2021年4月の記事一覧
朝勉強会
【本日の朝勉強会の様子】
7時30分に朝勉強会の会場に行ったら、すでに多くの生徒が勉強をしていました。今日は、教科の勉強ということで、数学のプリントが用意されていましたが、自分なりに他の教科の勉強をする生徒もいました。
朝勉強会は毎日行っていますので、毎日参加するだけでも勉強時間は多くなります。なかなか家では勉強できないとか、勉強の仕方がわからなければ、とりえあず、朝勉強会に来てみるのが効果的です。
朝勉強会をして、放課後は部活をしてと、学校生活のスタイルを確立すると、学校生活を充実したものとすることができ、ゆくゆく希望の進路を実現できます。
1学期始業式
【始業式 校長講話】
皆さん、改めまして、おはようございます。令和3年度の新学期のスタートとなります。
先ほど、新しい先生方の着任もあり、また、この後の入学式では新1年生も入学してきます。新2年生・3年生にとっても、新たにスタートする機会です。
新学期にあたり、私から皆さんに、昨年度から引き続き「時を守り、場を清め、礼を尽くす」ことと、今年度の目標をそれぞれが立てることをお願いします。3年生だったら、もう自分の進路について決断するとか、2年生だったら、1年生のときは、だらだら過ごしてしまったから、勉強と部活動の両立をするとか、いろいろあると思います。
さて、これからの社会は、Society5.0という、AIの人工知能を用いた情報分析が発展することやIoTインターネット オブ シングスと言われるすべての物がインターネットにつながる社会になると言われています。車の自動運転などがそれにあたります。通信回線は5Gが必要です。しかし、すべてがSociety5.0になることとは考えにくいです。
資源国でない日本は、農業分野では品種改良で商品価値を上げ、工業分野では、その精度や耐久性などで信頼性を得て、発展してきました。引き続き工夫改善をしていかなければなりませんが、それは人の英知に依るところが大きいと思います。
現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため新しい生活様式が求められ、自宅での食事が多くなってきたことから食に関して再認識されることや、国どうしの利害関係から単に人件費の安い国で、ものを生産することを改める傾向がでてきています。
本校での学びが、改めて生かせるのではないかと期待するところです。
新型コロナウイルス感染症が予断を許さない状況にもあり、今年度も制限がある中の学校生活かもしれませんが、これが何十年も続くとは思えません。Withコロナ・アフターコロナの時代となり、皆さんの力を大いに発揮できる時が来ると思います。
そのためにも毎年自分の目標を設定して、少しずつでもステップアップしてください。また、目標をクリアしなくても、その取り組んだプロセスが大事となります。いずみ高校の学校生活で、自分の可能性を広げていってください。
始業式にあたって私からは以上です。
令和3年度 入学式
【式辞】
桜の花から新緑の新芽がまぶしい今日の佳き日に、保護者の皆様の御臨席を賜り、「令和三年度 埼玉県立いずみ高等学校 入学式」を挙行できますことは、本校関係者にとりまして、大きな喜びでございます。
ただ今、入学を許可いたしました、いずみ高校第二十三期生、二百三十八名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎いたします。
本年度も引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、御臨席について制限をさせていただいておりますが、こうして保護者の皆様と一緒に入学を祝福することができ、教職員一同、心からお慶びを申し上げます。
本校は、与野農工高等学校をその前身とするも、平成十一年に改組され、全国初となる「生物・環境系総合高校」に生まれ変わりました。東京ドームのおよそ一・五倍を誇る校地は、農業技術者の養成機関として、戦前から戦後にかけてこの地に存在した「農民講道館」から譲り受けたものです。「いずみ」という名は、「湧きて流れる泉の丘に」と歌い継がれてきた校歌の一節に由来します。この地が荒川水系の湧水帯に位置しており、かつて豊富な地下水が湧き出る「泉」が数多く点在していたことを、ボブ・デュランの「風に吹かれて」の邦訳者として知られる、野上 彰 氏が本校のために作詞したものです。
是非こうした長い本校の歴史と伝統を受け継ぎ、「いずみプライド」を築き上げていってほしいと思います。そのために、新入生の皆さんに是非とも心がけてほしいことを、一つお話しします。
それは、コミュニケーション力をつけてほしいということです。
友達同士での何気ない会話の中でも大切です。言葉が足らず、誤解されることや、自分の気持ちが伝わらなかったことはありませんでしたか?きちんと相手に伝えることを心がけてください。
AIや情報技術の発展により、急激な変化を伴う社会へと変化していくということが言われています。原因は違いますが、新型コロナウイルス感染症により新しい生活様式を求められました。予想もしていなかった変化への対応を迫られました。
昨年度は、学校が臨時休校となるなど、対面での授業ができず、普段の対面での授業、すなわち、相手の顔をみて、コミュニケーションをとることがいかに大切かということが身に染みて感じられました。SNSやメールなどの文章のみからでは、言葉を省略するなどで、きつい印象で相手に伝わることがあります。自ら口で伝えようとしたこととは異なって伝わるかもしれません。
今後、急激に社会が変化しても、大切になってくるのが、コミュニケーションで、仕事を行う上でも最大の武器にもなると考えます。本校の教育活動の中でコミュニケーション力を高めてください。
結びに、皆さんの頑張りを本校の教職員は全力でサポートします。保護者の皆様におかれましては、思春期の難しい年ごろとは存じますが、是非、ご家庭でもお子様とのコミュニケーションを大切にしていただき、基本的生活習慣や家庭学習の御指導などに、格別の御協力をお願い申し上げます。
いずみ高校での高校生活を思い切り楽しみ、三年後にはお子様が心身ともに大きく成長した姿で、いずみ高校を巣立ってくれることを祈念して、式辞といたします。
令和三年四月八日
埼玉県立いずみ高等学校長 小川 剛