校長室から

2023年3月の記事一覧

卒業生調査の報告会がありました!

 同窓会の「わかくさ会」による卒業生調査を、ものつくり大学の田尻研究室にお願いして、3月23日(木)にその報告会がありました。調査は、今年度中に、いずみ高校1期生から15期生までを対象に行ったもので、その結果を分析してもらいました。
 田尻先生にお越しいただき、直接、ご報告をいただきました。

 いずみ高校_卒業生調査報告会.pdf

 調査をとおして、今後のわかくさ会への支援や本校生徒への就職等への支援など、卒業生から温かいお申し出もいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 今後、いただいた調査結果を基に、卒業生への協力依頼などをさせていただきますが、まずは、ホームカミングなどの本校に足をお運びいただくような機会を増やせればと考えております。

 引き続き、本校へのご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

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ボードゲームによる学習

 学年末のこの時期は、特別時間割で授業を行っています。
 本日(17日)は、2学年で、埼玉県版SDGsボードゲーム体験学習、1学年は、ボードゲームによる進路学習が行われました。いずれも、班で話し合うような形式で、ようやくこのような学習もできるようになりました。

●2学年 埼玉県版SDGsボードゲーム体験学習

 一般社団法人 未来技術推進協会が埼玉県版ふるさとSDGsボードゲーム作成プロジェクトで作成したもので、ボードゲームをとおして、SDGsの理解増進をするものです。協会から講師をお招きして、クラス単位で行いました。環境教育を推進する本校だけに、生徒も思った以上に面白かったようです。

 

 

 

 

 

 

●1学年 ボードゲームによる進路学習

 1学年も、ボードゲームにより職業を知る学習でした。こちらもクラス毎に班で行っていました。案外、知らない職業もたくさんあり、迷いながら、でも楽しそうに取り組んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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卒業証書授与式の式辞を掲載します。

 

 

 

 

 

 

 本日、令和5年3月10日(金)10時30分から卒業証書授与式が行われました。

 22期生226名が巣立ちました。

 参考に式辞を掲載します。

 

 式辞

 春の兆しが日に日に強く感じられるようになってきた今日の佳き日、本校PTA会長をはじめ、多くの保護者の皆様にご臨席を賜り、こうして「埼玉県立いずみ高等学校 第五十九回卒業証書授与式」を挙行できますことは、本校関係者にとりましても、大きな喜びでございます。ご臨席を賜りました皆様に、厚く御礼申し上げます。

 感染症防止の観点から、今回もすべての在校生の参列を叶えることが出来なかったのは誠に残念ではありますが、在校生のすべてが、温かい気持ちで卒業生を祝福する思いでいることを、この場をお借りして、お伝えさせていただきます。

 さて、本校第五十九回卒業となる二百二十六名の卒業生の皆さん、卒業誠におめでとうございます。

 皆さんの高校時代を振り返ると、新型コロナウイルス感染症により臨時休校で始まり、学校生活に制限を課せられ、学校行事が中止や延期となるなど、我慢を強いられました。幸い、2年時には体育祭を実施でき、3年時には延期した沖縄への修学旅行にも行くことができました。充実した高校生活であったかというとそうではなかったかもしれませんが、3年時には湧泉祭も実施できたことも思うと、経験できた数少ない学校行事が高校生活の印象として強く残っているのではと推察いたします。

 社会全体が大きな転換を求められ対応してきましたが、本校の重点目標の1つである「時を守り、場を清め、礼を尽くす」は、今後も、社会人として働くにあたっては大事な心構えであり、普遍的なものとして、コロナ禍ではあっても大事にしてきました。卒業にあたって、改めて「時を守り、場を清め、礼を尽くす」の言葉をみなさんにお贈りします。

 この言葉を、昨年末に行われたサッカーワールドカップカタール2022での日本代表の活躍に照らしてみたいと思います。

 サッカーは、相手と接触するときもあります。しかし、ルールに則ったプレーで、相手からもリスペクトされるような日本代表であったと思います。時を守りは、時間のみならず、決まり事などもルールもきちんと守るということが大事で、そうであったからこそ、サポーターや観客が一生懸命に応援ができたと思います。

 つぎの場を清めですが、決勝トーナメントのクロアチア戦において、日本は破れてしまいます。しかし、そのときに使われた日本代表の控室であるロッカールームは、使う前よりもきれいに、さらに、そこには折り鶴を添えて感謝のメッセージが置いてあったというエピソードが報じられました。試合を支えた裏方のすべての方にも感謝をしている訳ですが、まわりの人も次もがんばろうという気持ちになれます。きちんと整理整頓された環境であれば、プレーに全力を尽くせるでしょう。社会人であれば、それは不用意な事故に合わないことにつながります。

 最後の、礼を尽くすですが、森保監督は、予選リーグのときから、その試合が終わった時にサポーターの方に深々とお辞儀をしていることも報道されました。決勝トーナメントのクロアチア戦で敗れますが、このときもサポーターの方にお辞儀をしています。勝利しても敗れても「礼」を大切にする姿勢が伺えます。サポーターにしても、また次も応援しようという気持ちになるものです。

 このように世界の場においても「時を守り、場を清め、礼を尽くす」は通じるものであり、その行動は思っている以上に尊敬もされるものです。1つ1つは些細なことかもしれませんが、みんなが気持ちよく取り組めます。これからも「時を守り、場を清め、礼を尽くす」の実践にみなさんも引き続き取り組むことを期待します。

 保護者の皆様におかれましては、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。

 本校入学時と比べて心身ともに立派に成長した卒業生の皆さんの姿を、職員一同とても頼もしく思っております。そして、この卒業を機に、さらなる大人としての成長を遂げてくれるものと期待しております。お子様の在学中、本校教育活動への格別のご支援とご協力をいただきましたことに、改めて衷心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 結びに、第五十九回卒業生の皆さんが、先行き不透明な社会に向かって果敢にチャレンジして、素晴らしい人生を歩むことを心から祈念申し上げ、式辞といたします。

  令和五年三月十日

                埼玉県立いずみ高等学校長 小川 剛

 

 

 

 

 

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