校長室から

2020年6月の記事一覧

朝勉強会の様子(6/22・23)

 昨日6月22日から学校の通常登校が再開されました。
 新型コロナウイルス感染のリスクを抱えながらも、「新しい学校生活」の下、マスクやフェイスシールドをして、多少の不自由は強いられているものの、いずみ高生と徒教職員たちは元気に学校生活をリスタートさせています。

 昨朝と今朝は、4月から延期されていた、1年生の「朝勉強会」の初日にお邪魔しました。
 3つの密を避けるため、生物系・環境系それぞれで曜日を分けての勉強会ですが、昨日と今日を合わせた学年全体では、100名近くの生徒が集まってくれています。勉強会に参加してくれている生徒には毎年話していることですが、夢を抱き、目標を掲げ、充実した学校生活を送れる人は成功します。そして必ず幸せになれます。
 このクラスは「1年7組」です。チューターの林先生の下に集う皆さんは、共に闘う「仲間」です。朝勉強会は「団体戦」なのです。ともに励まし支え合うことで自己を高め合う機会にしたいですね。
 今朝の言葉は短くまとめれば「初心忘るべからず!」です。

   

 

 

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「新しい学校生活」下の授業~分散登校中の様子~

 学校が再開されて3週間目を迎えています。今週もクラスを半分に分けての午前・午後授業ですが、全部のいずみ高生が毎日登校するようになりました。梅雨入りしたとはいえ、暑い日々が続いており、新型コロナウイルス感染症対策もさることながら、熱中症予防に万全を期す必要があります。

 それでも今日は「暑さ指数(WBGT)」がそれほど高くならず、気温も昨日と比して幾分穏やかでしたから、屋外での実習授業等も気持ちよく行えたのではないでしょうか。校内をぶらり散歩しながら、いずみ高生が学びに集中している姿を見てとても嬉しくなりました。

   

各教室では3密を避けるため、座席は一つ置きとしています。十分なフィジカル・ディスタンスをとっています。

  

体育の授業ではエクササイズ・ダンス、専門学科の学びも本格化しつつあります。

 

生徒も教職員もマスク又はフェイスシールドを着用し、屋外実習の後には十分な水分補給を心掛けています。

 

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熱中症に注意し「事故ゼロで安心安全ないずみ高校を!」

 学校再開とともに夏の暑さがやってきました。特に梅雨時の今は、真夏以上に湿度が高く熱中症のリスクが高まります。新しい生活様式とともに定着したマスク着用ですが、マスク着用時は喉の渇きを感じにくくなり、熱中症になりやすいとの指摘があります。喉が渇いてからではなく、定期的な水分補給・塩分補給を心掛けましょう。

 厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染予防が必要なこの夏は例年より一層、熱中症に注意する必要があるとして、「新しい生活様式」を踏まえた熱中症を防ぐためのポイントをまとめていますので、これらの注意をしっかり守ってください。

1 マスクの着用
 マスクは飛沫の拡散予防に有効だが、着用していない場合と比べると心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど身体に負担がかかることがある。高温や多湿といった環境下でのマスク着用は熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合にはマスクをはずすようにする。マスクを着用する場合には強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がける。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要。

2 エアコンの使用
 熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効。ただし、一般的な家庭用エアコンは空気を循環させるだけで換気はしていない。新型コロナウイルス対策のためには冷房時でも窓を開けたり換気扇を使ったりして換気を行う必要がある。この場合、室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をする。

3 涼しい場所への移動
 少しでも体調に異変を感じたら速やかに涼しい場所に移動することが熱中症予防に有効。屋外の実習時に体調の変化を感じたら、担当教員に申し出て、日陰や風通しのよい場所に移動してするなどして休息する。それでも体調が落ち着かなければすぐに保健室に。

4 日頃の健康管理
 毎朝など決まった時間の体温測定、健康チェックは熱中症予防にも有効。平熱を知っておくことで発熱に早く気づくこともできる。日頃から自分の身体を知り、健康管理を充実させ、体調が悪いと感じたら無理せず自宅で静養する。

 

 

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実験実習棟建設の進捗について

 昨年から今年度上半期にかけて行われている実験実習5号棟の工事はほぼ終了しました。現在は体育館の南側に実験実習4号棟の建設を行っています。

 本館(HR棟)の道路を挟んで北側にある実験実習5号棟は今年3月に竣工し、今年度の授業から活用されています。「環境建設科第二実習棟」と呼ばれていた旧棟の北東側に時計回りに約60度ほど向きを変えて建設されたものです。現在は旧棟の取り壊しがほぼ終了して、実験実習5号棟の姿がよく見えるようになりました。この棟では測量等の実習を中心に授業が行われます。

  

 

 実験実習4号棟は昨年度後半から工事が始まったもので、古い実習棟であった「生物系第一(環サ等の授業で使用してた建物)」と「環境系第一(通称:環デ棟)」の2棟を取り壊し、それに代わって建設される新棟は両旧棟の機能を合わせた複合実験実習棟となるよう設計されています。
 作業工程の関係から、まず生物系第一棟と部室棟を取り壊した上で、この地に新たに新棟を建築するための基礎工事等が行われているところです。実験実習4号棟の写真は「小川工業株式会社」の専用サイトからの転載です。

  
  中庭南側から見た旧生物系第一棟   取り壊される旧生物系第一棟(泣)   更地となり基礎工事が始まる

      

体育館南東角から見た新棟建設の現場  ドローン撮影による建設現場の様子  解体に携わった友伸工業の皆さん

 

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校長講話に代えて(学校再開にあたっての校長メッセージ)

 いよいよ学校が再開されました。
 以下に示すものが「いずみ高校・学校再開ロードマップ」です。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止のための臨時休業が長く続いたり、学校再開後は、授業時間確保のために夏休みが8月1日から24日までとなったり、土曜日に定期考査を実施したりすることを余儀なくされるという、大変変則的なスケジュールとなっています。
 まずは体調に注意して、元気に健康で学校生活を送れるようにしましょう。

 なお、ロードマップでは6月22日から「通常登校」となっていますが、これは学校設置者である県教育委員会が判断することとなっています。そのため、その判断によっては通常登校の時期はズレることがあります。

 

【校長講話(文書で配付済み)】

 新型コロナウイルスの感染を防ぐ目的で、国の緊急事態宣言や埼玉県の緊急事態措置がようやく解除されました。

 学校の臨時休業という長いトンネルを抜けて、いよいよ今日から学校が再開されます。皆さんには、休業期間中の「STAY HOME」に協力してもらうとともに、学校からの課題、スタディサプリや自宅での学習に意欲的に取り組んでもらったことに感謝します。先生方も、オンライン教育に挑戦し、数々のコンテンツを配信してくれました。離れていても、皆さんのことばかり考えながら、思いを込めて作成した一つ一つのコンテンツこそが、皆さんに対する愛情の証です。

 ところで、4月以降、ほとんど学校に来ることが叶わなかった皆さんには、この春のいずみ高校の転出入職員を紹介する暇(いとま)がありませんでした。コロナ禍は、出会いと別れの季節を別のものに変えてしまいました。いつもなら5月には「離任式」を行っていますが、今年度は実施できませんでした。転出や退職された先生方はお別れの言葉もなく学校を離れることとなったことをとても残念がっていました。

 さあ、待ちに待った学校の再開です。友達や先生方とともに学べることに感謝しつつ、自分の夢や目標に向かって、焦らず一歩ずつ向かっていってください。まずは感染症と向き合いながら、自分や家族、大切な人の健康を守ることに務めてください。埼玉県教育委員会は、学校の安心安全のために、以下のような「彩の国 新しい学校生活 5つの安心宣言」を掲げています。

1 家庭と学校が連携した健康管理の徹底 
2 マスク着用の徹底
3「3つの密」の回避の徹底
4 手洗い等の徹底 
5 環境衛生管理の徹底

 毎日、朝と夕方、必ず自分の体温を測ってください。発熱や空咳などの症状、強い倦怠感等を感じたら、すぐに保護者と相談して、学校に連絡してください。また、登下校中を含め、学校生活の中ではマスクを着けてください。飛沫感染を防ぐために最も有効な手段がマスクです。さらには、普段の学校生活の中で、握手やハイタッチ、近距離での会話など、密集・密接場面を作らないようにしましょう。そして、休み時間、トイレに行ったときなど、石鹸を使ってこまめな手洗いを徹底しましょう。いずみ高校では、皆さんが共用するドアノブ、スイッチ、蛇口等は、先生方が定期的に消毒をしてくれています。身の回りのものを消毒することも大切ですが、それよりも効果的なのは手洗いの励行だと言われています。新型コロナウイルスの感染は「飛沫感染」と「接触感染」ですから、一人一人が感染防止の行動をしっかりとること忘れないでください。 

 もう一つ、心掛けてほしいことがあります。それは「他者を思いやる心」を持ち続けることです。 長いSTAY HOME生活によって、多くの人々が強いストレスを感じているはずです。そのため、思いやりの気持ちが欠如すると、ちょっとしたことでもトラブルになってしまいます。世間では、SNSなどのネット上で、フェイクニュースが流れ、出処不明の怪しい情報が溢れています。SNSで「わかりやすい医療情報」を発信している山本健人医師によれば、ネット情報を見極める7つのポイントがあると言います。
 その情報を発信している人が、本当に専門家なのか。一見すると、専門家のようでも、実は厳密に言うとその分野は専門ではない、という場合もあります。また、その情報の「出典は何か」「エビデンス(科学的根拠)はあるのか」を常に考えましょう。出典がないのであれば、それは「あくまで個人的な意見に過ぎない」可能も大きいのです。さらには、医療に関する情報は、最初は正しいと思われていたことでも、時間が経って研究が進んだ結果、誤った情報となることもあります。最新の情報を入手するとともに、SNS上にある情報はいつのものなのかを確認しましょう。そして、リプライ欄を見ていると、専門家がデマを否定していることがあります。リツイートする前にリプライ欄を見れば、「これデマじゃないかな?」と疑うことができます。「他の人がどういう見解を示しているか」を常に確認することが大切です。

 このように、人は不安を感じるとたとえ悪意がなくても、デマを流したり、「自粛警察」さながらに、他人の行為を強く批判するといったことが起きたりします。脳科学者の中野信子氏によれば、人間の脳には「他人を引きずり下ろしたり、自分よりも上だと思っている人が失敗したときに快感を覚える」という「シャーデンフロイデ」と呼ばれる働きがあり、嫉妬や妬みなどの負の感情を抱きやすいところがあるのだそうです。注意していないと、知らぬ間に自己を「スカッ」とさせるため、デマやフェイクニュースを創り出してしまうというのです。

 せっかく会えた人たちと良好な関係を築くため、思いやりの心をもって、今日からのいずみ高校を心楽しい空間にしてください。すべては皆さんの心がけ次第です。

 

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