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南部地区インターハイ予選終了!

◎南部地区インターハイ予選終了

 

 4月24日~26日までの3日間、上尾運動公園で南部地区インターハイ予選が行われました。結果は男子の走高跳と女子棒高跳で2位、男子三段跳と5000m競歩で4位、女子三段跳で7位の5種目入賞、県大会の出場権を得ました。全体としては70%前後の種目で自己ベスト記録を更新できていたのでまずまずの結果だと思います。 

 今回一番良かったのは、走高跳・三段跳の鈴木陸人です。走高跳は自己ベストの1m90、三段跳も追い風参考ながら今までの記録を50cm更新する好調ぶりでした。今回良かった点が2つあります。1つ目は、コロナの自粛期間の影響で、12月末から3月頭まで練習はできない中での自己ベスト記録の更新が狙った大会でできたことです。正直ここまでいけるとは私の予想を超える結果でした。高校入学後身長が7cm伸びていることも影響しているのではないかと思っていますが、彼のポテンシャルの高さを再確認させてもらいました。2つ目は試合中のアドバイスを実際の動きの中に生かすことができたことです。試合の中で、特にフィールド競技においては様々なアドバイスをする機会がありますが、実際にはそれを生かせる生徒はほとんどいないのが現状です。これは競技成績とはあまり相関がありません。私自身は“センス”と呼んでいますが、身体感覚のコントロール能力の問題になります。私が若い頃見ていた生徒には、比較的感覚が鋭い選手が何人かいましたが、この10年ほとんど見たことがありませんでした。最後に“センス”を感じたのは、上尾南高校時代に見た三段跳の選手で、茨城インターハイ(2002)でわずか3cm足りずに決勝進出を逃した生徒でした(14位)。身長183cm、体重62kg。手足が長く外国人のような体型をしていました。バレーボールをつかってダンクシュートができるほどの運動能力の高い生徒でしたが、感覚も鋭く、こちらの意図を素早く理解する能力は素晴らしいものがありました。ただ、興味関心が多方面に行きがちな生徒で、インターハイ前も調整のために練習量を落としたら、バイトを増やしてしまうような選手でした。跳躍競技は複数本の試技のチャンスがあります。その中で、『今の動きはここを変えた方が良い』というアドバイスをすぐに実際の動きに生かせる生徒はなかなかいません。目的とする動きと違った部分を変えてしまうような生徒もいますが、大半は動きを変えることすらできないというのが現実です。運動において一番のマイナスは動きが“変わらないこと”です。間違った動きになったとしても、それは変え方が良くないだけで、試行錯誤をしていけば必ず良い方向へと向かいます。何を言っても動きが変わらないということは、自分の動きに対する感覚が鈍く、どう動いているのか理解していない場合がほとんどです。

今回鈴木に対しては、走高跳では、踏切の衝撃に対してやや守っている(身体にやさしい踏切をしていると表現しましたが)部分があるということ、助走のリズム・スピードが遅いことを指摘しました。何回か失敗跳躍はありましたが、きちんとまとめて90が跳べたことは非常に価値があります。三段跳では1本もファールがなく、今までの自己記録を6本中5本超えることができました。跳躍競技においてファールをしない能力は特に重要で、勝ち抜き方式である関東大会やインターハイへの出場権を獲得するためには、大きなミスが致命傷になります。こういった大事な試合で助走をコントロールできる能力は大きな武器になります。そういった意味でも“センス”があるのだと感じました。ただ、課題も明確です。冬季練習ができていないため、筋力的な部分や走力的な部分はこのレベルの記録を持つ選手としてはかなり低いです。特に体幹の筋力が足りません。これから県大会を経由して、秋に向けてこの部分に焦点を当てた練習をおこなっていきます。少し時間はかかるかもしれませんが、こういった基礎体力の部分はやればやっただけ確実に自分にかえってきます。秋に1m95以上、13m80以上を跳んで、2種目で関東新人大会に出場できるようにしっかりと取り組ませていきます。県大会では、再び1m90をクリアーすること、三段跳は13m30以上の記録を残すことが目標です。期間があまりありませんがポイントを外さないように練習を組んでいきたいと考えています。

 三段跳の坂根も、1本もファールがなく、6本中5本自己ベストでした。6月下旬に行われる埼玉県陸上競技選手権の標準記録まであと10cmに迫っているので、県大会では是非とも記録を伸ばして欲しいと思っています。

 女子棒高跳の田端は助走がコントロールできずに3m10で2位でした。田畠は昨年の関東新人大会で3m30を跳んで2位になっていますが、県大会ではしっかりと跳べるように助走をまとめることが課題になります。

 

 コロナの影響がじわじわ来ている感じを受けています。今後の試合もどうなるかわかりませんが、試合が開催されると信じて残された期間の練習を大切にしていこうと思っています。

 

  令和3年度南部地区インターハイ予選       4/24~26 於:上尾運動公園

 

  第2位   鈴木陸人(2年)   男子走高跳      ◎1m90  

        田畠杏純(3年)   女子棒高跳       3m10

  第4位   鈴木陸人(2年)   男子三段跳      ◎13m22(追風参考)

        嘉瀬晃明(3年)   男子5000m競歩  32′09″97

  第7位   坂根杏佳(3年)   女子三段跳      ◎10m40

 

  埼玉県インターハイ予選  5月9日~12日  於:熊谷スポーツ文化公園