2017年11月の記事一覧
小高交流事業(上小小学校との交流)・体験授業
今日は、上小小学校の6年生2クラスをお招きして、環境建設科でものづくりの体験をしていただきました。モルタルで文鎮を作るという取組です。本校生徒も先生方と一緒に小学生たちのお手伝いをしてくれました。モルタルが固まるまでまる1日必要なので、実際の完成品を手渡すのはこれからですが、小学生たちの楽しそうな表情が印象的でした。また、帰り際には中庭にいる彼らに手を振るいずみ高生の姿もあり、よい交流ができたのではないかと思います。
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技能五輪(とび種目)に出場した橋本さん、結果はいかに?
先日の壮行会の時にもお話したのですが、技能五輪のどび種目については、全国から19人の選手が出場します。橋本さんはとび種目では唯一の高校生であり、また唯一の女性です。指導にあたった教諭などからはその緻密で丁寧な作業ぶりが高く評価されていましたから、制限時間内に組み上げることが課題でありました。
技能五輪の全国大会への出場は7月に決まりましたが、課題が発表され、練習を始めようという段になると、毎週のように台風がやってきて彼女の練習を妨げていました。他の都道府県代表の選手はみな社会人ですから、会社が用意した十分な練習環境の中でトレーニングを積んでいたと思いますが、高校生である彼女は週末にしか十分な練習時間が確保できず、かなり苦労をしたのだと思います。
果たして、制限時間5時間半という長い戦いが封を切って落とされました。私は午前中に県立鳩ヶ谷高校の30年記念式典に出席した後、東北自動車を北上して競技会場に向かいました。会場の「にしなすの運動公園」では、課題である19棟の「登り桟橋高床式寄棟小屋」が組上げられていましたが、橋本さんはすでに他の選手から少し後れをとっているようでした。引率している教諭も彼女のお母様も声援を送ることができません。競技中の選手に声をかけるのはルールに反するのです。彼女を指導してくださった本県のマイスターさんたちも応援に来てくださっていましたが、固唾を飲んで見守るしかありません。
残り時間1時間を切ると、他の選手たちがどんどん組上げを完了させていきます。応援している我々が「もう間に合わない」と諦めかけたとき、橋本さんの最後の力が効きました。長い時間の作業で握力も体力もほとんど使い果たしていたはずなのに、奇跡の踏ん張りをみせてくれたのです。記録は5時間22分、制限時間までなんと残り8分というきわどいところでした。
精一杯頑張ってくれた橋本さん、本当によく頑張りましたね。感動をありがとう。
芸術鑑賞会で楽しむ「邦楽エンターテイメント」
この恵まれた施設を使って本校の芸術鑑賞会は格調高く行われています。今年度は津軽三味線と和太鼓、民謡などを組み合わせた「邦楽エンターテイメント」を鑑賞しました。
出演していただいた音楽ユニット「あべや」の皆さんは音楽はもとよりトークも軽妙で、あっという間の100分間でした。写真などを紹介したいところですが、残念ながら、版権や劇場マナーの関係で掲載することはできません。興味のある方は以下のURLから彼らのパフォーマンスの一端をお楽しみください。
あべや http://www.abeya36.com/
【芸術鑑賞会・校長挨拶】
皆さん、おはようございます。
2学年は、一昨日の夕刻、無事に沖縄の修学旅行から戻ってきました。昨日と今日は、振替週休日となっています。そのため、本日の芸術鑑賞会は、1・3年の皆さんに参加してもらっています。
本日の芸術鑑賞会は、津軽三味線民謡音楽ユニット「あべや」の皆さんをお招きして、津軽三味線や和太鼓の演奏を鑑賞します。芸術鑑賞会実施のねらいは、「芸術的教養を高めるとともに鑑賞マナーを学ぶ」ことですから、演者の方のパフォーマンスを楽しみ、オーディエンスとしてのマナーをしっかり学びとってほしいと思います。
今回、皆さんに鑑賞してもらうものは、津軽三味線と和太鼓のセッション、日本各地の民謡、さらには楽しいトークなどといった、「あべや」さんの言葉を借りれば「邦楽エンターテイメント」とのことです。
皆さんが普段聴いている音楽は外国由来の楽器が多く、ピアノ、ギター、バイオリンといった古い歴史をもつものから、エレキギターやシンセサイザーなどの電気的に増幅された楽器に耳が慣れているかもしれません。 ですが、今日は、この国で生まれ、日本古来の、民族の調べの一つである津軽三味線を楽しみましょう。
「あべや」の皆さんの音楽について、 Youtube などで少しだけ予習をしてみたのですが、伝統芸能、日本固有の音楽をもっとたくさんの方に楽しんでもらうように、その名も「電闘芸脳 CH」というインターネット番組を配信していることを知りました。一見ユニークな感じもしますが、実はエスプリの効いたおしゃれな音楽ユニットです。津軽三味線の力強い撥さばきとテンポが速く音数が多い楽曲から紡ぎたさせる音楽は、まさに「ロック」とも共通するものを感じます。
今日の芸術鑑賞会で、津軽三味線や邦楽の魅力を存分に堪能してください。 今日は自分の好き音楽の幅を広げる機会でもあります。最後まで「あべや」の皆さんの音楽を鑑賞しましょう。
歯の講演会&防災講演会
1本目の「歯の講演会(写真左下)」では、本校の学校歯科医の森泉先生による歯と口腔衛生に関する講演を聞きました。2本目の「防災講演会(写真右下)」では、東日本大震災の際、北茨城市消防本部の消防長を務めていらした澤田 清さんによる、防災にかかるお話を聞きました。
【講演会・校長挨拶】
(歯の講演会の前)
皆さん、こんにちは。 本日は、2年生が修学旅行に行っているため、特別時間割とさせてもらっています。そして、この時間は、本校の学校歯科医として日ごろお世話になっている森泉歯科医院の森泉良紀先生による「歯の健康」をテーマとした講演会を実施します。
森泉良紀先生はいずみ高校の学校歯科医であるお父様とともに、本校の歯科検診等にご協力いただいており、森泉良紀先生のご提案で、昨年からこのような歯や口腔衛生に関するご講演をいただいております。
さて、皆さんは生物・環境系総合高校である本校でいろいろと勉強していますから、生き物の話には強いのではないかいと思います。では「自然界の生き物は歯がなくなったときに寿命を迎えるものが多い」というのを知っていましたか。私たち人類も歯がなくなればいろいろな不調が出てくるということも。
私たちの歯の役割とは何でしょうか? まずは食べ物をかみ砕くこと、味わうことです。「歯ざわり」や「歯ごたえ」という言葉があるように、歯でも食べ物を味わっているのです。 話すこともそうです。私たちは、音を何十種類も組み合わせた言語を話しています。類人猿から人類として進化する際、言葉を話すようになった人類は、あごや歯の形状が言語を発しやすいように進化したと言われています。歯がなかったり、歯並びが悪いと、発音しにくくなってしまいます。 私たちが力を出すためにも歯は重要な働きをしています。重いものを持ったり動かしたりするときに、私たちは無意識に奥歯をかみしめています。普通の人でも奥歯をかみしめるときはその人の体重と同じくらいの力を加えているそうです。スポーツ選手の場合、それを上回る力でかみしめることがあります。そうすることでより大きな力を出すことができるのです。最近は、種目によっては、力を出すためと口腔内や衝撃から脳を守るために「マウスピース」をつけるスポーツも増えてきました。
このように歯のもつ役割はとても重要です。にもかかわらず、歯や口腔内の健康に無頓着な人が多いと言われています。かくいう私もその一人なのですが、今日は、森泉先生からご講演をいただき、歯や口腔内の健康について考えてみることにしましょう。おいしいものを食べたり、おしゃべりをしたり、スポーツで頑張れるのも、歯が健康でなければできないことなのです。最後まで集中して先生のお話を聞き、歯の健康、口腔衛生についてたくさんのことを学びましょう。
(防災講演会の前)
この時間は、防災教育の一環として、元北茨城市消防本部消防長の澤田清さんにご講演をいただくことになりました。 消防本部の消防長とは市の消防・災害対策の最高責任者であったということでり、あの東日本大震災のときに北茨城市の災害対策の陣頭指揮を執った方なのです。
ところで、皆さんは今から6年半前の、平成23年3月11日、何をしていましたか。そして、どんな状況であの震災を経験したのでしょうか。
私は、県東部にある高校に勤務しており、翌日の卒業式のための準備をしていました。突然、校舎内が大きく揺れ、すぐに校内にいる生徒たちを非難させようと緊急放送をかけようとしましたが、地震直後、停電に見舞われたために放送機材が役に立たず、生徒たちを安全な場所に誘導するのに、体育教官室にあった電池で駆動できる「ハンドマイク」を使って無我夢中で校内を走り回ったのを覚えています。その後は、電車の運行が止まり、携帯電話も不通でしたから、生徒たちの安全確保のためにと、できることを懸命に行うのに精一杯でした。
さて、今日は先の震災について、澤田さんから貴重な体験をもとにお話をいただきます。
ただその前に、澤田さんの話がよく分かるように、今日のお話に登場する「津波」について説明しておきたいと思います。 皆さんは津波というものを正しく理解しているでしょうか。 私は学生時代に「地理学」を専攻していて、卒業論文は「人工地形改変地に発生する地盤災害について~宮城県白石市寿山第四団地を例に~」でした。卒論で昭和53年の宮城県沖地震を扱ったのです。また、海洋陸水学の授業で、三陸海岸(岩手県宮古市田老地区)に津波の現地研究に行ったこともあります。この後の澤田さんのご講演を聴くのに役立つと思います。
海が身近でない埼玉県に住んでいる皆さんにはピンとこないと思いますが、津波という現象は、台風や強風の時の波浪(高波や高潮)と根本的に違うものです。高波や高潮は波長の短い波で、せいぜい海面下数メートルの範囲内の現象ですが、津波の場合、波長の長い波で、海底の地形変化によって生じたエネルギーの波が、水深と同じ深さ・厚みを持って陸地に押し寄せてくるものです。
海水が海面から海底までのそれはそれは大きな塊となって、まるでダムの水が、ダム壁がなくなって一気に押し寄せてくるような巨大なエネルギーをもつ現象なのです。
(気象庁のサイトより転載)
今日は、澤田さんが貴重な経験をお話ししてくださいます。3年生の諸君は、明日北茨城を実際に訪れ、防災学習をすることになっています。澤田さんの話を最後までしっかりと聞いて、明日の防災に役立ててほしいと思います。
沖縄修学旅行「南国からの便り⑧」
学びの旅は順調に進んでいます。校長が出張中なので写真の掲載は後ほど行いますが、生徒たちは、間もなく那覇空港から帰途に着きます。
全日空470便羽田行き(15時20分)は出発がスケジュールされていますが、トラフィックが混んでいるようで、離陸が少し遅れているようです。先程15時40分に離陸し、那覇空港を後にしました。使用機体はBoeing777-381です。
2学年団の全員が無事羽田空港に到着しました。(11/20 18:00更新)
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第55回技能五輪全国大会への壮行会(3-6橋本真由さん)
橋本さん、持てる力を発揮して精一杯頑張ってきてください。
【壮行会・校長挨拶】
皆さん、おはようございます。2学年が修学旅行に出かけていることから、今日から特別の時間割編成とさせていただき、いくつかの学校行事をまとめて行うこととなりました。そのトップバッターを飾るのは、今週末に栃木県で開催される「第55回技能五輪全国大会」に出場する、環境建設科3年の橋本真由さんの壮行会です。
先週11月15日の埼玉新聞にこのことがカラー刷りの記事として大きく取り上げられていますので、皆さんの中には新聞記事を読んでこの大会について知っている方も多いかもしれません。この技能五輪は、厚生労働省と中央能力開発協会が主催する、青年技術者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会です。昭和38年から実施されている大会であり、今年で55回目を数える伝統の競技会です。橋本さんは7月に行われた「とび」種目の県予選で、男子高校生や大学生を制して埼玉県代表となりました。
技能五輪は、建設・土木ばかりではなく、理容美容やお菓子づくり、フラワーデザインなど、多くの種目に分かれており、23歳までの青年技術者が選手として参加できます。選手の大半は、大手工務店や実際にプロとして働いている社会人です。今回とび種目に出場する選手は、主催者発表の資料によると、北は北海道から南は沖縄まで全国19人ですが、橋本さんは唯一の高校生であり、唯一の女性出場者です。
橋本さん以外の選手は、すべて建設会社の名を背負う社会人としての出場ですから、橋本さんがいかに稀有な存在であるかがわかります。
余談になりますが、取材に来た埼玉新聞の記者さんが、橋本さんの写真を撮りながら「美しい、絵になる。」とつぶやきながらカメラのシャッターを切っていたのが印象的でした。実際、とてもよい写真が掲載されました。
当たり前のことですが、絵になる女子高生というだけでは競技には勝てません。とび種目の競技はとても過酷なのです。重いものでは1本10キロ以上もある鉄製のパイプを約90本、200個以上あるクランプなどを使って、縦4メートル、横5メートル、高さ3.5メートルの「登り桟橋高床式寄棟小屋組」という課題に、5時間半の制限時間の中、たった一人で挑みます。
とび種目の大会は、栃木県内でも少し遠い那須で25日(土曜日)と26日(日曜日)に行われます。皆さんも当日はかの地に向けてエールを送りましょう。橋本さんにはベストなコンディションで臨めることを祈っています。これまでのあなたの努力は決して無駄にはなりません。
「流した汗は嘘をつかない」、私はこの世に実在する数少ない真理の一つだと思っています。ぜひ頑張ってください。
沖縄修学旅行「南国からの便り⑦」
本日の体験学習は「瀬底島マリン体験」「もとぶ元気村文化体験」「カヌー&マングローブ観察体験」「サトウキビ収穫&黒糖つくり体験」でした。とにかく沖縄らしい色彩豊かな景色が印象的です。
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沖縄修学旅行「南国からの便り⑥」
お天気も回復傾向にあるようです。沖縄独特のロイヤルブルーの空が広がってきました。
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沖縄修学旅行「南国からの便り⑤」
今日は滞在2日目、午前中は美ら海水族館の見学、午後はお待ちかねマリンスポーツや黒糖づくり体験などが予定されていますが、お天気が少々心配ですね。
でも、現地から送られてきたホテルからの臨む海は、沖縄らしいコーラルブルーの美しさが清々しい気分にしてくれます。朝食をしっかり食べたいずみ高生、今日も1日、楽しい学びを旅を!!
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沖縄修学旅行「南国からの便り④」
戦後50数年経って生まれた生徒たちにとって、平和な日本が当たり前なのかもしれません、しかし、先の大戦で唯一焦土と化した沖縄の地を訪れ、戦争のない平和な国づくりは不断の努力によって行われているのだということに気づいてもらいたい。今回の学びの旅はこの地を訪れることに大きな意味があるのです。
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沖縄修学旅行「南国からの便り③」
順調に進んでいる沖縄修学旅行ですが、本日午後に予定されていた「平和記念公園」の見学を中止することとしました。
これは、沖縄県地方は昨夕から昨晩にかけて竜巻注意報がでていたのですが、平和記念公園の石垣や施設が壊れているのが見つかり、安全確保のため今朝から終日閉園となったことによるものです。
なお、竜巻の発生は昨夜のことであり、本校生徒たちに竜巻による被害等はありません。元気に見学を行っています。
平和の礎に寄りかかるように倒れているコバテイシの木=18日午前、糸満市の平和祈念公園
(写真・キャプションは「琉球新報社」のサイトから転載)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/172265
(沖縄タイムスプラス)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-615886.html
(琉球新報)
http://www.sankei.com/west/news/171118/wst1711180040-n1.html
(産経新聞ニュース)
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沖縄修学旅行「南国からの便り②」
那覇市の天候は雨、気温23度です。
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沖縄修学旅行「南国からの便り①」
この校長logでも現地からの最新情報をお届けします。
今回は初めての試みとして、どれくらいの方が記事をウォッチしてくださるかのデータを収集をしたいと思います。記事をご覧になった方は、お手数ですが、記事右下の「投票する」をクリックしてください。ご協力をお願いいたします。
本日午前9時半過ぎ、定刻を少し遅れて羽田空港を出発しました。
全日空995便那覇空港行き(9時15分発)、使用機体はBoeing 777-281型です。
強歩大会の中止について
本校の強歩大会は本校の近くに適切な走路・施設がなく、毎年西遊馬公園で実施しております。今年度も荒川上流河川事務所の許可により実施を予定しておりましたが、本日、同事務所から、「台風の影響で工事中の堤防盛土工事の実施時期を前倒しで実施する」旨の連絡がありました。台風による措置であり、本校としては、他に代替地を用意することができず、中止する判断をいたしました。
本日、現地に赴き確認をしてまいりましたが、公園内には台風による豪雨で浸水していた痕跡が見受けられ、本日からの工事及び立ち入り禁止が書かれた看板を確認することができました。
保護者向けには改めて文書でお知らせいたしますが、ご理解をいただきたいと存じます。