2022年4月の記事一覧
左官実習 ー環境建設科ー
4月19日(火)5・6時間目に3年生の課題研究の授業がありました。5号棟での様子を見に行ったところ、環境建設科で左官の実習を選択した生徒たちの授業を行っていました。
一般社団法人 埼玉県左官業協会の 渡邉 貞夫 会長にもお越しいただき、インストラクターに大下 愛美さんを迎え、ご指導をいただきました。
規定の枠の中の段差のある面にモルタルをコテで塗っていきます。インストラクターの大下さんは、生徒に教えながら何気なくきれいに塗ってみせます。角の処理や面をきれいにするなど、とても難しそうです。生徒はこれから時間をかけて実習をしていきます。
最後には、技能技術検定にもチャレンジするそうです。
写真では小さくて、わかりにくいですが、生徒の目が真剣です。
食堂の食器が新しくなりました
食堂の器やトレーなどの食器が新しくなりました。食堂で味噌ラーメンを食べてきました。380円です。食器が新しくおしゃれなものになったので、味も一段とおいしく感じます。この日の丼ものは、麻婆丼でした。
下記の写真は、お昼時の様子です。
食堂では、一緒にパン類も販売しています。アンパンも購入しました。
パンは、昇降口のところに設置してある自動販売機でも売っています。放課後の部活動の後に、小腹を空かせた生徒がよく購入しています。
朝勉強会、始まっています!
先週の4月11日(月)から、朝勉強会が始まりました。
大勢の1年生が参加してくれて、1号棟の3つの部屋に分かれて、勉強をしていました。
早速、本日(18日)は、7月24日(日)に行われる危険物取扱者試験の願書が配布され、願書の書き方などの指導がありました。この後の朝勉強会では、この危険物取扱者試験に向けての勉強も行っていきます。大半の生徒は乙4類を受験すると思いますが、高校レベルの物理、化学の問題も課せられますので、そんなに簡単に受かるものではありません。先輩たちも頑張って合格を手にしてきていますので、やればできます!
令和4年度 入学式 式辞 を掲載します。
大変遅くなりましたが、4月8日(金)に本校体育館で、入学式を行いました。
その際の校長式辞を掲載します。
式辞
春のうららかな今日の佳き日に、保護者の皆様の御臨席を賜り、「令和四年度 埼玉県立いずみ高等学校 入学式」を挙行できますことは、本校関係者にとりまして、大きな喜びでございます。
ただ今、入学を許可いたしました、いずみ高校第二十四期生、二百四十名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎いたします。
本年度も引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、御臨席について制限をさせていただいておりますが、こうして保護者の皆様と一緒に入学を祝福することができ、教職員一同、心からお慶びを申し上げます。
本校は、与野農工高等学校をその前身とするも、平成十一年に改組され、全国初となる「生物・環境系総合高校」に生まれ変わりました。東京ドームのおよそ一・五倍を誇る校地は、農業技術者の養成機関として、戦前から戦後にかけて、この地に存在した「農民講道館」から譲り受けたものです。「いずみ」という名は、「湧きて流れる泉の丘に」と歌い継がれてきた校歌の一節に由来します。この地が荒川水系の湧水帯に位置しており、かつて豊富な地下水が湧き出る「泉」が数多く点在していました。このことを、ボブ・デュランの「風に吹かれて」の邦訳者として知られる、野上 彰 氏が本校のために作詞したものです。
是非こうした長い本校の歴史と伝統を受け継ぎ、今後のいずみ高校を築き上げていってほしいと思います。そのために、新入生の皆さんに、二つお話しします。
一つ目は、何事にも主体的、積極的に動くことをお願いします。中学校までは、義務教育で、皆さんが同じようにできることを求められ、時には、先生から促されることもあったかもしれません。高校は、義務教育ではなく、皆さんが志望してきてもらっています。本校で勉強したいと望んできてもらっています。このことを忘れずに、何事にも主体的に積極的に動いてください。先生や他の人から指示を待っていたのではだめです。なぜ、主体的、積極的に動くことが大切かというと、これからの社会が、急激に変化をしてく世の中になると言われているからです。現状でよしとしていると、置いて行かれます。常にアンテナを高くし、自分自身が対応できないといけません。大人になると、いつも誰からか指示されるものでもありません。高校生のうちから、自ら動けるようにしてください。
二つ目は、本校での学校生活を有意義なものとするため、学校内での居場所を見つけてください。クラスで友達をつくることもそうですが、クラス内ばかりではありません。普段の勉強はもとより、部活動、朝自習、生徒会、農業クラブなど、みなさんが活動できる場がたくさんあります。何か熱中できることを見つけてみてください。また、きっかけもたくさんあります。中学校までの自分を変えることができます。学校に居場所を見つけること、すなわち、学校に目を向け続けること、学校に気持ちを持ち続けることを意味します。コロナ渦で、感染不安から登校するのが心配になることもあるかと思いますが、学校は感染対策もしていますので、学校に毎日登校することを心がけ、居場所を見つけてみてください。本校での高校生活で、三年後の進路を見出してください。三年後に、進路を実現することで、結果が見えてくると思います。
結びに、皆さんの頑張りを本校の教職員は全力でサポートします。保護者の皆様におかれましては、思春期の難しい年ごろとは存じますが、ぜひ、ご家庭でもお子様とのコミュニケーションを大切にしていただき、基本的生活習慣や家庭学習の御指導などに、格別の御協力をお願い申し上げます。
いずみ高校での高校生活を思い切り楽しみ、三年後にはお子様が心身ともに大きく成長した姿で、いずみ高校を巣立ってくれることを祈念して、式辞といたします。
令和四年四月八日
埼玉県立いずみ高等学校長 小川 剛