2018年6月の記事一覧
第2回PTA後援会理事会
第2回のPTA後援会理事会を開催しました。お忙しいところ、常任理事と理事の皆さんに足を運んでいただき、今年度の各専門部・学年部の活動について協議しました。
湧泉祭でのPTA後援会としての取組についても熱い意見交換がなされ、今年も本校マスコットキャラクターの「イズミン」のキーホルダー(根付)の制作が決まりました。このマスコットを毎年楽しみにしている生徒・教職員も多く、保護者の方からも人気のあるグッズとなっています。ぜひ文化祭にお越しいただき、かわいい「イズミン」をゲットしてください。
(写真は昨年度のマスコット販売の様子)
【校長・挨拶】
皆さん、こんにちは。 校長の栗藤でございます。
日頃は本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、心から厚く感謝申し上げます。そして、お忙しい中にもかかわらず、ご来校いただき誠にありがとうございました。 本日はPTA後援会活動についてお話合い等をしていただくわけですが、一つ一つが子供たちの成長を促すものです。学校最大の応援団として、引き続き、お力添えをよろしくお願いします。
さて、せっかくの機会ですので、学校の近況などをお話しさせていただきます。
まずは、前回ご紹介した「国際バラとガーデニングショウ」ですが、5月18日から23日まで、所沢のメットライフドームで開催され、本校は「入賞」を受賞しました。このコンペはドーム出展のためには書類選考が必要ですし、ライバルはガーデニングのプロがほとんどです。そんな中でよく健闘したと思います。また、学校農業クラブでは、農業鑑定競技での入賞や今月20日の意見発表会への出場など、日ごろの成果を発揮して頑張ってくれています。
部活動では、学校総合体育大会地区予選、県大会、関東大会、全国総体県予選とあわただしい日程で行われていますが、各種目それぞれで健闘するなか、卓球部が地区予選を勝ち上がって県大会に出場し、少林寺拳法部が県大会を勝ち上がって関東への果たし、来週末には、本校を会場に全国総体(インターハイ)出場をかけた第二次予選に臨むことになっております。
さらには、生徒会活動がとても盛んになってきました。今年度の生徒会執行部は、さまざまな新機軸を打ち出してくれていて、皆様にご協力いただいている「あいさつ運動」に加わったり、生徒総会では、学校生活について高校生らしい発想で討論を行っています。また、体育祭では3年生の体育委員を中心に立派な運営が行われ、参観された保護者の方はご覧になったと思いますが、立派な入退場のゲートを完成させるなど、生徒たちの取組が素晴らしい。生徒会の取組が生徒たちの手に委ねられる部分が多くなり、いずみ高生の主体的に行動する力を見た思いがあります。
私も、このことを受けて、今月4日の全校集会では「主体的に行動すること」をテーマに講話を行いました。毎度のことですが、講話については、すべてその全文を学校ホームページの校長ログに掲載していますので、どんな話だったかは後ほどお読みください。
4月以降、たびたび申し上げていることですが、いずみ高校は改組から20年目を迎えました。皆様のご理解・ご協力をもちまして、様々な記念事業と位置付けた取組を予定しておりますが、ニュージーランドへの海外研修は、1年生から3年生までで、総勢17名の生徒を派遣することといたしました。
8月20日、日本を経ち、ファームステイや工場などの施設見学、交流先高校の生徒と一緒に行うフィールドワークなど、グローバルな視点でニュージーランド・サウスランドの農牧業やものづくりについて体験する充実のプログラムを実施してまいります。引率は私と英語科の教諭が行います。校長が引率するのはあまり例がないかもしれませんが、来年度以降の事業継続を目指して、現地のコーディネーターや交流先高校の校長と直接打合せをしたいと考えているからです。派遣する生徒は17名ですが、彼らが持ち帰る様々な体験や英知は、いずみ高校に大いなる刺激をもたらすことと期待しているところです。
ほかにも、同窓会にご協力いただき、「おかげさまで20周年」と刷り込んだのぼり旗を作成するなど、いずみ高校「 Step Forward 」を合言葉に、いずみ高校の強みや特長をしっかりアピールしていくための手立てを講じています。
中学生やその保護者の間に、「さらなる前進する」いずみ高校の姿を知ってもらうことが大切です。こうした学校の宣伝には、皆さんの口コミの力も大きく影響します。どうかいずみ高校の「広報・宣伝部員」として、いずみ高校の魅力の発信に努めていただければ幸いです。
最後に、昨日、PTA会長さんと後援会副会長さんともに、全県の高P連総会・研究協議会に参加してまいりましたので、このことに関連して一言申し上げます。
研究協議では、川越高校のPT会と所沢西高校のPTAの活動について報告がありましたが、印象的だったのは、どちらの学校も保護者の方が楽しんで学校の応援していただいている姿でした。そして、学校での教育力とご家庭での教育力が車の両輪のように相互に機能していることが、その学校に集う人々をみなハッピーにしているのだなと感じました。
特に、所沢西高校は、東日本大震災で被災した福島県立いわき海星高校との交流を継続して取り組んでいることで知られます。今から5年前、いわき海星高校が21世紀枠で春の選抜に出場したとき、甲子園で演奏するために効果の音源を大会本部に提出するのですが、いわき海星の校歌を収めた音源は、あの大津波で失われていたのです。それを所沢西の吹奏楽部が演奏し、レコーディングして大会本部に提出しました。大会当日、2回表のいわき海星高校の攻撃の際、甲子園に校歌が流れましたが、それは所沢西がレコーディングした音源でした。さらにその日は、アルプススタンドに友情応援として、所沢西を含めた約1500人もの高校生が応援に駆け付けて、いわき海星の選手たちも驚くほどの大応援団となりました。この話は、福島県内ではニュースで大きく取り上げられましたが、埼玉県ではあまり話題にならなかったと記憶しています。
でもこの話、生徒たちもそうですが、一連の交流を支えていたのは保護者の力が大きかったようです。数年前にこの話を当時の校長から直接聞く機会がありましたが、いわき市までの交通費や、校歌の音源を作成する費用、そして、ボランティアのため現地に向かう高校生たちのすべてを支えていたのは、もちろん保護者の方々でした。
「家庭教育はすべての教育の出発点である」と言われます。生徒たちを育てるのは、私たち学校の職員だけではありません。まずはご家庭での教育があり、それを私たちがお手伝いしているとも言えます。学校からみれば、皆さんが応援団となるわけですが、皆さんからみれば、学校こそが応援団とも言えます。こうやって両者が力を合わることで、1+1が3にも5にもなっていくのだと思います。
PTAは保護者と教職員の協同組織です。生徒のために同じ方向を向いて取り組んでいくとき、教育的な効果が高まります。いずみ高校のPTA後援会の活動がますます充実・発展し、学校とともに生徒たちの成長を促していくことを期待しています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
(写真は昨年度のマスコット販売の様子)
【校長・挨拶】
皆さん、こんにちは。 校長の栗藤でございます。
日頃は本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、心から厚く感謝申し上げます。そして、お忙しい中にもかかわらず、ご来校いただき誠にありがとうございました。 本日はPTA後援会活動についてお話合い等をしていただくわけですが、一つ一つが子供たちの成長を促すものです。学校最大の応援団として、引き続き、お力添えをよろしくお願いします。
さて、せっかくの機会ですので、学校の近況などをお話しさせていただきます。
まずは、前回ご紹介した「国際バラとガーデニングショウ」ですが、5月18日から23日まで、所沢のメットライフドームで開催され、本校は「入賞」を受賞しました。このコンペはドーム出展のためには書類選考が必要ですし、ライバルはガーデニングのプロがほとんどです。そんな中でよく健闘したと思います。また、学校農業クラブでは、農業鑑定競技での入賞や今月20日の意見発表会への出場など、日ごろの成果を発揮して頑張ってくれています。
部活動では、学校総合体育大会地区予選、県大会、関東大会、全国総体県予選とあわただしい日程で行われていますが、各種目それぞれで健闘するなか、卓球部が地区予選を勝ち上がって県大会に出場し、少林寺拳法部が県大会を勝ち上がって関東への果たし、来週末には、本校を会場に全国総体(インターハイ)出場をかけた第二次予選に臨むことになっております。
さらには、生徒会活動がとても盛んになってきました。今年度の生徒会執行部は、さまざまな新機軸を打ち出してくれていて、皆様にご協力いただいている「あいさつ運動」に加わったり、生徒総会では、学校生活について高校生らしい発想で討論を行っています。また、体育祭では3年生の体育委員を中心に立派な運営が行われ、参観された保護者の方はご覧になったと思いますが、立派な入退場のゲートを完成させるなど、生徒たちの取組が素晴らしい。生徒会の取組が生徒たちの手に委ねられる部分が多くなり、いずみ高生の主体的に行動する力を見た思いがあります。
私も、このことを受けて、今月4日の全校集会では「主体的に行動すること」をテーマに講話を行いました。毎度のことですが、講話については、すべてその全文を学校ホームページの校長ログに掲載していますので、どんな話だったかは後ほどお読みください。
4月以降、たびたび申し上げていることですが、いずみ高校は改組から20年目を迎えました。皆様のご理解・ご協力をもちまして、様々な記念事業と位置付けた取組を予定しておりますが、ニュージーランドへの海外研修は、1年生から3年生までで、総勢17名の生徒を派遣することといたしました。
8月20日、日本を経ち、ファームステイや工場などの施設見学、交流先高校の生徒と一緒に行うフィールドワークなど、グローバルな視点でニュージーランド・サウスランドの農牧業やものづくりについて体験する充実のプログラムを実施してまいります。引率は私と英語科の教諭が行います。校長が引率するのはあまり例がないかもしれませんが、来年度以降の事業継続を目指して、現地のコーディネーターや交流先高校の校長と直接打合せをしたいと考えているからです。派遣する生徒は17名ですが、彼らが持ち帰る様々な体験や英知は、いずみ高校に大いなる刺激をもたらすことと期待しているところです。
ほかにも、同窓会にご協力いただき、「おかげさまで20周年」と刷り込んだのぼり旗を作成するなど、いずみ高校「 Step Forward 」を合言葉に、いずみ高校の強みや特長をしっかりアピールしていくための手立てを講じています。
中学生やその保護者の間に、「さらなる前進する」いずみ高校の姿を知ってもらうことが大切です。こうした学校の宣伝には、皆さんの口コミの力も大きく影響します。どうかいずみ高校の「広報・宣伝部員」として、いずみ高校の魅力の発信に努めていただければ幸いです。
最後に、昨日、PTA会長さんと後援会副会長さんともに、全県の高P連総会・研究協議会に参加してまいりましたので、このことに関連して一言申し上げます。
研究協議では、川越高校のPT会と所沢西高校のPTAの活動について報告がありましたが、印象的だったのは、どちらの学校も保護者の方が楽しんで学校の応援していただいている姿でした。そして、学校での教育力とご家庭での教育力が車の両輪のように相互に機能していることが、その学校に集う人々をみなハッピーにしているのだなと感じました。
特に、所沢西高校は、東日本大震災で被災した福島県立いわき海星高校との交流を継続して取り組んでいることで知られます。今から5年前、いわき海星高校が21世紀枠で春の選抜に出場したとき、甲子園で演奏するために効果の音源を大会本部に提出するのですが、いわき海星の校歌を収めた音源は、あの大津波で失われていたのです。それを所沢西の吹奏楽部が演奏し、レコーディングして大会本部に提出しました。大会当日、2回表のいわき海星高校の攻撃の際、甲子園に校歌が流れましたが、それは所沢西がレコーディングした音源でした。さらにその日は、アルプススタンドに友情応援として、所沢西を含めた約1500人もの高校生が応援に駆け付けて、いわき海星の選手たちも驚くほどの大応援団となりました。この話は、福島県内ではニュースで大きく取り上げられましたが、埼玉県ではあまり話題にならなかったと記憶しています。
でもこの話、生徒たちもそうですが、一連の交流を支えていたのは保護者の力が大きかったようです。数年前にこの話を当時の校長から直接聞く機会がありましたが、いわき市までの交通費や、校歌の音源を作成する費用、そして、ボランティアのため現地に向かう高校生たちのすべてを支えていたのは、もちろん保護者の方々でした。
「家庭教育はすべての教育の出発点である」と言われます。生徒たちを育てるのは、私たち学校の職員だけではありません。まずはご家庭での教育があり、それを私たちがお手伝いしているとも言えます。学校からみれば、皆さんが応援団となるわけですが、皆さんからみれば、学校こそが応援団とも言えます。こうやって両者が力を合わることで、1+1が3にも5にもなっていくのだと思います。
PTAは保護者と教職員の協同組織です。生徒のために同じ方向を向いて取り組んでいくとき、教育的な効果が高まります。いずみ高校のPTA後援会の活動がますます充実・発展し、学校とともに生徒たちの成長を促していくことを期待しています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
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台風・大雨に注意

いずみ高校の明日は、現在のところ、平常授業を予定しています。11日午前6時には最新情報を更新する予定ですので、明日の朝は、いつもより早起きをして、安全を第一に登校してください。心と時間の余裕が安全を生み出します。
気象庁の台風情報へのリンク
気象庁の気象警報・注意報へのリンク
日本気象協会の台風情報へのリンク
なお、本ホームページの基幹ネットワークである、県立学校の「学校間ネットワーク」は、アクセスが集中するとつながりにくくなることがあります。そのような場合、本サイトから自動的に緊急情報発信用ウェブサイトにジャンプして、必要な情報を公開できるようになっています。
今のうちに、下記URLをブックマーク等に登録し、緊急情報発信用ウェブサイトにアクセスできるようにしておいてください。
(緊急情報発信用ウェブサイト)https://sites.google.com/a/izumi-h.spec.ed.jp/info/
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衣替え朝礼(全校集会)
6月1日が体育祭だったため、衣替えに伴う全校集会を本日行いました。
梅雨入り前で比較的涼しい体育館でしたが、いずみ高生の夏服が爽やかに映える季節になりました。
また、表彰を行いました。
❖少林寺拳法部
関東大会県予選会 男子単独演武第2位(3-2岡崎)、女子単独演武第2位(3-1田端)、男子団体第3位
❖陸上競技部
学総体南部地区大会 男子走り高跳び第3位(2-1鈴木)、男子やり投げ第6位(3-1高津)、男子円盤投げ第6位(2-1根本)、
男子三段跳び第8位(3-3柏原)、女子100mハードル走第8位(2-2小池)
❖卓球部
学総体南部地区大会 男子ダブルス第3位(3-6仙波・3-6三村組)
❖国際バラとガーデニングショウ
フロントガーデン部門入賞(環境デザイン科)

【校長講話】
6月1日を過ぎました。
わが国では、古来、この日を境に制服を夏服に替える習慣があります。これは平安時代から始まった習慣ですが、制服の着こなしは、その人の品格をあらわすもの。そして、学校の品格を表現するものです。 高校生らしい、爽やかな着こなしを期待しています。これも皆さんの「いずみプライド」です。地域の方へ誇りを示す機会です。
さて、先日ある回転寿司屋さんで、ソフトバンク・ロボティクス社製の人型ロボット「ペッパー君」が働いているのを見ました。人間に代わり、座席の予約や案内をてきぱきとこなしていました。
少し前に、野村総研とオックスフォード大学の共同研究で「10年~20年後、日本の労働人口の約49%が、技術的には人工知能等で代替可能となる」との予測が出されて、話題になりました。ペッパー君の働く姿を見ると、この予測があながち間違いではなく、近い将来の日本の労働市場を大きく変える可能性を感じずにはいられません。
その一方で、この研究では、決して代替できない仕事もあることも指摘されています。創造性、協調性が必要な業務や、非定型な業務は、将来においても人が担うとされています。特に、コミュニケーション能力については、最新の人工知能やロボットのテクノロジーをもってしても、まだまだ人間のそれに追いつくことはできません。ロボットに人間のような主体性を求めることはできないのです。
今日は「主体的に行動する」ことについてお話しします。
「ジェネレーションZ」という言葉を知っていますか。
アメリカでは、生まれた時からインターネットに囲まれて育った世代を「ジェネレーションZ」と呼ぶそうです。2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降に生まれた、社会の問題に関心の強い高校生たちです。
アメリカでは今、その彼らが起こしたムーブメントがきっかけで、かつてない大きなうねりが生じています。銃の規制をめぐる議論です。皆さんも覚えていると思いますが、今年2月、フロリダ州の高校で発生した銃乱射事件がきっかけでした。17人もの高校生たちが尊い命を奪われました。この悲劇は、生徒たちに強い憤りを与え、ツイッターやフェイスブックにより全米の高校生に向けて、「銃の購入や保有を規制する社会をつくろう」という、強いメッセージを発しました。
ここで、SNS、ソーシャルメディアの使い方が皆さんとは随分と違っていることに気づいてほしいと思います。
この訴えに共鳴した全米の高校生たちは翌3月、それぞれの地域で一斉に行動を起こしました。「命のための行進 March for our lives」と呼ばれるこの行動は、全国で約100万人近い高校生を集結させたと報じられました。そして、単なるイベントに終わらず、この高校生たちの思いを受け止め、銃規制の支援に動き出した企業も出てくるなど、大人たちを巻き込んで、アメリカを二分する大論争に発展しています。
フロリダの高校生たちは、ソーシャルメディアによって連帯を訴えつつ、自分たちの理想を実現するために、自ら行動することを選びました。彼らを突き動かしたのは、「己を殺して周囲と同じ様子を装うことに駆り立てられる『同調圧力』」ではなく、自分の心の底から湧いてくる純粋な理想」だったのです。
日本はこの「同調圧力」が強い社会であると言われます。周囲の人間と同じでなければならないという圧力が、異端の排除やいじめの構図へとつながるという指摘もあるほどです。アメリカの高校生たちの「自分たちの暮らす社会は自分たちで変えていこう。そしてその同じ考えを持つ仲間と連帯して、大きな変化のうねりを作っていこう」という主体性には感動すら覚えます。
大人に任せきりにするのではなく、理想の実現に向けて本当に軽やかに動き出したアメリカの高校生たち、素晴らしいと思います。皆さんは、学校での様々な取組の中で、先生方の手を借りずに自分たちだけで何かに挑戦してみようと思うことはありませんか。そして、同調圧力に屈せず、自由な発想で行動を起こすことができるでしょうか。いずみ高生の主体性と行動力に期待しています。
最後に、いずみ高校の目指す学校像と重点目標についてお話しして終わりにします。
いずみ高校の目指す学校像は「地球環境のよき理解者としての、グローバルな視点をもった、品格あるスペシャリストを育成する学び舎」です。 地球環境のよき理解者として、というのは、本校での学びを端的に表現したものであり、品格あるスペシャリストを育成するというのは、明日の職業人として、礼儀やマナーを備えた人材を育てるという学校の思いを示したものです。
そして、重点目標の一つには、「『時を守り、場を清め、礼を尽くす』を実践し、プロフェッショナル人として、規範意識を高めるとともに、他人を思いやる心等、豊かな心を育成する。」というのがあり、品格あるスペシャリストを育てるための具体的な目標を示しています。
何度か話してきたように、
「時を守り、場を清め、礼を尽くす」とは、
人との約束を守る。時間を守る。
感謝や感動を忘れず、謙虚に身の回りを清める。心のゆとりをつくる。
人間関係は心を通わすことから。返事や挨拶をしっかりする。
ことです。
このことを常に心の片隅において、勉強に資格取得に、生徒会活動や部活動に積極的に取り組んでほしいと思います。
その際、主体的に行動することが大切です。皆さんはペッパー君ではないのですから。
梅雨入り前で比較的涼しい体育館でしたが、いずみ高生の夏服が爽やかに映える季節になりました。
また、表彰を行いました。
❖少林寺拳法部
関東大会県予選会 男子単独演武第2位(3-2岡崎)、女子単独演武第2位(3-1田端)、男子団体第3位
❖陸上競技部
学総体南部地区大会 男子走り高跳び第3位(2-1鈴木)、男子やり投げ第6位(3-1高津)、男子円盤投げ第6位(2-1根本)、
男子三段跳び第8位(3-3柏原)、女子100mハードル走第8位(2-2小池)
❖卓球部
学総体南部地区大会 男子ダブルス第3位(3-6仙波・3-6三村組)
❖国際バラとガーデニングショウ
フロントガーデン部門入賞(環境デザイン科)
【校長講話】
6月1日を過ぎました。
わが国では、古来、この日を境に制服を夏服に替える習慣があります。これは平安時代から始まった習慣ですが、制服の着こなしは、その人の品格をあらわすもの。そして、学校の品格を表現するものです。 高校生らしい、爽やかな着こなしを期待しています。これも皆さんの「いずみプライド」です。地域の方へ誇りを示す機会です。
さて、先日ある回転寿司屋さんで、ソフトバンク・ロボティクス社製の人型ロボット「ペッパー君」が働いているのを見ました。人間に代わり、座席の予約や案内をてきぱきとこなしていました。
少し前に、野村総研とオックスフォード大学の共同研究で「10年~20年後、日本の労働人口の約49%が、技術的には人工知能等で代替可能となる」との予測が出されて、話題になりました。ペッパー君の働く姿を見ると、この予測があながち間違いではなく、近い将来の日本の労働市場を大きく変える可能性を感じずにはいられません。
その一方で、この研究では、決して代替できない仕事もあることも指摘されています。創造性、協調性が必要な業務や、非定型な業務は、将来においても人が担うとされています。特に、コミュニケーション能力については、最新の人工知能やロボットのテクノロジーをもってしても、まだまだ人間のそれに追いつくことはできません。ロボットに人間のような主体性を求めることはできないのです。
今日は「主体的に行動する」ことについてお話しします。
「ジェネレーションZ」という言葉を知っていますか。
アメリカでは、生まれた時からインターネットに囲まれて育った世代を「ジェネレーションZ」と呼ぶそうです。2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降に生まれた、社会の問題に関心の強い高校生たちです。
アメリカでは今、その彼らが起こしたムーブメントがきっかけで、かつてない大きなうねりが生じています。銃の規制をめぐる議論です。皆さんも覚えていると思いますが、今年2月、フロリダ州の高校で発生した銃乱射事件がきっかけでした。17人もの高校生たちが尊い命を奪われました。この悲劇は、生徒たちに強い憤りを与え、ツイッターやフェイスブックにより全米の高校生に向けて、「銃の購入や保有を規制する社会をつくろう」という、強いメッセージを発しました。
ここで、SNS、ソーシャルメディアの使い方が皆さんとは随分と違っていることに気づいてほしいと思います。
この訴えに共鳴した全米の高校生たちは翌3月、それぞれの地域で一斉に行動を起こしました。「命のための行進 March for our lives」と呼ばれるこの行動は、全国で約100万人近い高校生を集結させたと報じられました。そして、単なるイベントに終わらず、この高校生たちの思いを受け止め、銃規制の支援に動き出した企業も出てくるなど、大人たちを巻き込んで、アメリカを二分する大論争に発展しています。
フロリダの高校生たちは、ソーシャルメディアによって連帯を訴えつつ、自分たちの理想を実現するために、自ら行動することを選びました。彼らを突き動かしたのは、「己を殺して周囲と同じ様子を装うことに駆り立てられる『同調圧力』」ではなく、自分の心の底から湧いてくる純粋な理想」だったのです。
日本はこの「同調圧力」が強い社会であると言われます。周囲の人間と同じでなければならないという圧力が、異端の排除やいじめの構図へとつながるという指摘もあるほどです。アメリカの高校生たちの「自分たちの暮らす社会は自分たちで変えていこう。そしてその同じ考えを持つ仲間と連帯して、大きな変化のうねりを作っていこう」という主体性には感動すら覚えます。
大人に任せきりにするのではなく、理想の実現に向けて本当に軽やかに動き出したアメリカの高校生たち、素晴らしいと思います。皆さんは、学校での様々な取組の中で、先生方の手を借りずに自分たちだけで何かに挑戦してみようと思うことはありませんか。そして、同調圧力に屈せず、自由な発想で行動を起こすことができるでしょうか。いずみ高生の主体性と行動力に期待しています。
最後に、いずみ高校の目指す学校像と重点目標についてお話しして終わりにします。
いずみ高校の目指す学校像は「地球環境のよき理解者としての、グローバルな視点をもった、品格あるスペシャリストを育成する学び舎」です。 地球環境のよき理解者として、というのは、本校での学びを端的に表現したものであり、品格あるスペシャリストを育成するというのは、明日の職業人として、礼儀やマナーを備えた人材を育てるという学校の思いを示したものです。
そして、重点目標の一つには、「『時を守り、場を清め、礼を尽くす』を実践し、プロフェッショナル人として、規範意識を高めるとともに、他人を思いやる心等、豊かな心を育成する。」というのがあり、品格あるスペシャリストを育てるための具体的な目標を示しています。
何度か話してきたように、
「時を守り、場を清め、礼を尽くす」とは、
人との約束を守る。時間を守る。
感謝や感動を忘れず、謙虚に身の回りを清める。心のゆとりをつくる。
人間関係は心を通わすことから。返事や挨拶をしっかりする。
ことです。
このことを常に心の片隅において、勉強に資格取得に、生徒会活動や部活動に積極的に取り組んでほしいと思います。
その際、主体的に行動することが大切です。皆さんはペッパー君ではないのですから。
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体育祭
梅雨入り前の晴れ間は予想以上の好天になりました。
スカイブルーの空に白い雲のコントラストが眩いくらいの絶好のコンディションの下、体育祭を実施しました。
生徒の皆さんには校長からのお願いとして以下の3つを挙げさてもらいましたが、見事に達成できたと思っています。また、真夏のような強烈な日差しの中、保護者の方にも多数ご来校いただき、お子様の活躍ぶりをご参観いただきました。誠にありがとうございます。
学科対抗戦
優 勝 環境建設科/6組(965点)
準優勝 生物生産科/1組(865点)
第三位 環境デザイン科/4組(775点)
※下の写真はホワイトバランスの設定ミスによりカラーバランスが崩れています。ご容赦ください。







【体育祭・校長挨拶(抄)】 ※予定原稿
本日の体育祭にあたり、マスコットのイズミンにかけて、校長から3つのお願いをしたいと思います。
まずは、イズミンの「イ」
これは、一所懸命の「イ」です。もてる力を十分に発揮してください。一所懸命競技して、一所懸命応援してください。
次に、イズミンの「ズ」
これは、ズルなんてしない、の「ズ」です。スポーツマンシップとは、ルールを守って正々堂々と競技することです。ズルは絶対ダメです。
最後は、イズミンの「ミン」
みんなで団結、の「ミン」です。学科やクラスの力を合わせて、最大のチーム力を発揮しましょう。みんなで頑張ったことが、みんなの楽しい思い出になります。
「一生懸命、ズルなんてしないで、みんなで団結」のイ・ズ・ミンで盛り上がってください。
皆さんの健闘を祈ります。
スカイブルーの空に白い雲のコントラストが眩いくらいの絶好のコンディションの下、体育祭を実施しました。
生徒の皆さんには校長からのお願いとして以下の3つを挙げさてもらいましたが、見事に達成できたと思っています。また、真夏のような強烈な日差しの中、保護者の方にも多数ご来校いただき、お子様の活躍ぶりをご参観いただきました。誠にありがとうございます。
学科対抗戦
優 勝 環境建設科/6組(965点)
準優勝 生物生産科/1組(865点)
第三位 環境デザイン科/4組(775点)
※下の写真はホワイトバランスの設定ミスによりカラーバランスが崩れています。ご容赦ください。
【体育祭・校長挨拶(抄)】 ※予定原稿
本日の体育祭にあたり、マスコットのイズミンにかけて、校長から3つのお願いをしたいと思います。
まずは、イズミンの「イ」
これは、一所懸命の「イ」です。もてる力を十分に発揮してください。一所懸命競技して、一所懸命応援してください。
次に、イズミンの「ズ」
これは、ズルなんてしない、の「ズ」です。スポーツマンシップとは、ルールを守って正々堂々と競技することです。ズルは絶対ダメです。
最後は、イズミンの「ミン」
みんなで団結、の「ミン」です。学科やクラスの力を合わせて、最大のチーム力を発揮しましょう。みんなで頑張ったことが、みんなの楽しい思い出になります。
「一生懸命、ズルなんてしないで、みんなで団結」のイ・ズ・ミンで盛り上がってください。
皆さんの健闘を祈ります。
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