムシ、シデムシ、ゴミムシ、ヤスデなどが確認できました。
設置した場所やベイト(エサ)などから検証します。
コオロギとハサミムシの決闘?も観察できました。
「生態学基礎」では昆虫の学習をさらに深めていきます。
水環境と水質検査
9月21日(水)~28日(水)の間、1年生生物系は、「農業と環境」の授業で、①ビオトープの水、②学校近くの河川の水、③地下水、④生活排水の4つの水を使って、それぞれの水の水質を調査しました。
調査の項目は、COD(化学的酸素要求度)、りん酸態りん(リン酸分)、アンモニウム・亜硝酸態窒素・硝酸態窒素(チッ素分)DO(溶存酸素量)およびpHの7項目です。
ビオトープの水も採水して調査です。
調査する水をパックテストで検査です。
変化した標準色の上にのせて比色します。
すべての班が数値を記入します。どの水のどの値が高いでしょうか?
確認できた数値を見て、意見交換!自分たちの身近な水質なので、みんな真剣です!
総合教育センター 宿泊実習(生物サイエンス科)
生物サイエンス科2年生38名は、9月12日(月)~14日(水)に総合教育センター江南支所(熊谷市御正新田)で宿泊実習を行いました。
本校では、宿泊は3年ぶりの実施です。
教育センターの先生方の指導のもと、定番のトラクタ実習のほか、ドローン実習、飼育実習、自然観察実習と盛りだくさんの実習を行いました。
とても環境がよく、引率教員も昆虫採集です。
きれいな緑色のアオオサムシが取れました。
一緒に足を延ばして、標本にしてくれる人、募集中です!
最終日(3日目)にはバスで施設見学です。
資源再生リサイクル企業である石坂産業(入間郡三芳町)へ行きました。
会社所有のビオトープやくぬぎの森カフェなども見学して、終了後はディスカッションです。
天気も良く、充実の3日間でした!
バイオテクノロジーでドラゴンフルーツを
期末考査は終わりましたが、いずみ高校の実験実習は続きます。
生物サイエンス科2年生全員と2年生選択科目「応用農業科学」で、ドラゴンフルーツの無菌播種(むきんはしゅ=無菌の状態によるたねまきのこと)をバイオテクノロジーの実験で行いました。
ちなみにドラゴンフルーツの果実はこれです!断面図の黒いツブツブが種です。
いずみ高校生物生産科でも「ふれあいドーム」という熱帯温室で管理しています。
ドラゴンフルーツは森に生えるサボテン科の植物でこの先端に果実が実ります。花言葉は「燃える心」、「永遠の愛」です。
クリーンルームという無菌室の中にあるクリーンベンチという無菌の空間で播種を行います。1クラス(40人)が一斉に無菌操作をすることができます!
そこで「培地」とよばれる試験管の中の栄養成分に種をまくため、消毒を行い、すすいでからピンセット等でドラゴンフルーツの種をまきます。
人工で制御した温度、照度での環境で1週間ほどで発芽してきました。バイオテクノロジーで、より早く、より確実に育成させます。
最後の写真は昨年の生徒が行ったものです。試験管の中でサボテンが生育しています。
いつか美味しい赤い果実を実らせることでしょう。すごいぞ!バイオテクノロジー!!