2018年7月の記事一覧
第1学期終業式
記録的な猛暑の中の終業式となりました。
体育館内の気温が高くならないうちに、時間もできるだけ縮めて行い、生徒たちの体調面に最大限配慮しながらの実施となりました。そのため、写真のとおり、生徒たちは床に座っての終業式としています。
また、部活動、検定合格の表彰を行いました。
❖少林寺拳法部(学総体県予選) 3-1田端さん、3-2岡崎くん
※二人は東海総体(H30.8.4~6 愛知県西尾市総合体育館)に出場します!
❖漢字能力検定2級合格 2-3三宅くん


【校長講話】
皆さん、おはようございます。
1学期が終了します。
それぞれの目標に向かって頑張ってきた皆さんですが、この4か月近くの成果はいかがでしょうか。3年生にとっては、進路選択もいよいよ大詰めです。夏は雌雄を決する天王山ですから、就職する人も進学する人も、悔いのないように全力で頑張りましょう。
その3学年の皆さんには「進路選択の手引き」に書かせもらったのですが、夢の実現のためには、大志を抱き、果敢に挑戦することが必要です。そのために自分の将来をイメージし、具体的な行動計画を立てなければなりません。具体的な進学先、資格取得、就職先を考えたら、その目標のレベルと現在の自分が持っている力のギャップとを客観的に認識し、そのギャップを埋めるための努力をしなければなりません。
この現状をしっかり把握し、目標とのギャップを埋めていくための行動を「マネジメント」と言います。
今日は「心をマネジメントすること」についてお話しします。
少し前の本ですが、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を知っていますか。映画やアニメ化もされていますのでそちらを観た人もいるかもしれません。本校の図書室にもあります。
この「もしドラ」は、ドラッカーの言葉を世の中に広く知らしめる機会となりました。今では、タイムマネジメント、ライフマネジメント、ワークライフマネジメントといった、マネジメントを含む様々な言葉が生まれています。
いずみ高校の「時を守り、場を清め、礼を尽くす」という言葉も、私は「学校生活マネジメント」のためのものだと思って使っています。学校の規律と活力を高め、品格あるいずみ高生になるという目標を実践するための具体的な行動指針なのです。
もう少しく細かく言うと、、、
「時を守り」は、タイムマネジメントです。
遅刻の多かった現状から、指導スタイルを変更して、遅刻ゼロに向けて取り組んでいます。その結果、遅刻は大きく改善されました。これは本当によく頑張ったと思います。遅刻ゼロにはまだ少し道のりがありますが、生徒のみんなが気持ちを一つにして、時間を守れるいずみ高生になれるように、引き続き、頑張っていきましょう。
「場を清め」は、環境のマネジメントです。
場を清めるとは、環境美化というのが直接の目標ですが、趣旨としては、心を整えることだということを忘れないでください。授業の前に心を整え、安全な実験・実習を心がけることなのです。
日本の自衛隊には「整頓は直角平行一直線」という伝統があるそうですが、有事の際に、現場に速やかに急行できるよう、身の回りは常に整理整頓をしておくという教えなのだそうです。これは警察や消防、救急の世界でも共通しています。
「礼を尽くす」は、コミュニケーション・マネジメントです。
礼儀を守り、挨拶を励行することを基本としていますが、明るく元気に「はい」と返事をすることも大事です。
宮崎駿監督のアニメに登場するヒロインたちは、「礼を尽くす」という点で共通したキャラクターとして描かれていますよね。だから観ていて気持ちがいいんだと思います。
学校でも、家でも、ご近所でも、人と人との関係は返事や挨拶から生まれますから、品格あるいずみ高生を目指し、人とのコミュニケーションを大切にしてください。
このように、マネジメントとは、様々な行動をコントロールして、その人の行動様式を変えることに応用できます。そして、このマネジメントの原動力は、みなさんの「心」です。 ですから、「現状をしっかり把握し、目標とのギャップを埋めていく」という基本を、皆さんの心の中に据えることが必要です。
何ができていなくて、何ができるようになりたいのか、何が足りなくて、どこまで到達しなければならないのか、これらを心に訴えながら行動することが大切なのです。
40日に近い夏休み、この時間を生かすも殺すもあなた次第です。 勉強や資格取得に励む、部活動に頑張る、映画や芸術を堪能する、多くの本を読んで知恵の獲得をする、皆さんはどんな夏休みを過ごすのでしょうか。この時間を有意義に使うか、無為に過ごしてしまうかでは、大げさに言えば、この先の皆さんの未来を大きく変えることになります。 だらだら過ごす夏休みではなく、挑戦し続ける「チャレンジの夏」であってほしいと思います。
チャレンジと言えば、この夏、いずみ高校では、改組20周年を記念した初の海外研修「グローバル・ワークショップ・イン・ニュージーランド」を実施します。これは大いなる挑戦です。
環境先進国として名高い南半球ニュージーランドを訪れ、ヒツジの牧場体験をしたり、アルミニウム製錬工場を見学するほか、インバーカーギル市内の高校を訪れ、アグリビジネスという授業を選択している生徒たちと一緒に1泊2日のフィールドワークを行います。 いずれも日本ではなかなかできない体験ですから、その成果はいずみ高校の生徒みんなで共有し、帰国後フィードバックしたいと考えています。
1年から3年生まで、合わせて16名の生徒たちが参加しますので、皆さんで応援してほしいと思います。 今回は英語科の酒井先生と私が引率者として、出かけてまいります。
私の不在の間は、新島教頭が「校長職務代理者」です。
それでは新学期、9月3日に元気に再会いましょう。
私の話は以上です。
体育館内の気温が高くならないうちに、時間もできるだけ縮めて行い、生徒たちの体調面に最大限配慮しながらの実施となりました。そのため、写真のとおり、生徒たちは床に座っての終業式としています。
また、部活動、検定合格の表彰を行いました。
❖少林寺拳法部(学総体県予選) 3-1田端さん、3-2岡崎くん
※二人は東海総体(H30.8.4~6 愛知県西尾市総合体育館)に出場します!
❖漢字能力検定2級合格 2-3三宅くん
【校長講話】
皆さん、おはようございます。
1学期が終了します。
それぞれの目標に向かって頑張ってきた皆さんですが、この4か月近くの成果はいかがでしょうか。3年生にとっては、進路選択もいよいよ大詰めです。夏は雌雄を決する天王山ですから、就職する人も進学する人も、悔いのないように全力で頑張りましょう。
その3学年の皆さんには「進路選択の手引き」に書かせもらったのですが、夢の実現のためには、大志を抱き、果敢に挑戦することが必要です。そのために自分の将来をイメージし、具体的な行動計画を立てなければなりません。具体的な進学先、資格取得、就職先を考えたら、その目標のレベルと現在の自分が持っている力のギャップとを客観的に認識し、そのギャップを埋めるための努力をしなければなりません。
この現状をしっかり把握し、目標とのギャップを埋めていくための行動を「マネジメント」と言います。
今日は「心をマネジメントすること」についてお話しします。
少し前の本ですが、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を知っていますか。映画やアニメ化もされていますのでそちらを観た人もいるかもしれません。本校の図書室にもあります。
この「もしドラ」は、ドラッカーの言葉を世の中に広く知らしめる機会となりました。今では、タイムマネジメント、ライフマネジメント、ワークライフマネジメントといった、マネジメントを含む様々な言葉が生まれています。
いずみ高校の「時を守り、場を清め、礼を尽くす」という言葉も、私は「学校生活マネジメント」のためのものだと思って使っています。学校の規律と活力を高め、品格あるいずみ高生になるという目標を実践するための具体的な行動指針なのです。
もう少しく細かく言うと、、、
「時を守り」は、タイムマネジメントです。
遅刻の多かった現状から、指導スタイルを変更して、遅刻ゼロに向けて取り組んでいます。その結果、遅刻は大きく改善されました。これは本当によく頑張ったと思います。遅刻ゼロにはまだ少し道のりがありますが、生徒のみんなが気持ちを一つにして、時間を守れるいずみ高生になれるように、引き続き、頑張っていきましょう。
「場を清め」は、環境のマネジメントです。
場を清めるとは、環境美化というのが直接の目標ですが、趣旨としては、心を整えることだということを忘れないでください。授業の前に心を整え、安全な実験・実習を心がけることなのです。
日本の自衛隊には「整頓は直角平行一直線」という伝統があるそうですが、有事の際に、現場に速やかに急行できるよう、身の回りは常に整理整頓をしておくという教えなのだそうです。これは警察や消防、救急の世界でも共通しています。
「礼を尽くす」は、コミュニケーション・マネジメントです。
礼儀を守り、挨拶を励行することを基本としていますが、明るく元気に「はい」と返事をすることも大事です。
宮崎駿監督のアニメに登場するヒロインたちは、「礼を尽くす」という点で共通したキャラクターとして描かれていますよね。だから観ていて気持ちがいいんだと思います。
学校でも、家でも、ご近所でも、人と人との関係は返事や挨拶から生まれますから、品格あるいずみ高生を目指し、人とのコミュニケーションを大切にしてください。
このように、マネジメントとは、様々な行動をコントロールして、その人の行動様式を変えることに応用できます。そして、このマネジメントの原動力は、みなさんの「心」です。 ですから、「現状をしっかり把握し、目標とのギャップを埋めていく」という基本を、皆さんの心の中に据えることが必要です。
何ができていなくて、何ができるようになりたいのか、何が足りなくて、どこまで到達しなければならないのか、これらを心に訴えながら行動することが大切なのです。
40日に近い夏休み、この時間を生かすも殺すもあなた次第です。 勉強や資格取得に励む、部活動に頑張る、映画や芸術を堪能する、多くの本を読んで知恵の獲得をする、皆さんはどんな夏休みを過ごすのでしょうか。この時間を有意義に使うか、無為に過ごしてしまうかでは、大げさに言えば、この先の皆さんの未来を大きく変えることになります。 だらだら過ごす夏休みではなく、挑戦し続ける「チャレンジの夏」であってほしいと思います。
チャレンジと言えば、この夏、いずみ高校では、改組20周年を記念した初の海外研修「グローバル・ワークショップ・イン・ニュージーランド」を実施します。これは大いなる挑戦です。
環境先進国として名高い南半球ニュージーランドを訪れ、ヒツジの牧場体験をしたり、アルミニウム製錬工場を見学するほか、インバーカーギル市内の高校を訪れ、アグリビジネスという授業を選択している生徒たちと一緒に1泊2日のフィールドワークを行います。 いずれも日本ではなかなかできない体験ですから、その成果はいずみ高校の生徒みんなで共有し、帰国後フィードバックしたいと考えています。
1年から3年生まで、合わせて16名の生徒たちが参加しますので、皆さんで応援してほしいと思います。 今回は英語科の酒井先生と私が引率者として、出かけてまいります。
私の不在の間は、新島教頭が「校長職務代理者」です。
それでは新学期、9月3日に元気に再会いましょう。
私の話は以上です。
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