新型コロナウイルス感染症に係る情報

新型コロナウイルス感染症に関する情報(その9)

いずみ高生向きなお話「新型コロナウイルスの正体とは?」

 新型コロナウイルスは、正式には「SARSコロナウイルス-2/SARS-CoV-2)と呼ばれ、いわゆる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となるウイルスです。右下の写真にあるように、その形状が太陽がもつコロナ(太陽の外層大気の最も外側にある100万度ケルビンを超える希薄なガスの層)に似ていることから「コロナ」と呼ばれているウイルス群の一つです。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、2019年に中国湖北省武漢市付近で発生が初めて確認された後、COVID-19の世界的流行(パンデミック)を引き起こしています。
 国の専門家会議では、新型コロナウイルス感染症の爆発的な感染を防ぐための「三つの条件の重なり(三つの密)を避ける」ことが必要だとしていますが、人との会話でも感染のリスクがあるのだそうです。

 患者の体の中で増えたウイルスは、咳などに伴う飛沫の中にも含まれます。体の外に出た飛沫は大きなものは落下してしまいますが、多くはすぐに乾燥して、さらに小さな粒子に形を変え空中を漂います。厚生労働省は空気感染の可能性を否定していますが、この空中を漂う粒子について、先日アメリカの国立衛生研究所などのチームが「ウイルスは最大3時間生きていられる」と発表しました。これは空中に浮遊する粒子による感染がある可能性を強く示唆しているものです。WHO(世界保健機関)によれば、5分くらいの会話で1回の咳と同じくらいの飛沫(約3,000個)が生じるとされ、通常の会話でも感染者からウイルスをもった粒子が出て感染することも十分考えられるというのです。ウイルスが付着したその粒子の大きさは5㎛(マイクロメートル)以下の微細なものであり、さらにそれに付着する新型コロナウイルスは0.1㎛以下、長径5mm程度の米粒と比較した場合、その5万分の1の大きさ、電子顕微鏡でやっと見ることができるほどの微小なウイルスなのです。
 そもそもウイルスというものは、遺伝子情報をもつDNA(デオキシリボ核酸/DeoxyriboNucleic Acid)又はRNA(リボ核酸/RiboNucleic Acid)をタンパク質の殻や脂質の膜で覆ったものです。自力で増殖できないため、生き物の細胞内に入り込み、その細胞が持つ機能を使って自分自身(ウイルス)のコピーを大量に作ります。ウイルスが次から次へと生き物の細胞を破壊することで病気として発症することになります。ウイルスには通常の生命が持つ「細胞」はありませんが、遺伝子をもち生き物のように行動することから「生命と非生命の間の存在」とも言われています。また、コロナウイルスがもつのはRNAであり、RNAはDNAよりコピーミスが起こりやすいため、コロナウイルスは突然変異しやすいという特徴もあります。今回の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の出現もこうした可能性が指摘されています。

 

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