2023年12月の記事一覧

◎高校入試を前に

 ◎高校入試を前に

 いよいよ高校入試が近づいてきました。おそらく中学生にとって、人生で最初の試練というか関門の場になると思います。どの学校を選ぶかは自由ですが、その先には必ず責任が伴ってくるということを忘れないで欲しいと思っています。これは登山家・野口 健の言葉です。無謀なチャレンジをすることも、安全圏を選ぶことも、どちらを選択して自由ですが、その後の高校生活での様々な事象に対しては自分の責任において過ごすことになるということだと思います。

 『THE SECRET OF LIFE  IS  WHEN  NOT  TO  GIVE  UP!!』  という言葉を最近見かけました。直訳すれば、『人生の秘訣は、いつあきらめないかを知ることだ』になると思いますが、原文はNOT をのぞいた文章で、『人生の秘訣は、いつあきらめるかを知ること』なのだそうです。しかし、人生であきら めるのはおかしいと、クリエイターとして活躍している方がNOTを加えて、座右の銘にしているという記事でした。

 

 パナソニック創業者(旧松下電器産業)の松下幸之助氏は、一代で会社を興した有名な経営者ですが、常に『成功の要諦(ようてい:かなめ・こつ)は、成功するまで絶対にあきらめないこと!』と言っています。昨年映画化された漫画のスラムダンクでも、安西先生が『あきらめたらそこで試合終了ですよ』と語りかける場面があります。結局、何かをつかむためには、最後まであきらめずに、苦しい現状を“我慢”できるかどうかなのかなと感じています。誰もが苦しいことは嫌なので、安易に手の届くものに走りがちですが、本当に欲しいものを手に入れるために歯を食いしばって“我慢”することが人生においてはとても重要になるのではないかと感じています。どうしても欲しかったものを手に入れればとても大事にするはずですし、簡単に手に入れてしまったのではすぐにほっておいてしまうようになるのが人間の特性だとも感じています。高校生活は楽しいことばかりではないかもしれませんが、困難に直面した時に原点に戻って『自分がやりたかったことは何なのか?』を自分自身に問うことがとても重要なことです。その際に『自分のやりたかったこと』が明確であれば、困難を乗り越えるエネルギーになってくれると思っています。妥協という言葉は、あまりよくありませんが、最後の最後まで頑張る気持ちは、長い人生を生きていくための芯・支えになると、多くの高校生を見ていて強く感じています。

 

 これから年末年始を経て、入試まで残り2か月。じっと我慢をして努力を続けられるかが成功するための唯一の方法です。気分転換をうまく行いながら、最後の追い込みを頑張って欲しいと願っています。そして春から、『自分のやりたかったことのできる高校』で、新生活をスタートさせてください。応援しています。

 

 年明け、1月20日(土)に第6回学校説明会(最終回)、2月2日(金)に第2回ナイトキャンパスを実施します。個別相談の場を設けますので、高校入試に関する質問等があればそこで解決をして、不安なく受験に臨んでください。人数制限はありませんが、会場を設営する関係で事前の申し込みをお願いしています。よろしくお願いいたします。

 

   第6回学校説明会(1月20日)     申し込み開始  12月20日~

   第2回ナイトキャンパス(2月2日)   申し込み開始    1月2日~

   ※学校HPから申し込みできます。

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◎ナイトキャンパス!!

◎ナイトキャンパス

 12月1日(金)に第1回ナイトキャンパスを開催しました。平日夜からに行う学校説明会です。毎年、この日に合わせて中庭にイルミネーションを設置します。ヒマワリの種から抽出したバイオディーゼル燃料で、LED電球を灯す年に1回のイベントです。毎年、少しずつバージョンアップされていてとてもきれいなイルミネーションでした。中学生にも好評でした。7月からスタートした学校説明会も年内はこれで終了。残りは年明けの第6回(1月20日)と2月の第2回ナイトキャンパス(2月2日)を残すのみとなりました。

 中学生の進路決定も大詰めの時期に来ていると思います。今回も個別相談が30件近くあり、各学科の先生方が夜遅くまで対応してくれました。また、期末試験前にも関わらず、生徒会役員がお手伝いをしてくれました。体育館の片づけの際には、環境サイエンス科の生徒が数多く応援に来てくれました。生物生産科からは取れたての大根を、生物資源化学科からは授業で作ったブルーベリージャムを、環境サイエンス科からは、草木染のマスクと廃油から精製したリサイクル石鹸をお土産に配ってもらいました。本当に学校全体で説明会を運営している感じがして、ありがたい気持ちとともに嬉しく感じました。

 いずみ高校は非常に特色のあるカリキュラムで運営されている6学科ある専門高校です。東京ドーム1.5個分の施設面積を有し、実習棟も5個完備しています。通常の普通科の学校とは趣が異なる学校ですので、もし受験を考えている中学生がいましたら、1度学校の門をくぐってもらいたいと考えています。座学中心の高校とは違う、魅力のある学校だと思っています。

 

ナイトキャンパスのアンケートに何点か質問があったので回答させていただきます。

 

Q1.どんな委員会がありますか?

 

A.特に変わった委員会等はなく、普通の高校や中学と同じ委員会だと思います。

 

Q2.生物系の人はどんな進路が多いですか?

 

A.実際に農業系の就職はあまりないので、農業を学びたい生徒は、東京農業大学をはじめとする農業系の

  大学や、埼玉県立農業大学校、各種の専門学校に進学をします。大学進学が25%、専門学校が35%、

  就職が40%前後の数字になると思います。

 

Q3.通常の授業と実習の割合はどれくらいですか?

 

A.1年次は生物系・環境系共に通常の一般科目(国語・英語・数学・理科・社会等)が中心で、専門的な授業

  は少ないです。2年次に各学科に分かれてから実習が週に4~6時間程度、さらに2年次で10時間、3年次で

  12時間の選択授業があり、進学希望の生徒はそこで一般科目を選ぶことが多くあります。就職等の場合、

  本人の希望で実習を選ぶことも可能です。極端に言えば、週の1/3が実習になる場合もあります。1人1人

  の希望により柔軟的に授業を選択できるシステムになっています。

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