校長室から

2018年4月の記事一覧

平成30年度離任式

 平成30年度当初人事で本校を離れることになった教職員の最後の授業「離任式」を行いました。
 今回はお二人の先生がお越しくださいり、いずみ高校での勤務の思い出などをお話いただきました。

  


【離任式・校長あいさつ(抄)】

 皆さん、こんにちは。 春は出会いと別れの季節と言いますが、今日は離任式、お世話になった先生方とお別れをする日です。
 2・3年生の皆さんにとっては、昨年度までにお世話になった先生方ですし、懐かしい顔ぶれに心が弾んでいる人もいるでしょう。ですが、少しの間、心静かに話を聞いてください。

 学校というところは、様々な人と人とがめぐり合い、そうした人間関係の中で、生徒が育ち、成長していくところです。そして、その成長の多くは、先生方が導いてくれるものです。学生時代に大事なことは、「何を学んだかということよりも、どうやって学んだかの方が大切である」という言葉がありますが、何を、どのように、誰から学んだのか、突き詰めて考えれば、どの先生に教わったかで、皆さんの人生に少なからず影響があるのだと思うのです。
  ですから、私たち教師は、その責任の重さに、苦しみ、悩み、ときには不安に押しつぶされそうにもなります。しかし、不安な顔を見せたりはしません。なぜなら、教師が不安な表情を見せれば、生徒が不安になってしまうから。
 北欧の国フィンランドには「教師は国民のろうそく、暗闇に明かりを照らし人々を導いていく」という言葉があります。
 先生方からはなかなか言えないことなので、私から言わせてもらいますが、皆さんのそばにいる先生方は、自らを燃やし尽くして、生徒を啓発しているのです。そうやって頑張ってくれていることに気づいてください。 実社会に出ると気づきますが、学校というところにいるような「教師」は社会には存在しません。尊敬の念を抱くことのできる先生に何人出会えるか、それは、偶然の出会いだけでなく、皆さんのこころの在り方でも決まってくるのだと思います。
 
  本日は、このいずみ高校で、いろいろな教育活動にご尽力され、多くのいずみ高生を指導し、その成長を導いてくださった先生方に最後の授業をしていただきます。お世話になったという感謝の心をもって、最後までしっかりと聞いてください。今日お見えのお二人の先生は、勤務年数やそれぞれの担当こそ違いますが、いずみ高校のために、皆さんのために頑張ってくれた先生です。
 では、このあと、お二人の先生方からそれぞれお話をいただきます。これが最後の授業です。 最後まで静かに聞きましょう。それが先生方に対して感謝の気持ちを表すことになります。

 私からは以上です。
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シリーズ「いずみStep Forward」(その1)環境建設科のアスファルト実習

いずみ高校改組20周年を機に、校長がいずみ高校の様々な取組を紹介してまいります。

環境建設科のアスファルト実習
 今年で4年目となる環境建設科のアスファルト実習です。本校OB・OGも就職している「中原建設株式会社」様の全面的な協力により、今年も現場作業者が10台近く集まり、本物のアスファルトを使った舗装工事を体験しました。3年6組の生徒36名も作業着にヘルメットに着け、安全靴を履いて、湯気が立ち込めるアスファルトを実習棟前の作業スペースに施工していきました。
 本物の道路工事さながらの迫力にここが学校であることを忘れてしまいそうです。それにしても中原建設さんには、毎年のことながら、本校の実習のためにスケジュール調整をしていただき、多くの社員の方にいずみ高校まで来ていただき、本当に感謝です。

中原建設株式会社さんは、平成29年度の埼玉県キャリア教育実践アワードの奨励賞を受賞しています。

   

  

※Step Forward ・・・ 「前進、一歩前へ」の意。20周年を迎えたいずみ高校のさらなる前進・飛躍を込めたキャッチフレーズです。
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1年校外行事(遠足)その3

 いよいよランチタイムです。上手にご飯の炊けた班、すごく大きな野菜の入ったカレーを作った班、料理の出来はいろいろですが、そこは仲間と一緒に作った料理だけに美味しく食べられるはずです。引率の教員らも2班に分かれてカレーライスを作りました。学年団としての絆を深め、あらためてこの1年間を頑張っていくと決意を固めたところです。
 1学年みんなの笑顔がいっぱい溢れる「こもれび森イバライド」です。

  

(15:50追記)
1年生たちは無事に学校に戻りました。途中からお天気も回復し、楽しい遠足になったようです。みなさん、お疲れ様でした。


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1年校外行事(遠足)その2

 「こもれび森ハイライド」(茨城県稲敷市)に到着しました。
 せっかくの遠足なのに現地は相変わらず雨が強いそうです。これから生徒たちはエプロン姿に着替えて、飯盒炊爨に挑戦です。班ごとに食事(カレーライス)の準備をスタートさせます。雨の中ではありますが、生徒たちは楽しく盛り上がっています。

 

 

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1年校外行事(遠足)その1

 4月9日に入学した1年生も、3週間近くが経ち、いずみ高校での生活にもされてきたように思います。友や仲間も増えてきたと思いますが、クラスの連帯をさらに深め、級友との友情を育むとともに、集団行動・班別行動をとおして、自律的な行動ができる生徒の育成を願い、校外行事(遠足)を実施することになりました。

 今朝は生憎の空模様ですが、茨城県稲敷市にある「こもれび森のイバライド」に、生物系・環境系の1年全クラスが予定どおり出発しました。

 現地の写真や様子については、引率職員からメールで送られてきますので、順次、ご報告させていただきます。

 

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入学式で出題した問題(解説編)

昨日の入学式式辞でお話しした「昨日の自分を超えるために常に変化し続けること」の補足です。これは「1.01の法則」などと呼ばれることもあるようです。

(式辞・一部引用)
毎日の努力を一年間続けるとして、それを数式で表わせば「一の三百六十五乗」になります。答えはもちろん「一」以外にあり得ません。しかし、毎日〇・〇一だけ、つまり、一%だけ昨日の自分を超えていくとどうなるでしょう。「一・〇一の三百六十五乗」で、一年後は「約三十八」となります。昨日の自分を超える割合が二%になれば、一年後の成長は「約千四百」にもなるのです。そして、小さな成長の積み重ねが大きな進化につながるように、小さなサボりは大きな退化につながります。

問題: では、0.99の365乗はいくつになるでしょうか。

解説: 答えは以下のようになります。



※演算結果については以下のサイトを参考にしています。
  https://keisan.casio.jp/exec/system/1294758675
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平成30年度入学式

 朝方は久しぶりに気温が低かったものの、昼までには春を通り越して、初夏のような陽気となりました。
 いずみ高校では、いずみ高校第20期生となる新入生を迎える入学式を行いました。238名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

  

【入学式・式辞】

 春の陽光 天地に満ち満ちて 風ふくよかな香りを運びくる今日の佳き日、学校評議員 川合 真紀 様、PTA会長 宮森 貴子 様 をはじめ、御来賓の皆様方、並びに保護者の皆様の御臨席を賜り、かくも盛大に「平成三十年度 埼玉県立いずみ高等学校 入学式」を挙行できますことは、本校関係者にとりまして、大きな喜びでございます。御臨席をいただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。
 ただ今、入学を許可いたしました、いずみ高校第二十期生、二百三十八名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。また、保護者の皆様方におかれましても、お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお慶びを申し上げます。
 本校は、与野農工高等学校をその前身とするも、平成十一年に改組され、全国初となる生物系・環境系総合高校に生まれ変わりました。与野農工時代からの五十有余年の歴史と伝統を受け継ぎつつ、いずみ高等学校としての新たな歴史と伝統を築いてまいりました。
 歌い継がれる校歌の一節に、「湧きて流れる泉の丘に」というのがありますが、「いずみ」という名は、この地が荒川水系の湧水帯に位置しており、かつては豊富な地下水が湧き出る「泉」が数多く存在していたことに由来しています。
 いずみの名に相応しく、清らかな心を育み、瑞々しいばかりの若者らしさを応援し、社会に対して潤いを与えられる、そんな学校でありたいと思っています。
 そして、おかけさまで改組から二十年の節目を迎えることとなりました。いずみ高校は学校としての「不易と流行」を踏まえつつ、本校のもつ強みや特長をさらに伸ばして、新たな一歩を踏み出したいと考えています。

 今から半世紀近く前、アポロ十一号で月面に降り立ったニール・アームストロング船長は次の言葉を残しました。
 That's one small step for a man, one giant leap for mankind.
  (一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である)
 
 生徒の皆さんが宇宙船のクルーであり、私たち教職員がそのミッションを支える地上管制スタッフとするならば、いずみ高校全員で新たな一歩を踏み出し、それが「偉大な飛躍」となるように力を合わせて頑張るのです。一人一人の力は小さくても、一つに合わせればチームとしての力の総和はより大きなものになります。
 このミッションを成功させるために、新入生の皆さんに、心掛けてほしいことを、今日は二つほどお話させていただきます。

 一つ目は「大きな夢(大志)を抱いてほしい」ということです。
 皆さんの夢は何ですか。それが本当にやりたいことであるならば、簡単に諦めてはいけません。多少の困難があっても、希望する進路、目標とする進学・就職先を目指すべきです。大志を抱き、夢の実現に向けて、新しいことにチャレンジできる人、意欲ある人であってほしいと思います。そうすれば自ずと道は拓けてくるはずです。
 本県深谷市出身の実業家で、近代日本経済の父といわれる渋沢栄一翁は「夢なき者は理想なし 理想なき者は信念なし 信念なき者は計画なし 計画なき者は実行なし 実行なき者は成果なし 成果なき者は幸福なし」と述べています。
 渋沢翁は「夢」を忘れずに、そして「理想」を掲げ、持ち前の、世の中の変化に柔軟に対応できるしなやかな感性で、自己を変革させながら、努力を重ねて、多くの成果を上げています。自分で夢を描き、自分で目標を立て、それを叶えるために、絶えず努力と挑戦を重ねていく、これこそが夢の持つ力なのです。ただし、夢を叶えるための魔法なんてありませんから、自分自身で志を立て、自ら考え、行動を起こして、己の大志を貫き、必死に努力しなければだめです。
 夢を見るから、人生は輝くのだと思います。皆さんにもそんな心の力となるような大きな志(大志)を抱いてください。

 二つ目は、「昨日の自分を超えるために常に変化し続けること」についてです。
 今シーズンは古巣のマリナーズでその活躍が期待されているイチロー選手は、記者とのインタビューで「よく人の二倍も三倍も努力してるって言われるけど、人の二倍も三倍も頑張れるわけがない。大事なのは自分の限界をちょっとだけ超えていく。そしてそれを続けていくことなんだ」と話しています。
 イチロー選手は、ほかの誰かと競争しているわけではなく、自分で決めた高みを目指し、己の限界に挑戦し、常にギリギリのところで頑張っています。今の自分は昨日までの自分の積み重ねであると認識したうえで、昨日の自分ができなかったことを今日の努力によって乗り越えていく、つまり「昨日の自分を超えていく」ことを実践しているのです。
 毎日の努力を一年間続けるとして、それを数式で表わせば「一の三百六十五乗」になります。答えはもちろん「一」以外にあり得ません。しかし、毎日〇・〇一だけ、つまり、一%だけ昨日の自分を超えていくとどうなるでしょう。「一・〇一の三百六十五乗」で、一年後は「約三十八」となります。昨日の自分を超える割合が二%になれば、一年後の成長は「約千四百」にもなるのです。そして、小さな成長の積み重ねが大きな進化につながるように、小さなサボりは大きな退化につながります。あとで「〇・九九の三百六十五乗」を計算してみてください。驚きの結果がそこにはあります。
 「昨日の自分を超えていく」、これが実践できれば、あとはそれを粘り強く続けていくだけで、大きな進化・変化が待っています。ですから、いま汗をかいていること、頑張っていることの成果や結果が今すぐに表れなくても焦る必要はありません。努力を続けることで必ず得られるものがあるはずだからです。
 
 このいずみ高校で、大きな夢(大志)を持ち、将来に向けて自己を磨き、常に昨日の自分を超えていくように努力してください。そのためにも、一緒に苦楽をともにできる「一生の友」を見つけ、諦めず、粘り強く挑戦する気持ちを忘れずに、様々なことに積極的に取り組んでほしいと思います。  そんな皆さんの頑張りを本校の教職員は全力でサポートします。どうぞ、このいずみ高校での高校生活を思い切り楽しんでください。
 
 保護者の皆様におかれましては、重ねてお子様の入学のお慶びを申し上げます。本日、大切なお子様をお預かりいたしました。私たち教職員は、お子様方の力をしっかり伸ばし、三年後にはお子様が心身ともに大きく成長した姿で、いずみ高校を巣立ってくれるよう、全力を尽くしてまいります。
 どうか、御家庭におかれましても、本校の教育に御理解と御協力をいただくとともに、お子様の基本的生活習慣や家庭学習の御指導などに、格別の御協力をお願い申し上げます。

 結びに、御来賓の皆様、並びに御列席の皆様の益々の御健勝、御発展を御祈念申し上げるとともに、今後とも変わらぬ御指導と御鞭撻をお願い申し上げ、式辞といたします。

 平成三十年四月九日     埼玉県立いずみ高等学校長 栗藤 義明
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平成30年度始業式

 平成30年度がスタートしました。
 今朝は新転任の先生方を紹介する「着任式」と第1学期始業式を行いました。
 今年度着任された先生方は、全部で14名(事務室職員2名を含む)です。どうぞよろしくお願いします。

  


【始業式・校長講話】

 皆さん、おはようございます。
  いい新学期を迎えていますか。皆さんは、今日から一つずつ学年が上がって、新しい生活がスタートしました。 新しい環境で、新たな目標を掲げ、今、がんばろうという気持ちで胸を膨らませているのではないでしょうか。その気持ちを忘れず、がんばっていきましょう。
 3年生は、いずみ高校をリードする最高学年として、高校生活の総仕上げの1年となります。専門分野の学習を深め、資格を取得し、進学や就職に全力投球するのはもちろんのこと、部活動や生徒会活動等にその持てる力を出し切って、悔いのない高校生活を送ってくれることを期待します。
 2年生は、学校の中心的存在として、一人一人がいずみ高校を支えているという自覚を持ち、3年生の先輩たちとともに、本校の伝統をつないでほしいと思います。伝統とは、辞書的に言うと、「昔からうけ伝えて来た、有形・無形の風習・しきたり」という意味になりますが、その精神的な面も含めたものを指すものです。形だけ伝えるのではなく、その心を伝えることが大切です。 悪いしきたりは因習と言って、弊害を生むばかりでよいことはありません。いずみ高校としてのよいしきたりをつないでほしいのです。

 さて、学年が進み、次なるステージを目の前に、決意を新たにしたり、目標を立てたりと、やる気がみなぎっているはずの皆さんに、今日は「あなたを守ってくれるもの」についてお話したいと思います。

 皆さんは、半分大人、半分子供の段階の高校生です。 なんでも自分でできるという思いも強くなってきていると思いますが、その一方で、まだまだ誰かの力が必要な場面も多いはずです。そんな皆さんを支えてくれるのは、あなたの周りにいてくれる大人たちです。
 いずみ高校では先生方です。皆さんの成長を期待し、人として立派に成長していくための、見守り役を務めています。ですから、時には、厳しく話すことがあるかもしれません。耳に痛い話を聞かされたり、理不尽なもの言いをすることもあるかもしれません。しかし、それもこれもみな、あなたのためを思ってのことです。
 例えば、校内に化粧をしている生徒がいるとします。その生徒を捕まえて先生が注意します。それはなぜでしょう。この国では、高校生が化粧するというのは、世の中に対してあるサインで送ることと等しいのです。つまり、世間に対してこうメッセージを送っていることになります。「私は他の生徒と違うの。世の中に抗ってるの。そういう大人として扱ってちょうだい。」 これは化粧だけに限りません。極端に短いスカートでも同じですし、深夜に街を徘徊したり、お酒やドラッグに手を染めることとも重なります。とにかく、暗黒街にいるような人たちに対して、同じ価値観を共有する人間であると主張していることになります。校則を守らなかったり、違法なことを行っていれば、においを嗅ぎつけて、反社会的な輩が近づいてきます。たとえ本人がそう望まなくても。制服をきちんと着こなしているいずみ高生と、だらしなく着ているいずみ高生がいれば、悪人は後者に近づいてくるのです。 皆さんの周りにいる大人たちがいろいろと注意するのは、皆さんを守りたいという気持ちの表われです。
 警察官も先生方もあなたを守るために全力を尽くしているのです。そのことは忘れないでください。

 そして、皆さんを守ろうとする最も強い思いは、皆さんの家族が抱いています。
 誰も暗黒街の不埒な悪人に、みすみす自分のかわいい子供を渡したいなんて思うはずがありません。皆さんは皆さんの家族の方のそうした思いを考えたことがありますか。

 話は少し横道にそれますが、皆さんにとって自分の誕生日とはどんな日でしょうか。誰かに祝福してもらう自分だけの特別な日だとは思っていませんか。実はそうではありません。この日は、かけがえのない「あなた」という存在を創り出してくれた、家族の記念日でもあるのです。
 年老いた私の母は、今でも誕生日には忘れずに電話をかけてきます。そして決まって、「お前の生まれたあの朝は、台風が近づいていて雨風がとても強い日だった」などと昔話を始めます。もう五十年以上も前のことなのですが、まるで昨日の出来事であったかのように。
 皆さんも、そうやってこの世に生を受けました。そして、その赤子が歩き出し、言葉を発するようになり、学校に通い、義務教育を終えて、そして、高校生になるまで成長したのです。そう考えると、大切なわが子を守りたいという家族の気持ちも理解できるのではないでしょうか。

 ぜひ、そんな気持ちを理解できる心優しい人になってください。そして、自分のことを守ってくれる人の存在に感謝し、いつかは誰かを守ってあげられる人になってほしいと思います。

 最後に、私の好きな歌を紹介します。カラオケがあれば私が歌ってもいいのですが、中島みゆきさんの「誕生」という曲です。 その歌詞の内容は、およそこんな感じです。

 生きていくのは大変なこと、 でもあなたが生まれたとき、誰もがあなたを歓迎してくれた。
 今あなたが苦しいときでも、あなたのことを応援してくれる人がいる。
 忘れないでください、優しい気持ちを。
 そして、今度はあなたの優しさで誰かを守ってあげて。

 一部だけですが、ちょっと聴いてみましょうか。

 「Remember 生まれた時だれもが言われた筈
  耳をすませて 思い出して 最初に聞いた Welcome」

 私の話は以上です。
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海外研修「グローバルワークショップ in New Zealand」のご案内

 いずみ高校は、改組20周年を迎えました。
 それを記念していくつかの事業を計画しているところですが、まずはその第1弾です。

改組20周年記念「海外研修『グローバル・ワークショップin New Zealand』」
   

 本校は、生物・環境系総合高校として、「地球環境のよき理解者」としての 素養を育む取組を行っていますが、今日の 地球規模の環境問題等を考えるうえで、 国外からわが国を俯瞰・客観視することやグローバル社会における「国際感覚」を身につけさせることは極めて大切でと考えます。
 そこで、 日本を飛び出し、海外の自然や産業を体験するなどして、グローバルな視点から地球環境はもちろん、国際的な農牧業やものづくりについて学ぶ機会を設けることにしたものです。

「グローバル・ワークショップin New Zealand」は、タイトルのとおり、南半球ニュージーランドのサウスランド地方を訪問します。
本日、その募集要項を配付させていただきましたので、ぜひ参加についてご検討いただければと思います。参加は希望者のみ(15~18名程度)で、渡航費等の必要経費は約27万円ほどを予定しています。

海外研修「グローバル・ワークショップ」参加募集要項.pdf(左をクリックするとPDFファイルで取り出せます)

  


 応募の〆切は今月24日(火)です。

 参加してみたいという方がどれくらいいるかデータを収集をしたいと思います。恐れ入りますが、この記事をお読みになって「参加したい又は子供を参加させたい」と思った方は、記事右下の「投票する」をクリックしてください。ご協力をお願いいたします。
 なお、この投票はあくまでもアンケート(意識調査)です。ここで投票したことで応募したことにはなりません。海外研修準備チームの担当者から「参加応募用紙」をもらって4月24日(火)までに提出してください。
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平成30年度スタート(いずみ高校改組20年です)

 4月1日になり、新しいスクールイヤー、平成30年度が始まりました。
 校長は引き続き、栗藤義明(くりとうよしあき)が務めます。どうぞよろしくお願いします。
 また、この「校長's log」も、昨年同様、随時更新してまいりますので、ご家族一緒にお読みいただければ幸いです。

 

 本校は、平成11年4月に全国初の「生物系・環境系総合高校」として開校しました。以来、県民・地域の皆様に愛され、いずみ高校としての新たな歴史と伝統を築いてまいりました。そして、おかげさまで、20年目の節目の年を迎えることになりました。皆様方のご支援に心からの感謝を申し上げます。
 いずみ高校は学校としての「不易と流行」を踏まえつつ、本校のもつ強みや特長をさらに伸ばして、新たな一歩を踏み出したいと考えています。
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