校長室から

2018年5月の記事一覧

平成30年度学校自己評価システムシート

 本年度の学校自己評価システムシート公表します。

◆目指す学校像
  「地球環境のよき理解者としての、 グローバルな視点をもった、品格あるスペシャリストを育成する学び舎」

◆重点目標
 1 普通・専門教科それぞれの授業の質を高めるとともに、キャリア教育を充実させ、将来にわたって学び続ける意欲をもった生徒を育てる。
 2 「時を守り、場を清め、礼を尽くす」を実践し、プロフェッショナル人として、規範意識を高めるとともに、他人を思いやる心等、豊かな心を育成する。
 3 教育内容や特色・強みを地域社会に発信し、地域との協働による開かれた学校づくり・教育活動を推進する。



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第20回国際バラとガーデニングショウ

 今年はいずみ高校が改組20周年の年を迎えていますが、メットライフドーム(旧西武ドーム)で開催されている「国際バラとガーデニングショウ」も20回目を迎えています。
 本校からは、昨年度に引き続き、環境デザイン科がプライベートガーデン部門に参加しました。このショウに参加するには書類選考があるのですが、見事に通過して、ドーム内にガーデンを出展することができました。今年は「入賞」を受賞することができました。
 これも朝早くから夜遅くまで取り組んでくれた、環境デザイン科の生徒、教職員の頑張りの成果です。よく頑張りました。合わせて、国際バラとガーデニングショウのすべての関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

 今日、遅れ馳せながら、ドームにやってきました。昨年よりも会場が広くなり、出展ブース数も多くなったようです。平日の朝にも関わらず、多くの来場者が訪れていたのが印象的でした。
 会場の様子等の数点の写真でご紹介いたします。

  
メイン・エントランス(左)、本校・環境デザイン科の作品「自分だけの庭(へや)~The Minority room~」(中央・右) 

  

   

  
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振替休業のお知らせ

 本日(5月14日(月))は、先週土曜に行った授業公開・PTA行事等の振替週休日としたため、学校は休業となります。電話対応等はできかねますので、ご了承ください。
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PTA後援会総会

 平成30年度のPTA後援会・定期総会が行われました。
 昨年度の活動・事業報告と決算報告、新旧役員の交代、今年度の事業計画・予算等が協議されました。特に、役員の皆様方におかれましては、お仕事等のやりくりをしていただきながら、PTA後援会の様々な活動をリードしていただき厚く御礼を申し上げます。
 平成29年度の役員の皆様、ご協力・ご尽力いただきましたことに心から感謝申し上げます。

【校長・あいさつ】
 皆さん、こんにちは。 校長の栗藤でございます。
 日頃は本校の教育活動にご理解・ご協力、ご尽力を賜り厚く感謝申し上げます。そして、本日は、お忙しい中、PTA総会ご出席いたたぎまして誠にありがとうございます。
 今年、平成30年度は、いずみ高校改組20周年という節目の年となります。旧与野農工高校から、1999(平成11)年4月に生まれ変わった本校ですが、今年の1年生が第20期の入学生となっています。20年と言えば、生まれたばかりの赤ちゃんが成人する時間に等しいわけで、いずみ高校もこの20年間に、いずみ高校らしい、数多くの多彩な教育活動を実践し、社会に多くのスペシャリストを輩出してきたと自負しております。
 この20周年を機に、今年は「20th Anniversary『いずみStep Forward』」、 Step Forward とは「さらなる前進」という意味ですが、この言葉を合言葉に学校運営に努めてまいりたいと考えています。併せて、本校の目指す学校像も「 地球環境のよく理解者としての、グローバルな視点をもった、品格あるスペシャリストを育成する学び舎 」と改めました。
 また、20周年を機に、いずみ高校を内外に広くPRするため、記念事業を展開しようと考えてきましたが、そのうちの一つ「海外研修」が、このほど県教委の事業指定を受けることなり、まさにその準備を進めているところです。後ほど、後援会予算としてご提案いただくのですが、皆様のご理解・ご協力によりまして実現の運びとなりました。誠にありがとうございます。参加する生徒たちもほぼ固まり、8月20日から11日間、南半球はニュージーランドに赴き、グローバルな学びを展開してまいります。もちろん、その成果は皆様にもフィードバックすべく取り組んでまいります。
 
 さて、本校の教育の強み・特長は、何と言っても、生物・環境系総合高校として、持続可能な社会、地球環境の実現に積極的にかかわる人材の育成であると考えています。そのため、生徒には「地球環境のよき理解者」としての環境マインドを育むとともに、各学科で身に付けた専門的な知識や技術を生かし、様々な課題の解決に意欲的に取り組みそれぞれの分野で社会に貢献する人材を輩出することが私たちの使命である思っています。そのため、これまでにも増して、一層充実した、本校らしい教育活動を進めてまいりますので、引き続きの、ご理解とご支援をよろしくお願いいたします。 特に、「時を守り、場を清め、礼を尽くす(正す)」というフレーズを使って、品格ある職業人の育成に力を入れてきておりますが、人間力の高い人物の育成に力を入れながら、就職から大学進学まで、幅広い生徒のキャリア選択を支援し、品格あるスペシャリストの輩出を目指してまいります。
 今朝は、さっそく、PTA後援会の皆様にもご協力いただき、あいさつ運動にお取組いただきましたが、これも、品格ある職業人の育成に意義ある取組です。今朝は、生徒会の生徒も一緒に参加させていただきました。これは、皆様の取組に生徒自身が触発された結果であり、「礼を尽す」取組が、点から線へ、線から面へと広がりつつある証しだと思っています。今後とも引き続き、よろしくお願いします。また、昨年の3学期から「時を守る」指導として、毎朝、教員が学校周辺の路上に立ち、遅刻した者には、職員室で遅刻カードを渡して、その日のうちに指導するといった、新たな遅刻指導も始まっています。これらの取組が、品格ある職業人の育成と、気力と活力にあふれた学校づくりにつながると確信しています。
 部活動では、陸上競技部、卓球部、剣道部が県大会に出場し、少林寺拳法部は関東大会に出場することが決まっています。また、今年度も、農業クラブの活動や、各学科が取り組んでいる各種コンテストでの入賞など、生徒たちの様々な取組が素晴らしい成果をもたらすことを期待しているところです。
 そんな中、来週末から所沢のメットライフドーム(旧西武プリンスドーム)で開催される「国際バラとガーデニィングショー」についてご紹介いたします。これは日本でも最大規模のバラとガーデニングのコンベンションです。本校からは環境デザイン科が毎年参加しています。
 この「国際バラとガーデニングショー」は、偶然にもいずみ高校と同じ1999(平成11)年に第1回目が開催されており、今年で20回目を数えます。来週18日(金)から翌週23日(水)までの開催となっていますので、ぜひ新緑のメットライフドームにお出かけいただきたいと思います。当日入場券は2,200円、前売りならば1,900円で入場できるとのことです。

 さて、本校に着任して以来、私は、保護者の皆様に機会あるごとに「3回」というキーワードをお示ししながら、学校へのご理解・ご協力をお願いしております。「ホームページを週に3回は更新しますからご覧いただき、お子様と学校の話題をもってください。また、年に3回は学校に足をお運びください」ということを度々申し上げております。
 学校は外から眺めるものではないと思います。ぜひ校内に入っていただき、本校の教育活動を肌で感じてください。
 本校のホームページはご覧いただいてますでしょうか。広報部が配信する記事をはじめ、学科の取組、部活動の様子など、多くの記事が掲載されるようになりました。今年度からは、皆様からのご要望にお応えし、行事予定表をPDFファイルで取り出せるようにしたり、PTA後援会の情報も渉外部の職員によって記事化するようにしました。
 私も「校長's log 」というブログ風の記事を投稿していますが、できるだけ、単に生徒募集のための情報提供(外向き、マーケット志向)ではなく、いずみ高生と保護者のための情報提供(内向き、顧客志向)で、本校の取組を紹介したり、校長の考えていることをお伝えしています。 先日は、ゴールデンウィークが終わるタイミングで「5月病に負けるな」という記事を掲載しました。これはタレントの「さんま」さんの言葉を引きながら、心が弱くなったときに効く「明石家さんま」というお話です。古今東西、様々なお話を取り混ぜて記事にしていますので、ぜひご愛読いただければ幸いです。
 なお、いずみ高校のホームページは、記事の右下に「投票する」ボタンがあります。他のSNSのように「いいね」ではありませんが、よい記事だなと思ったらこのボタンをクリックしてください。記事に対する反応確認や意見聴取となるように活用させていただいております。なお、投票は完全に匿名となっています。

 最後に、お手元にいずみ高校の「学校自己評価システムシート」をお配りしました。小さく印刷されているので、読みにくいかもしれませんが、本年度の学校改善のポイントをまとめたものです。 今年のシートのポイントは次の3点です。一つ目は「学びの改革の推進」、二つ目は「啓発を中心とした生徒指導」、三つ目は「広報と広聴活動の充実」です。これは私どもの学校運営上の改善ポイントではありますが、保護者の皆様も共有し、いずみ高校の教育の発展・充実を進めていきたいと思います。学校の改善にご理解・ご協力をいただければ幸いです。
 本日はどうぞよろしくお願いしたします。

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第3学年保護者進路説明会

 学校公開日に多くの保護者の方に足を運んでいただき、感謝申し上げます。
 3年生の保護者の皆様には、進路説明会に参加していただました。教育情報会社(株式会社東京ライセンスアカデミー)の紹介で、高野亜希子氏に講演をお願いしたしました。現在の高校生がおかれている社会の状況等を踏まえ、高校生の進路を考える際に大切なことは「進路・キャリアを考えるということは、単なる企業・学校選びということだけでなく、新たな仕事を創り出せるような、自己能力の伸長が大切である」旨のお話が印象的でした。


 私からは「過去の結果としての現在より、未来の原因としての現在の方がより大切である」というメッセージを述べさせていただきました。


 【校長挨拶・予定原稿】

 皆さん、こんにちは。 校長の栗藤です。
 日頃は本校の教育活動にご理解・ご協力を賜り感謝申し上げます。そして、本日は、お忙しい中、第3年保護者「進路説明会」にご出席いたたぎまして誠にありがとうございます。
 お手元に「進路選択の手引き」の抜粋版があるかと思いますが、その中で、私は生徒たちに向けて「夢や理想の持つ力を信じて行動せよ」というメッセージを書きました。本県が生んだ偉人の一人である渋沢栄一翁を引き合いに、夢を忘れず、理想を掲げ、努力を重ねて多くの成果・功績を残したというお話です。自分自身の内側に、常に未来を志向し、果敢に挑戦する強い意志を持つ者が、夢をつかむことができる、というものです。
 そこにもありますが、私は、未来を考えるときの今とは、「過去の結果としての現在より、未来の原因としての現在の方がより大切である」と思っています。今という瞬間をそのように捉えることは、未来を志向することにつながります。将来・進路・キャリアを考えるということは、未来を考えることです。ご家庭でも話題にしていただけたらと思います。

 さて、以前読んだ本で「ミライの授業」というのがあります。本のスタイル上、14歳の中学生に向けた進路選択について考える本なのですが、高校生にもふさわしい内容ですし、大人の方が読んでも興味深く読める本だと思っています。親子で手に取ってみてはいかがでしょうか。 この本の中で、筆者は「今の大人と中高生との間には大きな違いがある。現在の中高生が生まれた21世紀は、今の大人たちが育ってきた時代と異なる。だから、君たちは未来をつくっていかなければならない」という趣旨のことを述べています。今風の言葉でいうところの「パラダイムシフト」を分かりやすく説いているのです。歴史上の偉人たちを紹介しながら、当時の人々がいかに未来を創っていったのかについて解説しています。
 たとえば、フローレンス・ナイチンゲールの伝記は皆さんも読んだことがあると思いますが、彼女は「白衣の天使」などと評される看護師として有名ですが、献身的な看護に身を捧げたというだけでなく、詳細なデータに基づいて衛生管理の重要性を訴えた、統計学者としての側面があったことはあまり知られていません。彼女は病院の衛生環境改善のため、数学や統計学を用いながら論証していきます。「コウモリの翼」と呼ばれるオリジナルのグラフまで作成していますが、これは大量の情報を図表や絵文字を使って視覚的に分かり易く伝える、今日のインフォグラフィックスの先駆けとなったものです。筆者はこうしたエビソートをいくつも紹介し、時代の変化の中で未来をつくっていった偉人たちの生きざまを取り上げ、21世紀生まれの君たちも時代の変化の只中にいると述べています。
 時代の変化という点では、ロボットが人間に代わって仕事をすることも現実になってきました。
 ある回転寿司店では、ソフトバンク・ロボティクス株式会社のペッパー君が、板さん姿で我々を出迎え、座席の予約などの案内をしてくれています。少し前までは人が案内をしていましたから、ペッパー君のリース料と店員さんの人件費を比べると、リース料の方が安価であるということなのでしょう。世の中は、本当に驚くほどに変わってきているのです。 こう考えを進めていくと、未来はさらに大きく変わるかも知れず、そうしたパラダイムシフトに対応していけるだけの準備をしていく必要があるのです。

 進路選択は、単なる学校探しや職探しではありません。社会の大きな変化を見据えた、お子様たちの未来をつくっていく大事な作業なのです。 本日は、この後、ライセンスアカデミーの高野様からご講演をいただき、そののちに、本校職員から、進路関係について何点かご説明させていただきます。 お子様の未来をつくっていくためには、まずはお子様自身に頑張ってもらわなければなりませんが、学校も精一杯バックアップしてまいります。ご家庭におかれましても、ご理解・ご協力をお願いいたします。
 本日はどうぞよろしくお願いしたします。

 
ミライの授業(講談社/ISBN978-4-06-220027-2) 定価1,500円(税別)
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PTAあいさつ運動(生徒会とのコラボレーション)

 本日は「土曜公開授業日」です。午前中は授業参観(3年保護者対象の進路説明会も実施)、午後にはPTA後援会総会もあって、多くの保護者の方にご来校いただいています。
 毎年恒例の「あいさつ運動」は、正門や生徒玄関前で、保護者の方が登校する生徒たちを出迎えていただくとともに、あいさつを交わしていただいております。保護者の皆さんの声に元気にあいさつする生徒たちの声が響きます。まさに「時を守り、場を清め、礼を尽くす(正す)」取組です。ご協力いただきました保護者の皆さん、本当にありがとうございます。
 今年度は、生徒会執行部の生徒たちから「一緒に参加したい」との声が上がり、コラボ企画として実現しました。生徒同士、人同士が明るくあいさつする光景はやはり気持ち良いですね。あいさつとは「心を開いて相手に迫っていくこと」です。コミュニケーションはここから始まるのですね。

  
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産業教育フェア・第1回運営委員会

 今年度の埼玉県産業教育フェアは第28回目を迎えます。
 産業教育フェアとは「専門高校等の生徒による学習成果の発表等の活動を通じて、生徒の技術力・創造性や課題解決能力、コミュニケーション能力等の向上を図るとともに、産業教育の魅力と役割を紹介し、広く県民の関心と理解を高める」ものです。会場を大宮ソニックシティや及びJR大宮駅とし、平成30年11月17日(土)と18日(日)の両日にわたって開催されます。
 フェアの運営は、教育委員会や教職員が担う部分もありますが、生徒実行委員会も組織され、生徒主体の取組も多く予定されています。今日の「運営委員会」では生徒実行委員会も正式に発足し、この秋に向けた取組が本格的にスタートしました。

 実行委員の委嘱の場面では、いずみ高校の実行委員(生物サイエンス科2年の青木里央さんと清水美結さん)が、生徒実行委員会の代表として、委嘱状の交付を受けました。

 
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五月病に負けないで

 長い連休もあっという間に終わってしまいます。
 明日からは学校です。何となく行くのが億劫になるのは人情、仕方ないことです。でも、明日からの生活を前向きにとらえて頑張っていきましょう。

※明石家さんま さんの名言
 皆さんもよく知っている明石家さんまさんは、お笑い芸人としての明るいキャラクターが印象的だと思いますが、実は、その生い立ちには辛い時代があったといいます。3歳のときにお母さんが亡くなり、継母との関係は決して良いものではなかったそうです。そして、芸能界入りしてからも、大切にしていた異母兄弟の弟さんを火事で失うという悲しい出来事があり、ご自身も御巣鷹山に墜落したあの日航ジャンボ機(※)に直前まで乗る予定だったという経験の持ち主でもあります。
 そのため、さんまさんの過去を知ると娘の名前に込めた本当の想いが、より一層感じられます。さんまさんは娘にIMALU(本名:大竹いまる)と名付けましたが、これは「生きてるだけでまるもうけ」というところからきているそうです。

心が弱くなったときに効く「明石家さんま」
「落ち込みやすい体質とは感謝の足りない姿勢が原因」
「落ち込む人っていうのは、自分のこと過大評価しすぎやねん。過大評価しているから、うまくいかなくて落ち込むのよ」
「やさしさを持った人は、それ以上の悲しみを持っている」
「不安からは何も生まれない。続ければ必ず良くなる」
「何とも思われないよりは嫌われるほうがマシ、好きに変わる可能性が残っているから」
「人生には嫌な事も必要なんや」
「俺は幸せな人を感動させたいんやなくて、 泣いてる人を笑わせて 幸せにしたいんや。 これが俺の笑いの哲学や」


※ 昭和60(1985)年8月12日に起きた「日本航空JAL123便墜落事故」のこと。この事故で乗員乗客合わせて524名中、520名が死亡したが、日本国内で発生した航空機事故では最多であり 、墜落事故および単独機の航空事故でも世界最多である痛ましい事故であった。
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朝勉強会「ゴールデンウィーク勉強会」

 いずみ高校恒例の朝学習会は、第1学年に対しては、入学式の翌日から毎日実施しています。入学して約1月経ちましたが、会場である「1号棟総合講義室」では早朝から多くのモーニング・ラーナーが集まっています。
 今朝もゴールデンウィークの谷間にもかかわらず、多くのいずみ高生が集っています。

 規則正しい生活、毎日の早朝学習、こうした行動や習慣は、その人の心の変化が生み出すものです。意識をしなければ、行動の変化につながらず、その人を生き方を変えることはできません。
 以前にも「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」というお話を紹介したことがありますが、本校の朝勉強会は、まさにこのことを実感する取組だと自負しています。

 入学式直後のロケットスタートに乗り遅れたといういずみ高生、今からでも遅くありません。早朝の総合講義室を訪ねてみてください。

  
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